ということで灘山でローリングストーンズの何たるかを把握した僕は、次の柑子岳にやってきたわけです。
登山口の看板があるところで車とめて地図を見ると、この奥に駐車場がある的な表示が。
…え? この農道みたいな細い道、車で入るってこと? まじで?
…大丈夫かこの地図…。行くだけ行って今は駐車場なくなったんですよハハハみたいな展開がめっちゃ想像つくんですけど。そしたら延々バックで戻って来るハメになるんですけど(´ι _` )
半信半疑どころか9割ぐらい疑いながらも車で突っ込んでみます。もうなんか突っ込んだ瞬間に「車で走る道じゃない」感がやばい。
遠くで農作業してたおじさん、絶対「何やってんだあいつは」って思ってたでしょうね。
いやもうこれ絶対行き止まりのパターンやん。どうやって戻ろうかなと完全にネガティブシンキングで、なお進んでいったところ、めでたく行き止まりとなりました。
こういうとき大体「と思いきや」ってなるもんですけどね。なりませんでしたね。
さて、どうやって戻ろうか…。2年間免停リーチで過ごしてきた私に50mもバックで戻るスキルなどあるわけありません(`・ω・´)キリッ
仕方ないのでそれでもいくらか幅が広くなってる部分で切り返すことにしました。前後20cmぐらいしか動けん…。ていうか後ろすでに半分ぐらい茂み突っ込んでるし。
10回ぐらい切り返してなんとか帰還。
なんか他の道から行けそうな気もしましたけど、農道がトラウマになった僕にそんなチャレンジ精神は残されていません。
おとなしく離れた広場に止めて歩いてきました。
さっきの農道も歩きなら先までいけます。登り切ったところにすぐ登山ルートの案内版がありました。
そ し て そ の 奥 に 駐 車 場 も あ り ま し た 。
orz
まぁこれが僕クオリティですよ。
さっきトラウマであきらめたもう一本の道から行っとけば普通に駐車場までたどりつけたってわけね。お約束お約束ハッハー☆―(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエ―イ パチーン
ていうか登山口どこにあるんだ?駐車場のすぐ近くにあることになってるけど…あ、この脇道の先か。
歩いて行くとさっき車で走った道路に出ました。
…うーむ。分かれ道があったようにも思えないけど。
再び案内板の前に戻ります。もう一度案内板をよく見ると駐車場の奥からルートが伸びてます。
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
…も、もしかしてあの茂みの奥…?
1mぐらいの距離まで近づいてようやく見えました。階段が。倒れた木と思ってたのは階段の手すりだったようです。
このあたりの迷いぶりが軌跡にしっかり出てますね(笑顔)
茂り具合やばいなこれ。ほとんど顔しか出てない。ヘビ潜んでたら即効アウトだな…。
でも少し登ったらわりと開けました。振り返ると入り口周辺だけ完全にかき消されています。よりによってなんであんな肝心なところだけ…。
とりあえずようやく登山開始です。
ツタがめっちゃからまってたり、木が倒れてたり、地面がぬかるんでたり、ここも結構な荒れ具合でしたが、さっきの灘山に比べればだいぶ整っています。
階段とか結構きちんと作ってあるし。
虫があまりいなかったのでかなり平和的に登っていけましたね。
蚊はけっこういましたけど、アブとかハチに比べればかわいいものです。
ただ、目に飛び込んでくるのだけはさすがにキツイ。山の蚊ってなんであんな目に飛び込んでくるんですかね。
でも今日は対策があります。
「ハリウッドセレブとかポップアイコン()あたりがよくかけてそうなデカ目サングラス」~★o((=゜ェ゜=))o
あとで写真見たら関西らへんのおばちゃんにしか見えず、軽くヘコんだんですが、効果は抜群です!
あいかわらず目に飛び込んできそうな気配で飛び回ってますが全然気になりません。
せいぜいがんばっとけやキミタチって感じで高みの見物ですょo
あとアブもいたのはいたんですがね、ここのアブは平和主義だったみたいで、こっちの存在完全無視で自由に飛び回ってる感じでした。
白いワンピースでやたらムダにツバが広い帽子かぶったお嬢さんが朝の木漏れ日が射す緑いっぱいの庭を散歩してて、飛んできた小鳥に「おはよう、今日も元気ね」とかほざいてる絵づらあるじゃないですか。あれを僕とアブにすればそのまま成立するレベルです。
ときどき急な登りもあったんですが、長く続くわけじゃないので適度に呼吸も整えつつって感じで。
そんなこんなで山頂到着~~…って草すごいな!Σ(╹ω╹ )ガーン
アブめっちゃ飛んでるし。平和主義なアブじゃなかったらまたローリングストーンズに加入するところでした。
見晴らしは結構よかったので5分ぐらい休みましたが、例によってヘビが怖かったので落ち着かず、早々に山頂をあとにしました。
あとは下りだーって思ってたんですけど、結構急な登りが待っていました。山頂までの登りよりキツかったような…。
あとで地図見たら確かにもう一回登りがあることになってますね。
登った後に地図見ると理解しやすいですね。地図は使いこなせないと、って思ってるわりになかなか取っつきにくいイメージだったんですが、登ったあとに読むって方向からアプローチしていこうかな。
こっちがわは休憩所が結構頻繁に設置されてて遊歩道らしい感じでした。ただ傾斜はかなり急な気がします。ずっと階段にはなってますが一段の段差がなかなかキツイ。降りるのも両手ストックじゃないとすぐヒザやられそうです。
ということで柑子山終了。次は可也山に向かいます! 続く!