安いのに実用性充分FIELDOORヘキサタープ

FIELDOOR(フィールドア)というメーカーから出てるタープがだいぶいい感じです。

数年前まで「フィールドア? 聞いたことないメーカーだけど大丈夫なの?」と思ってましたが、わりときちんとしたアウトドアアイテムを出し続けていて、今では自分の中では信頼できるメーカーになってます。

Amazonのアウトドアブランド一覧にも載ってます。

ここに並ぶって結構すごくないですか?

中国のよくわからないブランド()かと思ってましたが、調べると日本ブランドでした。

で、タープをいろいろ物色してたときに目についたのがここのタープだったわけです。

まず、価格が安い。

この価格設定ですよ。

他のメーカーだと大体これの2倍ぐらいはします。

もちろん「安かろう悪かろう」じゃ意味がないわけですが、そんなこともないんですよね。

UVカット97%の遮蔽率

まず、タープに求めるのは日陰としての性能ですよね。

炎天下のキャンプではただそこにいるだけで体力を奪われていきます。

日陰としての性能の目安になるのが遮蔽性と遮熱性。

フィールドアのタープは紫外線を97%カットする遮蔽率と、シルバーコーティングによる気温マイナス4.1度の遮熱性を実現しています。

安いタープは生地が薄く、太陽光をそのまま通してしまうものも多いんですが、このタープはかなり厚手の生地で、しっかり光を遮ってくれます。

3サイズ展開

タープのサイズはS・M・Lの3段階、それぞれ「280cm x 280cm」「440cm x 470cm」「530cm x 570cm」です。

Sは1~2人用、Mは4~6人用、Lは6~8人用といったサイズ感です。

キャンプ場で一番よく見るサイズがMサイズぐらいですね。

ソロキャンプならS、それ以外は基本的にMで大体問題ないと思います。Lはかなり大きく、正直ウェーイ系のなサークルとかでも無い限り違和感と存在感がすごいです。

限られた敷地を譲り合うキャンプ場においてLサイズの大きさは、大きすぎて肩身の狭い思いをしかねないので、余程のことがない限りMで抑えた方がいいと思います。

耐水圧2000mm以上で防水性もOK

タープのもう一つの役割は雨天時の傘としての役割。

つまり防水性が重要になってくるわけですが、このタープは耐水圧2000mmの性能を持っています。

数値で言われてもいまいちピンと来ませんが、防水繊維の最高峰「ゴアテックス」を製造するゴア社が「どんなに強い雨でも2000mm」と言っています。

逆に言えば雨以上の水圧に耐えられないので、滝なんかに打たれたらアウトですが、そんな使い方するわけもなく、「どんなに強い雨」の2000mmに耐えられるこのタープは想定される利用シーンにおいて充分な性能を持っていると言えます。

ポールのバリエーションが豊富

このタープには別売りでポールが用意されていますが、そのバリエーションがかなり豊富なんです。

普通、カラーバリエーションがいくつかあるくらいなんですが、フィールドアのポールはカラーバリエーションに加えて素材、長さも選べるようになっています。

(C)FIELDOOR

色はブラック、レッド、ゴールド、ブラウン、グレー、太さは16mmと32mm、長さは150cm、165cm、240cm、280cmから選べます。

特にすごいのが280cmのポールで、なんと240cmから280cmまで5cm刻みで8段階の長さ調整が可能なんです。

3分割になっていて1本抜くことで短くするようなポールはよくありますが、ここまで小刻みに調整できるポールは他に見たことがありません。

表面もアルマイト加工で仕上げられていて耐久性も期待できます。

タープの抜け防止のために引っ掛ける先端にはローレットが刻まれていたり、足はゴムになっていて地面へのダメージも考えられているなど丁寧な作りです。

1本単位のバラ売りなのも地味に嬉しいポイントです。

タープは必ずしも前後で同じ高さである必要はありません。

出入りしやすくするために入り口側のポールを高くしたりします。

たいていのポールは2本セットなので、これをしたいときに無駄が出てしまうんですよね。

カラーバリエーションが豊富

ポールのバリエーションが豊富とお伝えしましたが、タープ本体もカラーバリエーションが豊富で、4色展開となっています。

ホワイトがあるのがナイスですね。

最近トレンドのナチュラルテイストのキャンプサイト作りにも対応できます。

ポリコットン素材も選べる

バリエーション豊富なのは色だけじゃありません。素材も選べます。

一般的なタープは防水性と軽さに優れるポリエステル製ですが、最近増えてきているポリコットン製も用意されています。

キャンプに行くとやはり焚き火やバーベキューをしたいところですが、ポリエステルは火に弱く、小さな火の粉が当たっただけでも一瞬で穴が空いてしまいます。

ポリコットンは、ポリエステルにコットンを混紡することで耐火性が強くなっています。

価格は割高になりますが、火に強いメリットは大きく、最近じわじわと定番になりつつある素材です。

【ここがダメ】全体的になんかダサい

ここからこのタープのマイナスポイントです。

それはなんとなく全体的にダサいこと。

まず色。

カラーバリエーションが豊富なのはいいんですが、全部地味です。

良く言えば落ち着いた配色なんですが、アウトドアならエネルギッシュな原色系が基本です。

この感覚は同じアウトドアスポーツのスノーボードなんかで痛感するんですが、普段着の感覚でウェアの色を選ぶと、現地で周りはみんな原色でその対比で地味すぎて恥ずかしくなるほどで、テンションダダ下がりになること間違いなしです。

キャンプも同じで、キャンプ場であれば周りにはキャンパーがたくさんいて、みんなが原色の中自分だけ地味な色だとなんか自分だけ楽しめていないような錯覚に陥ります。

アウトドアの色は日常目線で「いくらなんでもこれは派手すぎるでしょ」と思うぐらいでちょうどいいんです。

そしてロゴ。

きちんとしすぎててアウトドア感ゼロです。

こんなロゴならいっそプリントしないでもらいたいです。

ロゴのサイズが小さいのが不幸中の幸いですが・・・。

最後に

見た目がなんとなく残念なフィールドアのタープですが、逆に言えば実用上の問題はゼロということ

それでいて一般的なタープより大幅に価格が安いので買って損はないアイテムですよ。

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公開日:2019.3.16
更新日:
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