テント泊の装備がだいぶ整ってきました。
が、心配なのはこれをかついで山登れるのかということ。
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ということで、標高341mの超低山、叶岳に一式かついで登ってみることにしました。
ついに買いましたよ。
一般の人には全く知られていないけど、山登ってる人ならたぶんみんな知ってるレベルの「パワー森林香」。
この赤いビジュアルは存在感ありますもんね。ていうかこの赤がなんかかわいいので買ったというのもあります。
夏登山で永遠の課題となる虫とのバトル。
勝手に人のテリトリーに踏み込んでおいてバトルというのもなんですが…。
最初は虫の羽音にもれなくリアクション芸人ばりの反応を返していましたが、最近は羽音で「虫のヤバさ」がなんとなくわかるレベルに達してきて、燃費が50%(当社比)ぐらいアップしました。
プーン(ソプラノ) → 蚊、ハエ → ( ´ー`)y-~~
プーン(テノール) → アブ、ブヨ、ハチ → (#◎Д◎)クワッ
ブーン(ベース) → カナブン、コガネムシ → ( ´ー`)y-~~
だいたいこんなですよね。
高い音なら大したダメージなくてうっとうしいだけなのでスルーしてOK、少し低くなるとヤバイダメージの虫になってくるので、臨戦態勢、もっと低い音になるとそもそも攻撃しない系の虫になってくるので、また安心ラインに入るっていう。
ダメージが深刻なわりにいまだわかりにくいのがブヨですかね。ビジュアルもいまいちわかりにくい…。
この中で一番ダメージ的にヤバイのがハチですが、出現率が低いのと、蚊とかアブほど見境なく攻撃してくるものでもないので、実際そこまで敏感に対策してないです。
刺されたあとの保険でポイズンリムーバー持ってるぐらいですね。
一番真剣に対策したいのはダントツでアブです。
出現率が高くてダメージも全治一週間レベルで、蚊みたいな「刺された」感じゃなくて「噛まれた」感の生々しさが気持ち悪くて、何よりまとわりつかれたときのあのうっとうしさですよ。
そのアブ対策で一番メジャーなのがこのパワー森林香じゃないでしょうか。
他にパーフェクトポーションとか、ハッカ水とかありますが、パーフェクトポーションは高いし、ハッカ水は虫よけとしてはほとんど効果ないのが個人的印象です。
どっちかというと暑さ対策ですね。匂いも爽やかで気分的にも暑さを和らげます。
今日はいい天気で、夏の暑さなので、アブとのバトルは必至でしょう。
このパワー森林香の効果のほどを試してみます。
そしてテント泊となれば本腰入れた山ごはん。
とは言ってもいろんな登山雑誌で紹介されてるような手の込んだ料理はメンドさが先に来るので、BBQぐらいしかしませんが、100均のボウルを使ってかんたんに燻製できる方法がこの前テレビで紹介されてて、これならそんな気負わずにできそうだなと思って燻製もテント泊の装備に含めます。
Amazonでテント泊装備をあさってたときにレコメンドされて見つけたアイテムなんですが、グランドシートの四隅に使うといいとのレビューを見て買いました。
四隅に均等にペグを打ち付けないと、どこかにテンションがかたよってしまいますが、これがあれば少々適当にペグ打ってもこのゴムが自動的にバランスを取ってくれるとのこと。
なるほど、と思って買いました。300円ぐらいで安いし、かさばらないし。
ライターがねー、これといったものが見つからないんですよねー…。
とりあえず焚き火の火をつけるのには長さがいるのと詰め替えできるのがいいので、これを買いましたが、ちょっと違うんだな…。
そしてテントマット。
直接地べたに寝るのはよほど平坦な地面じゃないと厳しいです。
勝手に空気が入ってふくらむやつとかウレタンのやつとかいろいろありますが、まずは1000円以下で買えて、そのへんのホームセンターに行けば大体売ってある銀マットを買いました。
これを実際に使ってみて最適なサイズとかクッション性とか欲しいポイントが固まったらそれから買い直せばいいんです。
安物とは言っても一応こだわったポイントがあって、それがこの折りたたみできることです。
銀マットはこれと、丸めるタイプがあります。
丸めるタイプのほうがメジャーなので、意識していないとそっちを買いそうになりますが、これはたぶんかなり使いにくいです。
持ち運ぶときも大きくなりがちだし、広げるときも丸めグセとの戦いになりそうです。
小学生のころとか筒に入った賞状を広げるときに苦戦したものですが、あの思い出がよみがえることうけあいです。
そして銀マットのもうひとついいところが、このハサミでカットできることです。
あまり広すぎると登山中に木にひっかかったりするし、狭すぎると寝心地が犠牲になって本末転倒です。
とりあえず、一般的なテントマットが60cm弱のようなので、それにならいました。
もっと狭くしてもよさそうならあとでまた切ります。
テント泊用にザックも70Lのものを買いました。
が、ここで思わぬトラブルが。
ナタを横にさすつもりだったんですが、上のストラップに届かず遊んでしまってますね…(‘A`)
仕方ないのでザック内に入れたけど、かなりかさばるなー。そのうちどうにかしたい。
お、重い…(; ・`д・´)
歩く前からヒザに重さが乗っかってるのを感じます。
テント泊ってことは普通の登山より登山時間も長くなるのに、歩く前からこんなギリギリな感じだと先が思いやられますね…。
トレーニングだし、一人だから自分のペースで行けるしということで自力だけで登るつもりでしたが、トレーニング超えて普通にヒザ痛めそうだったので、ストック使うことにしました。
登り始めると、また今まで経験したことのない重量感を感じます。
段差のある岩場とかで「よっこらしょ」的に登る感じが一歩ずつに乗っかってくる感じ。
いやーこれはキツイ。
ゆっくり歩いているのにすぐに息が切れて水がどんどん減っていきます。
しばらく進むと道の先に大きな地蔵が。
写真で見るとそうでもないかもしれませんが、異様な存在感があります。
自然が作った造形なんでしょうけど、しっかり笑顔ですねー。
それを前掛けかけてまつってることになんか和みました。
さらに進むと分かれ道があり、不動岩との案内が。
寄り道するほど余裕ないんだけどどうしようかな…と思っていたんですが…
なんかやけに足が熱いなと思って見てみると…
だ、大丈夫かこれ?
こういうものなのか?
ご飯にしましょう。
森林香はさらに熱をもってきてさすがにおかしい、と思って中身を開けようとすると…
熱でめっちゃ柔らかくなってて、フタを開けると同時に伸びてちぎれてしまいました。
ええー、このスペア機能めっちゃイイって思ってたのにー。
でもなぜ? 1時間ぐらい普通に使ってただけなのに熱に耐えきれないなんてあるの?
中を開けてみました。
これは…一気に燃えてしまった…?
火がいろいろ燃え移ってしまったせいで熱が上がりすぎたのか…。
でも中で遊ばないようになってるのがこのケースのいいところなのに…。
ん?
あああああああ!!
これ!!
二巻同時に焚いてるやん!!!!
うわ
これは恥ずかしい!
最初に梱包された状態のもの気付かずにそのまま焚いてしまってたんですね。
そりゃ隙間がないからどんどん火が燃え移りますよね。
なにこの蚊取り線香を知らない都会っ子がやっちゃいました的なやつ。
普通に田舎だし、現代っ子でもないし、蚊取り線香も普通に使ってたのに…。
いやー、やらかしましたね…。
まぁいい勉強になりました。
さて、気を取り直して焚き火始めましょう。
焚き火は地面へのダメージがNGということを知ったんですが、このストーブは直火ではないものの、ほとんど地面との距離がないので、トレーを挟むことでいくらかでも和らげられればと思ってですね。
ここなら普通にできますね。
いやー
なんでしょうねこの焚火の高揚感 ( ੭ु ╹ω╹)੭ु⁾⁾
あとは燃えるごとにどんどん奥に突っ込んでいけばいい感じですね。
前回、盛大に焚き火失敗したので、今回も半分くらいできないだろうなと思ってたので、食材ウインナーしか持ってきてませんでした。
まさかここまで勢いよく燃えるとは…。
し、しまった。
プラスチックを火の上に持ってくるとか、そりゃ溶けますよね。
どこまで現代っ子ぶれば気が済むのかと。
貴重なウインナーが!!
まぁ普通に拾って食べましたけどね。
ということでしっかり焚き火楽しめたので、片付けましょう。
では下山します。
すぐ近くだったんですね。
今思えば、初めての焚き火にしては条件がいろいろハードすぎましたね。
失敗するべくして失敗してます。
テント泊への道のりはまだまだ先が長そうですが、挑戦のしがいがありますね。
今年の夏は楽しくなりそうです(´ω`)