昨日に引き続き今日もすばらしい天気です!
せっかくなので今日は久しぶりに新しい山に挑戦したいと思います。
最初に候補に上がったのは久留米の高良山。
標高313メートルの低さながら縦走でのロングコースでしっかり楽しめるという山です。
最近になって分かってきたんですが、どうやら僕は高い山よりも横に長い山が好きらしいです。
横に長いってそれもう登山じゃなくねと言われそうですが、どうもそうらしいのです。
ここで、これまでに僕が登ってきた山で好きな山ランキング〜。
1位:立石山
2位:久住山
3位:貫山
おわかりいただけたであろうか・・・どの山も横に広いわりに標高差が小さいことに。
登山好きな人の種類って大きく2つに分かれると思うんですよ。
1つは、体力の限界に挑むために登山する人。山頂をひたすら目指す人や、タイムを縮めることを目標にする人はこっち。
もう1つは山を楽しむことが目的の人。山頂に到達することや、時間は関係なくて、とにかく山を歩くこと自体に意味がある。それが果たせたら山頂に行かなくても別にいいというスタンス。
僕はたぶん後者なんですよね。
登山関係の本とか見ると前者が「登山」で後者は「トレッキング」とか書かれていますが、この区分けが一般人レベルまで普及することはまずないと勝手に確信しているので、「オレ、トレッキング派だから」などとドヤ顔でこの言葉使うのはやめておきます。
たぶんファッション雑誌を読みすぎて「オレ、ちょっとここんち()のアイウェア()にこだわってみようと思って」とか言うくらいイタイので。
レインウェアは登山者の中ではわりと一般的になっていてそれだけでもびっくりなのにトレッキングてアナタ。
いや、その言葉自体は使うでしょうけど、「登頂を目的とせずに山を楽しむ」の意味で伝わることとか絶望的にありえないと思いますよ。
会話の中でその言葉出してもたぶん普通の人はイコール登山でとらえて、アンジャッシュ的なすれ違い会話を引き起こしそうなので、この区分けやめたほうがいいと思うんですよね。
えー、めっちゃ話がそれましたが、そういうわけで高良山はこの「山を楽しむ」ための山としてとても良さげなわけですよ。
立石山は楽しいけどいかんせん狭いので、どうしてもすぐ終わってしまう。
久住山は遠い。
この高良山はその間を取った感じな気がするんです。
なので、この山を候補に考えたんですが、アクセス方法を見ると電車からのアクセスがかなりいいことに気付きました。
…じゃあ今度でいいか。
今日はすでにレンタカーを借りてしまったしな…。
いや、別に車で行ってもいいんですが、せっかくなら車のときしか行けないところに行きたいかなって。
そこでもう一度探してみて、ヒットしたのが「黒髪山」。
名前は何度も聞いていたのでそういえばそんな山があったなという感じだったんですが、詳細を見てみるとこの山も横に広い感じのようです。
地図で見ると広いのに標高は516メートル、標高差はわずか200メートルという低さ…これだ!
ということで黒髪山に決定。
いやー今日も文句なしのいい天気ですね!
調べた情報によると有馬ダムの駐車場に停めて登るのがメジャーらしいです。
有馬駐車場で調べても出てこなかったのでとりあえず近くにある有馬小学校を目指しました。
二丈から伊万里までの数十キロが無料高速道路で遠いようで近いのが嬉しいですね。
有馬小学校までやってきました。しかし住宅街という感じで近くに駐車場がありそうな気配が…やっぱりもうちょっとちゃんと調べてくるべきだったかな…。
ダメ元で先へ進んでみたんですが…。
ほんの数100メートルぐらい先にありましたw
トイレは水洗ではありませんが、逆に水洗じゃないのにあのキレイさはすごいと思います。
毎日掃除してくださっているんでしょうね。
ありがとうございます。
では行きましょう。
独特の雰囲気ですね・・・
おもしろいです。
鬱蒼としているんですけど、日当たりはいいんですよね。
あと植物が自然に近いというか…福岡の山はもっと植林が大半を占めていて整然とした感じなんですが、こっちは自然そのままって感じがします。
どっちがいいとかじゃないとは思いますがが、僕はこっちが好きですね。
手作りにしては相当古い気がするんですが…何かの遺跡?
低い山=高い木というイメージが完全に定着してましたが、黒髪山で変えられましたね。
まだ登り始めて10分とかなんですがw
なんか景色がおもしろいですね。
なんか…ダムのわりにキレイですね。ダムってもっと無機質なイメージだったんですが。
ボロボロノキ科(学名:Schoepfiaceae[1])は、ビャクダン目の植物の科のひとつ。APG体系第3版により、Olacaceae(和名は新エングラー体系およびクロンキスト体系ではボロボロノキ科、APG体系第2・3版ではオラクス科)から分離した[1]。
日本には、ボロボロノキが唯一、九州から南西諸島にかけて分布する。ボロボロノキは落葉樹で、落葉のさいに細い枝がぼろぼろと一緒に散ってしまうところから名付けられたという。また、材が、柔らかくてもろくぼろぼろで、役に立たないからと言われている。
・・まじ?
ボロボロだけでもびっくりなのにまさか「の木」のところまで名前の一部だったなんて。
ここから山の中に入ります。
そうそうこういう道が好きなんですよ。急だと景色を楽しむ余裕がなくなってしまいますもんね。
やっぱり横に広い山が好きみたいですね。
左は黒髪山、右は岩尾根とかいうところへ行くらしいです。岩尾根ってなんだ?
名前どおりのものをイメージするとちょっとおもしろそうな感じはするけど…。
が、事前調べの知識に全くないのと、地図からも情報を読取ることができないので、パス!
今日の目的は黒髪山だ!
初めて来たラーメン屋なら担々麺とかじゃなくてただの「ラーメン」を食べるのが暗黙の了解だ!
基本を知らずして応用はない!(何)
ということで左の道へ。
何このムダな本気。
ぼく、これ作った人といい友達になれそうな気がします。
こういう誰も求めてないところに本気出す感じすごくいいです。
ていうか今気付いたけど、これ「黒髪山」って書いてあったのか。
装飾に気を取られすぎて本来の目的果たせてないぞこれw
ていうか数メートル前に同じ意味の案内板見てるから君いなくても大丈夫だよw
まぁ僕にとっては楽しいひとときを提供してくれて本当にありがとうございましたという話ですが。
踏み外したら普通にヤバイ傾斜です。ここはちょっと注意したほうがいいかも。
あれが黒髪山山頂なのかな?
まぁいいや。初回だし、大人しく指示どおりに行きましょう。
意外に足をひっかけるところが少なくて怖い。
滑ったら普通に転がり落ちる感じです。
これ登らせるってか。なかなか乗せてくるなー。
でも楽しいですね。
ちょっとしたチャレンジを小出しにしてくる感じがアスレチックみたいで、よし、やってやろうって気持ちになります。
なんかいまいち臨場感に欠けるな…。
やはりここは自撮りの演技力か!しかたない!
くそーなんで傾斜が伝わらないんだ!
…まぁいいや。
結果、まだこの先は登りが続きました。
470メートルか…ってことは
じゃあまず10分で行けるという英岩から行きましょうか。
ていうか10分てwww1分で行けるやんwwwワロスwwww
笑われるべきは僕のほうだったようです。
ということで動画に逃げることにします。
これなら伝わるでしょう。
え?クライマー?
え、この壁降りたの!?!?
ん?なんか声が聴こえる…。
・・・
なんか「危ないですよー」と聞こえた気が…。
いや・・・
あなたもなかなかのものですよ??
いや、もちろんあちらのほうが装備も実力もきちんとしているので僕のほうが危ないのは確かなんですけど…。
すごいな…クライミングだけは踏み込む勇気ないですね。
さて、黒髪山へ行きましょう。
通路から外れたところに看板があります。
そ、存在感ねーーー。
山頂がただの通路みたいな山は多いですが、通路上にさえない山頂って初めてな気がします(笑)
この山は景色楽しめる場所が多いですね。
さて、また先へ進みましょう。
英山まで来れば地図を見る限り50メートルをかなり緩く下る感じになってるので、のんびり行けそうです。
こっちのほうが普通の道っぽいけど…
うーん、とりあえず左に行ってみるか…。
ここも山頂だったのか(笑)
いま来たのは前黒髪の山頂を経由するための道だったんですね。
下のほうがしっかりした道に見えたのはたぶんこっちが本来のルートだからでしょうね。
すごく細かく書かれてるけどこの時間は何の時間なのか、このポイントは何のポイントなのか全然わからないっていうね。
結構歩いてきた気がするのに常にダムが見えてるのがなんかおもしろい。
地図には載っていないみたいなんですが…登山口があるのかな?
何が書いてあるかわからないまま、すでに3回ぐらい出現。めっちゃアピールしてくる。
3時間半!長かったですねー。
チャレンジ的な岩場とか景色もいろいろ変わったから時間以上に長く感じます。
この岩、リクライニングシートみたいでめっちゃ居心地いい(笑)
このまま寝れそうなレベルですよ。
ていうかあの正面の山、前黒髪?
じゃあ、その奥の山が英山?
こうして見るとすごく遠くに見えますねー。登ってる間はただの通過点みたいな意識ですが、ここから見ると1つ1つ山というのがわかりますね。
せっかくなので西光密寺へお邪魔します。
こっちから行ったほうが順番的に自然だったかもですね。
護摩堂もあるし、行者寺なんですかね?それなら山の案内をするのも自然か。
登りと違うルートで下山しますが、こっちも歩きやすい道です。
地図で見ると谷筋みたいですね。
すみませんジョイナス有田さん。この白い道筋が何を示してるのか全然わからないんですが(笑)
まっすぐ行けといっているのか、まっすぐ行くけどちょっと左にそれるみたいな意味なのか、どちらにしてもその道がどこの道を指しているのかわからないという。
こういうのなんか妙にゾクゾクしませんか?
ほら、木星ってめちゃくちゃ大きいのに「あれほとんどガスのかたまりなんですよ」とか聞くと「えええなにそれ!落ちたらどうなるの???ずっと落ち続けるの?出られないの????」みたいになってなんかゾクゾクしません?
あとこんなのこんなの!↓
デカっ!怖っ!ってなりません?? しかもこれもほとんどガスなんですよ?
は?なにそれキモっ!ってなりません?
なりますよね?(威圧)
そんなノリです。すごく好きです。(好きなのか)
113…?え、まさか深さ100メートルもあるわけじゃ…ないですよね…?
うわ、ちょ、もうそういうのほんと怖っ。でも好き。
30分ぐらい道路を歩くことになりますが、周回ルートで元の場所に戻って来れるっていうのは大きなプラスポイントですね。
登りは3時間かかるのに下りが1時間で終わるというのも今日みたいに登りで充分満足したときには地味に嬉しい。
いやーこの山、とても良かったですね。
ちょっと遠いですが、ランキング1位になるかも。
この町の横断歩道にもれなく設置されてる人形。
なんと全部名前が違うという芸の細かさ。