福岡ドタバタ登山ブログ「ヤマログ」

一人バーベキューの強い味方! 組み立て式コンパクトグリル「秘密のグリルちゃん」

2/14に発売された、一人バーベキューの強い味方「秘密のグリルちゃん」がいい感じです。

よりによってこんなアイテムを2/14に発売するとか完全に狙ってますよね。すごくいいと思います(いいのか)

勝手に焚き火すると怒られるこんな世の中じゃ(ポイズン)焚き火台は一人バーベキューの必須アイテムです。

ただ、登山での一人バーベキューとなるとコンパクトさ、重さを結構シビアに考えなければいけません。

バーベキューの食材だけで、すでに全体の重さの半分ぐらいを占めますからね。

生モノ、水分を含んだものは登山では贅沢アイテムです。

でも食材もないと始まりませんからね。これははずせません。


で、焚き火台ですが、大半のものは分解できるように作られているんですが、足のポールの関係で収納時は大体細長い感じになるんですよね。


©Amazon

問題なのが長さ。大体60cm超えます。

60cmを超えると平均的なサイズのザックに収めるのが結構厳しくなります。

トレッキングポールなんかはザックの外側についてるサイドポケットやループにつけたりしますよね。

でもここは基本的に使用頻度の高いアイテムを優先させたいんです。

傾斜が急になったらすぐ取り出したいトレッキングポールとかノドが乾く前に小刻みに水分補給するためのボトルとか。

焚き火台とか絶対山頂でしか使いませんからね…テントとかシュラフと同じレベルです。

すぐ取り出せる必要はないので、一番奥でもいいほどです。…いやそれは言い過ぎか?


あとは重さ。

ポールと網だけなので見た目、軽そうに見えますが、意外に1kgぐらいあります。

登山アイテムは500gを超えたら急に重さを感じる法則があるので、まぁまぁの重さです。

という感じで登山に一人バーベキューの道具を持っていこうとするとそれなりに頭を使わないといけなかったりします。

そこに登場した秘密のグリルちゃん。

ザックに収めやすい軽量コンパクト設計

まずサイズですが、収納時に長さ30cm、直径7cm。500mlペットボトルぐらいです。すばらしい。

直径はとりあえず太くても細くてもそんなに影響ありませんが、長さ30cm!普通の焚き火台の半分です!

このサイズ感ならザックの隙間に適当に詰められます。

重さは590グラム。持っていくかどうか悩まなくても「とりあえず持っていこう」と思えるラインです。

ただ、いろんなレコメンド記事で言われてる「ポケットサイズ」はさすがに盛りすぎです。

だってポケットサイズアピールしてる部分のイメージ画像これですよ?


©DOPPELGANGER OUTDOOR

いや・・・

収まってないですよね?

半分以上はみ出してるし…。

なんかこれのせいでムリヤリ感が出てるのが残念すぎる。
別にポケットに入らなくてもいいのに…。

…いや、もしかしてこれはツッコミ待ちなのか?

秘密のグリルちゃんの公式紹介動画があるんですが、これもだいぶぶっ飛んでるんですよね…。

ちょ、肉焼いたあと味付けなし??いくらアウトドアだからってワイルドすぎじゃ・・・そのあとタレ直飲み!?

あれ、ドッペルギャンガーってこういう異次元的な笑いを提供してくれるバーグハンバーグバーグ的なスタンスなの?

そう考えるとバレンタインデーにこれ投下したのも納得できてしまうのがなんとも…笑


グリルまでバラせる

コンパクトなグリル台というところにばかりめを奪われがちですが、個人的に一番気に入ったのはグリルが1本ずつバラせることです。

直接火が当たって、直接食材に触れる部分だから油とススでどうしてもめっちゃ汚れるんですよ。

ススぐらいならいいんですが、食材の汚れはニオイとか腐食の原因になるし不衛生だしで、使った箸を2日続けて使ったり、木の枝で即興の箸にしたりすることに何の抵抗がない僕でも、その汚れのまま保管するのは気になります。

でも焼き網って目が細かいから気になったところで結局あきらめるしかないんですよね。

秘密のグリルちゃんはそんなポール1本ずつ全部バラバラにできるので、きれいに汚れを落とすことができます。

これ、めっちゃ気持ちいい~~!

普通は溶接で固められてしまってて、ポールの付け根とかにコゲとかススとか油とかがついたまま放置するしかなくてモヤモヤするところですよ。

あと材質がステンレス製っていうのも地味にナイスです。

こういう焼き入れる系のアイテムって大体スチール製なんですよね。ステンレスならスチールよりもサビにくいし汚れも落ちやすいです。


分解できる構造と材質とで二重に清潔に保てるところがこのアイテムの一番のお気に入りポイントです。

分解できることでさらにコンパクトになるっていうのもありますしね。

あとメッシュ部分ですが、1000度の高温に耐えられるということでこれも地味にいいクオリティ持ってます。

焚き火のメッシュはどうしても消耗品になってしまうので、この余裕のある耐久性はありがたいですよね。

焚き火台としてのポテンシャル

「秘密のグリルちゃん」という名前のインパクトが強すぎてグリルとしか見なくなりそうですが、これのいいところはグリルはただ上に乗っかってるだけ、というところにあります。

グリルを外せば普通の焚き火台になるんですよ。

これは偏見かもしれませんが一人バーベキューする人は絶対焚き火好きだと思うんですよ。

焚き火しながら焼き芋とかじゃなくて、純粋に焚き火だけを楽しむっていうの。

とりあえず僕はめっちゃ好きです。

焚き火の炎見つめたまま5時間過ごしたことがあります。

3時間ぐらいならわりと日常です。キャンプして夕食食べたあとは寝るまでずっと焚き火ですね。

もうホント好き。


で、この秘密のグリルちゃんは焚き火台としても普通に使えるので、グリルで食事を楽しんだあとは焚き火を楽しむっていう一連の流れをこの一つのアイテムで完結させることができちゃうわけですよ。

火を起こし直す必要もなく、そのまま調理に使った火を活かせるからとっても合理的。

今までの一人バーベキューはかさばる道具たちをどれだけコンパクトにまとめるかっていうのと、とりあえず重さはガマンっていうのが前提で、どうしても「がんばってる感」が拭えなかったんですけど、秘密のグリルちゃんならとりあえず持っておいて、山頂について一息ついたらこれを広げて焚き火でもするか、とかちょっと肉焼くか…みたいなユルイノリで行けそうなのがめっちゃイイ!

小さい中に実用性がぎゅっとつまったアイテムってホントなんかテンション上がりますね^^

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