オスプレイのケストレルはストック脇差しスタイルが最高に便利!

最近オスプレイっていうメーカーのザックをよく聞きます。
女性に人気のブランドだな。
背負い心地、フィッティングを重視するアメリカのメーカーだ。
じゃあ、今日はオスプレイの代表作「ケストレル」を紹介しよう。

2016年リニューアルでパワーアップ

ケストレルがオスプレイの看板モデルになって長いが、2016年にリニューアルされた。
なにか変わったんですか?
大きな変更はない。
しかし、それは既に完成されたモデルということの証でもある。
それぞれの機能を突き詰めたからこそ、下手に変えると逆効果になるかもしれないってことですね。
一応変わった点を挙げておくと、ヒップベルトが短くなったこと両サイドから気室にアクセスできる開口部が新設されたことだ。
ああー、両サイドからアクセスできるのは奥まった荷物を取るときに便利ですね~。
リニューアル前から下からのアクセスはできたから、ほぼどこにある荷物も取り出しやすくなったと言える。
ヒップベルトが短くなった・・っていうのがよくわからないんですが、これっていいことなんですか?
もともとアメリカのメーカーということもあったせいか、日本人には少し長すぎたんだな。
その声に応えて日本人にあった長さに調整されたということだ。
なるほど。じゃあよりフィット感が増したんですね。

背面長が無段階調整できる

オスプレイのケストレルは、背面長が無段階調整できる。
無段階?どういうことですか?
ショルダーベルトと一緒に背面がベルクロで脱着できるようになっているんだ。
好きな位置に貼り付けることで、微妙な調整が可能だ。
へ~すごい。思い切った作りですね。
S・M・Lの3つから選べたり、ウエストベルトの位置を2箇所から選べたりっていうのはありますけど、無段階って初めて聞きました。
そう。オスプレイのケストレルを選ぶ一番大きな理由と言ってもいい。
38リットルという中型クラスのザックで背面長がこれだけ柔軟に調整できるというのも珍しい。
そういえばさっき言った、背面長が選べたりするのは60リットルとか80リットルとかの大型のザックですね。

トレッキングポールを刀のように預けられる

そして、オスプレイのザックの大きなアドバンテージ、それは「ストウオンザゴー」だ。
また、名前の勢いだけで持っていくパターンか・・・。
いやいや、ストウオンザゴーは本当に良い機能だ。
トレッキングポールを使っていない間、どこに収納する?
え?ザックの横のポケットか背面のショックコードで固定するかじゃないですか?
そうだな。
で、それを使うときってどうする?
え、ザックを一度降ろしt

そこだ!!!!
うわっ!ちょっと!!
エキサイトしすぎですよ! 最近血圧高いんでしょ!?
トレッキングポールは荷物の中でも取り出し・収納の頻度が高いアイテムの1つだ。
それなのに、どういうわけか、ザックを降ろさないとそれができない構造になっているものがほとんどという現実がある。
確かに…登山道の状態に合わせて使ったり使わなかったり、割と小刻みに変わりますね。
そして、使わないときがかなりかさばる…でもないと困る…。
それを解決したのが、このストウオンザゴーだ。
これはショルダーベルトとザックのサイドの固定具とでトレッキングポールを固定し、時代劇の侍の刀のように脇に刺す形で固定できる機能だ。
ああ~それいいですね~。
それこそ刀のように必要なときはサッと抜いて、使い終わったらまた収めるってことですか。
それは画期的ですね。
他のメーカーも全部これに統一してもいいくらいなんだがな。
これは本当にすばらしい機能だ。

背面は密着タイプながらも通気性確保

ザックの背面は背中から浮かせて通気性を確保するタイプと、密着させて体感重量を軽減させるタイプがある。
ケストレルはこのいいとこどりをしたザックだ。
そんな都合のいいことできるんですか?
パッドを分割して、空気の通り道を確保した。
もちろん完全に背中から浮かせたタイプにはかなわないが、実際に問題になることはあまりない。
ちょうどいいところに落とし込んだ感じってことか。

外付けのストラップがかなり豊富

テントマットなどザックに入らない荷物は外付けすることなるわけだが、ケストレルはこの外付け用のストラップをかなり豊富に備えてる。
普通は雨蓋の上と、底面くらいですよね。
そうだな。だが、ケストレルはそれに加えて正面に横向きのストラップ2本、縦向きのストラップ2本を装備している。
正面にタテ・ヨコ用意するってだいぶ突っ走ってますね。
テントマットを横向きに外付けしているのが定番のスタイルみたいになっているが、あれは体の幅よりも広くはみ出すから、登山中はひっかかったりして意外と危険だ。
ケストレルなら正面に縦向きにつけられるからほとんどの荷物ははみ出すことがない。
緊急で何か運ばないといけなくなったときなんかにも対応できる余裕を感じますね~。

ハイドレーションは専用の収納スペースがある

おもしろいのが、ハイドレーションパックの収納場所だ。気室と背面の間に専用スペースがある。
それは珍しいですね。
でも、これはありがたいです。
普通、気室の中に収めることになりますけど、意外と他の荷物の邪魔になったりするんですよね。

レインカバー付属

レインカバーはついてるんですか?
ある。
このケストレルの1つ進んでるところはレインカバーの裾がザックに固定できるところだ。
いいですね!
レインカバーって構造上、取れやすいですけど、後ろだから取れたりズレたりしても気付かないんですよね。いつの間にかなくなってるような心配がなくなるのは大きいです。

サイドの上下ストラップは間隔が空きすぎ

さて、ここからがケストレルのイマイチなポイントだ。
まずサイドのストラップ、通常トレッキングポールなど長ものを固定するのに使うが、上下の間隔が空きすぎて、トレッキングポールのサイズによってはギリギリかかるかかからないかのような微妙な感じになることがある。
確かにザックのサイズ感に対してやけに広いですね・・・。
ここまでギリギリ上下に詰めなくても・・・。

雨蓋が貧弱

次に雨蓋。やたら薄い。
ほとんど物が入らない。
うーんこれは確かにもうちょっと収納させたいですね・・・。
それにファスナーの開く領域がちょっと狭いかも。
取り出しやすさもちょっと微妙そうですね。

サイドポケットの作りが雑

あと、主にドリンクホルダーとして活躍する重要パーツ、サイドポケットだが、この作りがかなり大雑把だ。
なんか、ただメッシュを貼り付けましたって感じですね・・・。
普通、取り出し口にストラップがついてたり、ゴムで閉まるようになってますけど、そういう発想が全くないですね・・・。

最後に

以上、オスプレイのケストレルのご紹介でした。

とにかく、トレッキングポールの刀差しがめちゃくちゃ便利な点、背面長が無段階に調整できる点は他にないアドバンテージなので、そこに重きをおく人にはぜひおすすめしたいザックですよ。

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公開日:2019.1.31
更新日:
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