福岡ドタバタ登山ブログ「ヤマログ」

コールマンの焚き火台「ファイアーディスク」は1枚円盤デザインがスタイリッシュ

三大焚き火台を知っているか?
え・・人気の焚き火台ってことですか?
キャンプ場で誰かしら使ってるやつってことですよね・・・まずスノーピークでしょ?
あとは・・・ユニフレーム!
あとは・・・なんかありましたっけ?
コールマンだ。
え、コールマンですか??
コールマンって基本的にファミリーキャンプなグッズが中心じゃないですか?

家族でバーベキューするようなグリルならグリルならわかりますけど、焚き火台みたいなストイック系キャンプアイテム出してましたっけ?

あるぞ。
「ファイアーディスク」という焚き火台だ。

あ~~これ見たことある~。
これコールマンだったんですか?
そうだろ。
ファイアーディスクは焚き火台を選ぶ人なら一度は見たことあるほど定番モデルの1つなんだが、コールマンということを知らないパターンが結構多いんだな。
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ディスク1枚という潔いデザイン

見た目のインパクトがありますよね。
他の焚き火台にはない独特なデザイン。
やはり一番の特徴は見た目になるな。
一度見たら忘れない存在感がある。
焚き火台って結構ゴテゴテしがちですけど、これは凄くシンプルですよね。
円盤と足だけ。
このシンプルさがかっこいいです。

ただカッコいいだけで終わらない燃焼効率と組み立てやすさ

かっこよさだけじゃないぞ。
このシンプルな形は組み立てやすさ燃焼効率の良さを両立してるんだ。
組み立てやすさはもう見たまんまですね。
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足を立てたら終わりだからな。
3秒で組み立てられる焚き火台の呼び名はダテじゃない。
シンプルな構造だから耐荷重も強い。30kgまでOKで、ダッチオーブンも余裕で乗せられる。

設置がケースから出して足を広げるだけですので、「よし焚火をしよう」と思ったらすぐ出せます。
行程が多いほどやる気の萎えていく性格の自分にはぴったりです。

焚き火台は3台目ですが、設置と後片付けが非常に楽です。シンプルでカッコいいし、地に灰がこぼれない。

組み立てやすさはわかりますけど、燃焼効率は・・・いいんですかこれ?
普通焚き火台ってメッシュだったり格子だったり空気孔だったりで、何かしら空気の通り道が確保されてるじゃないですか。
これ、全然ないですよ?
このお椀型そのものが空気孔の役割をしているんだ。
え、どういうことですか?
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焚き火の薪の組み方といえば「井桁」が定番なのは分かるか?
キャンプファイヤーの組み方ですよね。
ファイアーディスクで井桁を組むと自然と下に隙間ができる。


(C)Coleman

あーなるほど、そういうことか!
ここが空気の通り道になるんですね~。
構造上、火が真ん中に集まるようになっているのもポイントだな。
焚き火で火が安定しないのはバラバラに燃えていて熱が分散してしまっているのが原因であることがほとんどだ。
中央がくぼんでいると、重力で自然と薪が中央に寄ってくる。
焚き火を燃やし続けるのって追加の薪の位置とかいろいろ考えながら置いていきますよね。
これは自動的に燃える位置に寄っていくからラクですね。
着火のしやすさ、燃やし続けやすさはファイアーディスクが最も優れているといってもいい。
組み立てやすい、燃えやすいってもう焚き火台として最強じゃないですか。
じゃあこれが焚き火台ナンバーワンってことになるんですか?
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5000円という安さ

そして驚くのは価格の安さだ。なんと5000円で買える。
5000円!
日本メーカーでそんな値段の焚き火台があるんですね。
中華ブランドの怪しい焚き火台の価格帯じゃないですか。
この価格はもはや品質の良し悪しを抜きにして価格の安さだけで選んでもいいレベルだ。
しかし、ここまで説明してきたとおり、品質は確かなコールマン品質で、実用性はきっちり抑えてある。
安いのに安さが売りじゃないところがコールマンのファイアーディスクの良さを物語っていますね。

【ここがダメ】調理には不向き

焚き火台としては非常に優秀なんだが、調理するグリルとして使うには不便なところが目につくのはマイナスポイントだな。
焚き火台とグリルってあまり違いがなさそうに見えますけどね・・・どのあたりが不向きなんですか?
焼き網はこの円盤の上に直接置く形になる。
調理するには炭との距離が近すぎるんだな。
具材の中に火が通る前に表面がコゲてしまったり、微妙な温度調整はやりにくい。
確かにユニフレームのファイアグリルは焼き網と炭の間に空間があるから調理しやすそうに見えますね・・・。

本体の深さが薄いので、薪を使った調理をするには高さが足りません。(炭なら可能)
ウチではダッチオーブンでの調理のみに使用してます。

 焼き網がついていますが、深さがないのでかなり小さな火じゃないと実際に使うのは無理じゃないでしょうか。

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【ここがダメ】長時間の焚き火には不向き

ただしそれはある程度の時間なら、な。
ファイアーディスクの決定的な欠点は長時間の燃焼に弱いことだ。
そうなんだ。
なぜ長時間は無理なんですか?
構造上、燃えた灰がたまりっぱなしになるからだ。
通常、焚き火台というのは網目になっていて灰が下に落ちるように作られているか、脇から取り出せるような構造になっていることが多い。
しかしコールマンのファイアーディスクは一枚の鉄板なので、燃えた灰がそのまま溜まっていくんだ。
ああー…そういうことかぁ…確かにこのデザインだと全然逃げ場はないですね…。
灰がたまると空気の通り道がどんどんなくなる。そして焚き火は最初は井桁でキレイに組むが、燃え方にばらつきがあるため、長時間続ければ続けるほどにだんだん形が崩れてくる。
このダブルパンチで焚き火を続けるのは厳しい。
調理用の熾火としてはいいけどな。
続けるには一度灰を捨てるしかないけど、焚き火中に灰を捨てるってほぼ不可能ですね…。
まぁ短時間と言っても2,3時間は普通にイケるからな。
よほどヘビーなタキビストでも無い限り大抵は間に合う。
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【ここがダメ】収納時は微妙にかさばる

これ1枚の鉄板だとコンパクトにはならないですよね?
そうだな。
形がシンプルだからそこまでかさばるというほどではないが、足をたためるだけで、お椀型の厚みはどうしようもない。
厚みは10cmとそれなりにある。
あと、たたむこともできないから、収納時もディスクの直径そのままの幅のスペースが必要だ。
だいたい46cmほどになるな。
やっぱりそこはシンプルさとのトレードオフになりますね。
だが、重さは意外にも非常に軽量というのは見逃せないメリットだ。
そうなんですか?
メッシュなんてない鉄板の固まりだから重そうに見えますけどね。
重さは1.6kg。
スノーピークの焚き火台がMサイズで3.5kg、ユニフレームのファイアグリルが2.7kgだから似たような焚き火台の中ではダントツで軽い。
アウトドアって重さがちょっと違うだけでその道具を使うモチベーションにものすごく影響しますよね。
この差は数値以上の大きな違いがあると見て良さそうですね。

最後に

「焚き火台」というアイテムは数ありますが、焚き火をするというシンプルな目的に正面から向き合ったモデルって意外とありません。

大体調理、グリルとしても使えるように作られていて、良くも悪くも万能型なものが多いです。

コールマンのファイアーディスクはとにかく何も考えずにただ焚き火を楽しむことについては非常に良いパートナーになってくれるはずです。

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