1500円の手斧
キャンプにおける最重要イベント、それは焚き火です!
夕方5時から夜10時まで余裕で5時間ぐらい延々焚き火も余裕です!むしろそれが幸せ。
焚き火は薪がないと始まりません。薪は薪割りしないと始まりません。
え?
ホームセンターで買ってくればいい?
ボーッと生きてんじゃねーよ!!(C)チコちゃん
薪割りは消化作業じゃないんですよ!?!?エンジョイイベントの1つですよ!?!?
まずは山の中に木を拾いに行くところからイベントは始まっているのです…。
この木は何の木かな?
火付がいいタイプ?
火持ちがいいタイプ?
この場所の日当たり具合ならよく乾燥してそうだ、
この場所谷筋で湿度が高いから太い木は燃えないかな、
などいろいろ推測を立てるんです。
そして実際に燃やしたときの想像どおりだったときの嬉しさ、
想像がハズレたときの悔しさ、
全部楽しいイベントなんです!!!!!!!(ウザキャラ)
調達してきた薪は薪割りします。
木によって割りやすかったり割りにくかったりいろいろです。
そこで重要になってくるのが手斧のクオリティですよ(やっと本題に入った…)。
Amazonでは中国のよくわからない手斧が1000円とかで売られてます。
一概にダメとは言いませんが、やはり値段なりで、評価は低いです。
手斧はハルタホースやフィスカースなどちゃんとしたブランドなら1万円以上が目安なので、1000円レベルで満足なクオリティが担保されてしまってはこれらの立場がありません。
しかし、そんな中、出会ってしまったんですよね。
1000円レベルで実用に耐える手斧に。
それはアストロプロダクツへウィンドウショッピングにいったときのこと。
サイズ感ちょうどいいし、見た感じ別に問題なさそうに見える…いくらするんだろう?
これは安かろう悪かろうだよな・・・いやでも一応工具ショップのアストロプロダクツで、Amazonで気づいたときにはいなくなってる中国ショップよりはまだ信頼できる気がする・・・。
キャンプの薪割りで全く問題なし
ということで買いまして、さっそくキャンプで使ってみました。
ここまで散々引っ張ってきて突然に結論ですが、手斧として普通に使えます。全く問題ありません。
中国の格安手斧でよく問題に上がるのが刃が全くないこと。
まぁこれはそういう前提なのは一概に否定できるものでもないです。遅かれ早かれ使い続ければ刃は研ぐことになります。
自分好みの刃を出したい人は最初から刃はない方がいいだろうし、その分価格が安くなった方がいいはずです。
まぁ僕はまだ研ぐスキル持ってませんので、研いであるものが欲しいですけどね。
じゃないとちゃんと切れる状態がどれぐらいのものか知らないまま研ぐことになるので、目標が定まらず、延々研ぐことになりかねません。
このアストロプロダクツの手斧はちゃんと刃が研いであります。今のところ、割れなかった薪はありません。
それまでナタを使ってましたが、少なくともナタよりは力が伝わりやすく、充分満足できますね。
ハンマーとして使える
これは使いはじめて気づいたのですが、刃の背中側を使うことで、ハンマーの代用になります。
キャンプはタープやテントなどエリッゼステークなどの鍛造ペグを打ち込み増すので、そのへんの岩や小さいペグハンマーなんかでは力が足りません。
ていうかそもそもそのためだけにペグハンマーなんか持ち歩きたくありません。
その仕事を本家ハンマー以上にタフにこなしてくれるんです。
これは本当に助かります。
塗装が邪魔
唯一気になったのは本体の赤い塗装。
アストロプロダクツのブランドイメージを演出してるんでしょうけど、そんなとこにコストかけなくていいから100円でも安くしてもらったほうがいいです。
ていうか無垢の方がデザイン的にかっこいいです。
で、見た目だけならいいんですが、この塗装、薪割り時に薪の断面に塗料が移ります。
まるで木が血を流しているようで、最初木の中に何か妙なものがあったのかと気になってました。
キャンプ使用3回目ぐらいに本体の塗装が目に見えて剥がれてきてようやくこの塗装が移ってることに気付きました。
ここさえなければなぁ。。
まとめ
たまたま出会い、破格の安さで不安でしたが、まさかここまで活躍するアイテムになるとは思いませんでした。
ちゃんとした手斧を買う予定の人もまずこれを使って、自分の欲しいものをしっかり見定めるのにちょうどいい手斧だとおもいますよ!