【激安ペグ】1個50円のホームセンター金具がペグになる

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ソロキャンプでのペグはどうあるべきか、突き詰めて考えてみました。

きっかけはバンドックのソロベースを使い始めたこと。

これ、ソロキャンプのテントとしてめちゃくちゃよくできてます。

でも、ペグが残念だなと。

このペグの形にこの幅広のベルトは明らかにミスマッチでしょ。

思わず説明書を見返すほどの違和感。

幅広のテープならこのくらいしっかりしたフックじゃないと。

でもこれだと鉄製になるんですよね。

鉄ペグは重いです。

ミニマムにまとめるのがセオリーのソロキャンプに鉄ペグは合わないです。

軽いペグだとアルミになりますが、アルミになるとなぜかこの形がない。

全部この「ちょっとへこませただけ」みたいな形なんですよ。

普通に考えて、張り綱をつなぎとめる形としてかなり頼りないと思うんですが、なぜかアルミペグは全部この形です。

軽さでいうと最近はチタンのペグもよく見ます。

これなら鉄ペグの形の良さと、アルミペグの軽さを両立できます。

が、価格が高い。

大体1本300~400円ぐらいします。

アルミペグは1本100円~200円くらいなので、2倍以上違います。

大きなテントやタープは、引っ張られる力が強いので、これを使う価値もありますが、ソロベースのような小さなテントにはオーバースペックです。

ソロベースは設営に14本のペグを使うので、1本300円だと5000円近くもペグにお金かけないといけなくなります。

それはさすがにバランス悪いですよね。

アルミ製で、
安くて、
しっかり引っかかる、

そんなペグはないのか!

と思ったらかなりいいのがありました。

ユニフレームの「ちびペグ」

なんと全長8cmという短さ。

でもそれがいいんです。

ソロテントのように小さいテントなら、風が強く吹いても引っ張られる力はたかが知れてるので、そこまでガッツリ地面に食いつかせる必要はありません。

8cmで充分なのです。

小さければ軽いし、かさばらない。

実際このペグは形がシンプルなので、すきまなく重ねて凄くコンパクトにまとまります。

本体を少し湾曲させてあることで、クルッと回転してしまうことも防ぎます。

一般的なアルミペグはY字型にすることで回転を防いでいますが、これは食いつきが強すぎて抜くときに苦労します。

このちびペグは抜けてほしくないときは抜けないし、抜きたいときに抜きやすい、絶妙な力加減なのです。

ただ、価格は1本100円なので、安いとは言い切れない感があります。

既製品で探すのはムリそうです。

困ったときのホームセンター頼み。

形は単純なので、何か代わりになるものが見つかるかもしれないと。

要はロープがひっかけられればいいわけです。

とにかく安いので言えばプラペグ。

30円。安さは最強

が、プラスチックでは強度があまりにも弱く、ちょっと強く叩くとすぐ折れます

砂浜ぐらいでしか使えません。

短いと引っかかり部分も小さくなって、形的にも微妙

なので、まずこれはなし。

次に目についたのはこれ。

タープとかを買うと申し訳程度のおまけとして付いてくるものにこのタイプが多いです。

これの何がいけないかって、刺したあとに回転してしまうこと。

支柱が円形なのでくるくる回るんですよ。

フック部分は引っ張られる方向と逆を向いてないと意味がないのに、引っ張られるとクルッと回ってしまって引っかかりの意味がないんですよ。

そしてそもそも価格が高い。

1本140円で、ちびペグと同じなので、それならちびペグ買うわって話です。

このあたりも同じ理屈です。

まず価格が200円と高いし、これもクルッと回ってしまう

こうやっていろいろ見てると、ちびペグはよく考えられてるなと改めて感心します。

ペグコーナーには可能性を見いだせそうにないので、全く無関係のコーナーへ。

要は金属の棒や板であればいいわけで。

なら、もうボルトとかでいいんじゃないの?

と思ってやってみました。

が、意外と不便。

地面への食いつきは想像以上に良かったんです。

なんですが、食いつきが良すぎて、そのまま手で抜けないんですよ。

抜くにはドライバーが必要なんですよね。

手回しドライバーでは時間がかかるので、電動ドライバーが必要になります。

毎回ペグの抜き差しに電動ドライバー持ち出すなど、さすがに非現実的でしょう。

なのでこれもなし。

常に電動ドライバー持ち歩いてる人ならこれはアリかもしれません。

力がいりませんからね。

ペグ打ちの何がしんどいかって、抜いたり刺したりするのに結構な力がいることです。

それがトリガー引くだけでできるんですから、特に女性などはいいかもしれませんね。

さて、話を戻します。

こういう平たい金具なら回転はしないけどなー、引っ掛かりがないんだよなー。

!!

これ、いけるんじゃない?

ひっかかり部分が大きすぎる気はしますが、かえって抜きやすくていいかも。

平たいから回転しない

ムダに大きくないからかさばらない

薄い。

軽い。

そして価格は50円!

ちびペグの3分の1!

よし、これだ。

ということで実地試験です。

フックが平たく、面積が広いので打ち込みやすい。

薄いのでカンタンに刺さります。

そして、これは盲点でしたが、刺したあとフラットになるので、足をひっかける心配がない!

これはどんなペグにもないメリットですよ。

特に子供がいるとひっかけて打ち付けたりしないかいつもヒヤヒヤするので、それを気にしなくて良くなるメリットはとても大きいです。

ちなみにこの日、台風の直後でまだ風が強かったんですが、抜ける気配は全くありませんでした。

それでいて抜くときには、フックが大きいので力がかけやすく、手でカンタンに抜けます。

決定。

ソロキャンプ用のペグはホムセンのL字金具がベストバイ。

これはヤバい発見をしてしまった。

全国のペグ協会から消されるんじゃないだろうか。

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公開日:2021.9.20
更新日:
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