登山にカメラを持っていくには?
登山では一回で大体300枚ぐらい撮影します。
カメラは富士フイルムのX-T10。「ミラーレス一眼」と呼ばれているものです。
小さいボディでデジタル一眼クラスの写真が撮れるということで、とても取り回しのいいカメラなんですが、そうは言っても登山の荷物としては結構なボリュームです。
「コンパクトデジカメ」と呼ばれるカードサイズのデジカメならポケットに入れておけばいいんですが、ミラーレスクラスになるとポケットには収まりません。
(ニコン1とかならいけるかもしれませんが)
これまではデジタル一眼とかで使うような首からぶら下げるネックストラップを使ってきました。
街歩きでは問題ないんですが、登山では登りが急な場所など「よいしょっ」と登るときなど、体が大きく揺さぶられる場面が少なくありません。
そんなときに首からブラブラさせているとカメラをぶつけたり、それに気を取られすぎて自分の安全がおろそかになることなどあったりで、つくづく危ないと思っていました。
そこへ見つけたのがカメラホルダーと呼ばれるいかがわしい商品。
「これだ!」となりましたね。
ネックストラップは撮りたいときにすぐ撮れてシャッターチャンスを逃さないメリットはありますが、ブラブラしてカメラも自分も危ない。
カバンにしまうと、荷物としての重さをあまり感じられなくなり、危険度も少ないですが、取り出すのが煩わしいのでシャッターチャンスを逃すどころかそもそも使わなくなる。
このカメラホルダーなら撮りたいときにすぐ撮れるし、腰に据えるので安定感もあります。
1000円という破格ぶりなので、騙されても許される価格です。
さっそく買ってみました。
実際に使用してみての感想
まず、メインの目的は期待通りです。
撮ることを億劫にさせないフットワークと登山中の危険回避を見事に両立してくれました。
ただ、最初はしゃがんだりしたときにロックが外れて何度かカメラを地面に落としてしまいました。
慣れるまでは少し気を使ったほうが良さそうです。
しばらく使っていると体が感覚を覚えて無意識にそれを回避するように動けるようになります。
一つ残念なのはベルト通しにスリットが入っていたこと。
どちらも一長一短だとは思いますが、個人的には歩いているうちにここから外れて落としそうな不安のほうが大きいです。
で、何度か使っていると実際にはずれたことがありました。これはまずいので、テープぐるぐる巻きにしてスリットをなかったことにしました(笑)
さらに、10回ぐらい使ったところでロックのバネが壊れてしまいました。
一応それでも使えることは使えるんですが、今まで以上にしゃがんだりするときには気をつけないといけません。
さすがに1000円なので作りは雑ですね。
まぁガマンできなくなったらまた買います。
それぐらい総合的には満足いく品物です。
あとはネジ締めの棒が本体にしまえるとよかったですが、まぁこの価格でそこまで求めるのは欲張りですかね。
ちなみに商品の説明や写真では一眼用をうたってますが、正直一眼はキツイんじゃないでしょうか。
自分のX-T10でギリギリの印象です。