ヒートテックとか鼻で笑いたくなるメリノウールの凄さ
ワークマンのメリノウールシャツにべた惚れしました。
これ、すごいです。
ユニクロのヒートテックを発売以来10年以上ゴミ扱いしてきた僕が保証します。
メリノウールこそが本物のヒートインナーです。
先週末に買ってきてまだ2日ぐらいしか経ってないからいまだ半信半疑で、ていうか長年ヒートテックをディスり続けたせいで、世の中のヒートインナーをすべて無条件にディスるクセがついてしまい、いまだ素直に受け入れられないところがあるんですが、それでも周囲で起こった事実が有無を言わさず全力で納得させに来るので、もうここで断言してしまいます。
たぶんこれ、めっちゃ温かいです。
「たぶん」っていうのはダウンとかマフラーみたいにリアルに暖かさを感じるわけじゃないからです。
メリノウールの“自然な保温性”
なんというか…自分では気付かないんですよ。
温かいというより、寒さを感じないといったほうがいいのかな。
体温が上がってるんじゃなくて周囲の気温が上がってるような感じ。
「あれ、今日寒くないな」みたいな。
メリノウールインナーって肌着だから着たあとはもう着たこと忘れてるんですよ。
ダウンとかのアウターだと着てる意識あるじゃないですか。
よっしゃこれで防寒対策バッチリだぜ、寒波どんと来いや、みたいな。
でもメリノウールインナーって肌着だからそういう意識がないんですね。
で、特にアウターも着ることなく普通に外に出ると、寒さを感じないから、あ、今日はダウンいらないんだ → 気温が高いんだ、って思うんです。
ここで終わってればメリノウールの効果を信じることはなかったでしょう。
周囲の人たちとの「温度差」
でも会社に行くと、挨拶がてら「今日は寒いねー」とか言われるわけですよ。
文字通り「温度差」があるんですよ。
「は?」ってなるんです。
さすがに「は?」はコミュ障にもほどがあるので、「そ、そうですね」ぐらいには反応しましたけど。
これ、僕のこと知ってる人が聞くと驚くと思うんですが、ありえないことなんですよ。
僕めっちゃ寒がりなんですね。
職場って大勢で同じ空間を共有するじゃないですか。
必然的にエアコンの温度ってある程度みんなが満足するラインで落ち着くじゃないですか。
ただ、人によって快適な温度は違うので、暑いと思う人もいれば寒いと思う人もいるわけで。
僕は圧倒的に後者なんですよ。
一人、部屋の中でダウン着込んで仕事してますからね。
一日中。
正直、許されるならマフラーとニットキャップも装備したいぐらいですよ。
さすがに仕事中にそれはちょっとマズイだろということでつけてませんが(ダウンもどうかと思いますが)、そんな自分が周りが寒い寒いって言ってるのに「え、そうですかね?」とか言っちゃってるんですよ。
最近はなんか空気読めない人みたいになってる気もしてきて、全く寒さ感じないのに、その手の挨拶が来たときに「そうですね」って返せるように心の準備をするようになってしまい、いらん手間が増えてしまいましたよヽ(´ー`)ノ
ということで、耳を疑う衝撃の「寒いね」挨拶を受けたわけですが、今度は目を疑う光景が…!
なんと、その「寒いね」からナチュラルにエアコンのスイッチを入れなさってしまわれたじゃないですか!(゚ロ゚;)
思わずリアルに「ええ!?」って声を出すとこでしたよ。
いや、「寒いねー」ぐらいなら社交辞令的なアレの範疇でまだ済ませられるじゃないですか。
ぶっちゃけ寒くないけど、ただ「おはよう」じゃ味気ないから「今日は寒いね」って言うくらいのことはするのが大人の気遣いってもんよね、みたいな。
でもそこからのエアコンONってガチじゃないですか。
本当に寒いって思ってないとその行動にはならないですよね。
で、その人の体感温度は僕より暑さ寒さともに多少弱い感じはあるので、僕が寒いと思うより先に寒いって言うのはまぁ想定の範囲内なんですよ。
ただもう10年近くの付き合いで、そうなると、「感覚の誤差」みたいなのがなんとなく把握できてるんですよ。
自分が少し寒いかなって思ったぐらいのレベル、でも口にだすほどではないぐらいのレベルで、その人は大体「寒いねー」って口に出すんです。
でもその日の僕の体感温度は寒さとかまるで感じてなかったのです。
その日は10月末だったんですが、メリノウールなしの従来の体感温度で言えば10月頭ぐらいの感覚でした。
さすがに暑いとは思いませんでしたが、寒いとも思いませんでした。
9月ってまだ夏ですよね。でも9月末から10月にかけて一気に秋めいてきて、時間帯とか天気によっては寒さを感じることもある、大体そんな感じじゃないですか?
その日は朝だからっていう寒さ要件は満たしていたものの、晴れていて過ごしやすい陽気な感じだったので、「寒いねー」はまあ許せてもエアコンONは病院で自律神経見てもらったほうがよくない?って真面目に心配するレベルだったのです。
ここまでくればメリノウール効果を信じるに充分な材料が揃ったことになるんですが、僕はまだ信じません。
僕には10年間ヒートテックを否定し続けてきたプライドがあります。
ここでおいそれと認めてはこれまでの自分の10年間は何だったんだということになります。(ならない)
ということで、その場はその人の自律神経が狂ってるという結論で収まりました。
もう年齢も結構いってるし、そういうこともあるよねって。
夜、自転車で走って感じたこと
意地でもメリノウールの保温性を信じない僕を打ち倒すべくやって来た次なる刺客はその日の夜のことでした。
夜、アイスを食べたくなり(寒くなるとアイスが食べたくなるんです)、コンビニは高いからちょっと遠くのスーパーまで自転車で行ったんですよ。
で、帰り道、さすがに寒さを感じたんですね。
ああ、やっぱ夜になると寒いな、今日の朝とか昼間はたまたま気温が高かったんだな、と、メリノウールもしょせんヒートテックと同じだと信じる材料をかためにかかったところです(否定方向への確信は早い)
ふと気付いたんですよ。
寒さを感じてる部分が頭と顔と手だけってことに。
つまりメリノウールの効果が及ばないところだけ冷たい空気を感じてるんです。
こ、これは…
まさか…
そんな…
否!
まだ信じません。
頭と手と顔はむき出しだから寒さを感じるのは当然。
体はメリノウールの有無に関わらず服で一枚壁があるわけだから寒さを感じないのは当然。
ここでもムリのない論理で、説明がついてしまいました。
やはりメリノウールもヒートテックの類を出ないか…。
自律神経に疑いのないヤングマンが放った「寒い」
その次の日の朝です。
その日も昨日と同じような、特に寒くない日でした。
同じように朝、会議室に向かうとき、その人が言ったのです。
「今日は寒いですよね。」
またしても「は?」の瞬間です。
まぁ、そこで「は?」はコミュ障にもほどがあるので、「そ、そうですね。」と返しましたけど(デジャブ)
昨日と違うのは、「寒い」と言った人が若者だったということです。
それはつまり自律神経の狂いには無縁ということです。
この人との付き合いも長いので、僕との体感温度の誤差は把握しております。
あまり暑い寒い言うような人じゃないので昨日の人ほど明確ではありませんが、大体僕と同じぐらいの感覚を持った人です。
その人が「寒い」って言ったのに全く共感できなかったんです。
あまり暑い寒い言わない人が誰ともなしに言ったんですよ?これは昨日の人で言うところのエアコンONに匹敵する本音のあらわれです。
しかもですね、
よく見てください。
「今日は寒いですよね。」
この「は」は昨日の流れを受け継いでいます。
普通なら「今日、寒いですよね。」というところです。
たった一文字ですが、この差はとても大きいです。
つまり、この人は昨日も寒いと思ってたんですよ。
この人も昨日の会議に同席しています。
そこで僕と例の人との「寒いね」「そ、そうですね」の会話を聞いて僕のリアクションのぎこちなさに「ああ、本当は寒いと思ってないけど、とりあえず同調してるんだな。でも実際寒いけどな。でもわざわざそれを言うほどのことでもないからこのまま黙ってやり過ごそう。」的な感じで結果、何も言わなかったということなのです。
でもその思いは若干のモヤモヤとして残ったわけです。
もしかしたら自分の体感がおかしいのかもしれない、と…。
そして、翌日、やっぱり同じように寒い。
昨日と同じ条件が再現され、改めて確認するわけです。
「(昨日はあなたの自律神経がおかしかったせいか、寒くなったばかりでまさかそんな会話が発生するとは思ってなくて、つい微妙なリアクションをしてしまったのかもしれませんが、たぶん言ったあとで、なぜ自分は素直になれなかったんだろうと反省しましたよね。今、もう一度チャレンジしたくて仕方ないと思うので、改めてその場を設けます。それでは聞きます。)今日は寒いですよね。」
で、寒くなかったんですけどね。
ここまで周りを固められては10年間のプライドも崩れ去るというものです。
もうね…完敗ですよ。
メリノウール…あんたすげえよ。
ここまで畳み掛けられると信じるしかないでしょう…
今ここに私は敗北宣言をします。
メリノウールの保温性は本物です。
ということで、メリノウールの凄さが証明されてめでたしめでたし、と言いたいところですが、まだ終わりません。
メリノウールのすごいところはただ温かいだけじゃないところにあります。
温かいだけなら他にもあります。ヒートテックはゴミですけど。
ここからがメリノウールの真髄です。
メリノウールはにおわない
直接肌に触れるインナーなので、1日も着ればにおって当たり前です。
でもメリノウールは臭わないんですよ。
臭わないっていう衣類は今までもありました。
銀イオンがどうちゃらこうちゃらで、防臭加工とか抗菌加工とか。
この手のやつに何度裏切られたことか。
〇〇加工って基本プラシーボですよね。
クリームパンと思って買ったら、クリームを「練り込んだ」パンで、実質ただのパンだったみたいなガッカリ感に通じるものがあります。
練り込んだ系パンと○○加工はヒートテックの仲間だと思ってます。
あと、「○○配合」ってやつも。
配合って1億トンの中に0.000000000000000000001グラムでも入れてれば嘘はついてないことになりますからね。
便利な言葉ですよ。
タウリン1000ミリグラム配合とか言ってるアレも、いや、それ1グラムやんっていう、なんかもうホント胡散臭いです。
で、よくある防臭加工とか抗菌加工とかのやつは結局普通ににおうわけです。
でもメリノウールは違う。
抗菌加工とか防臭加工とかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいもののへん…へんり…えっとなんでしたっけ
すいませんジョジョ見たことないので分かりません。
いや、ほんとに臭わないんですよ。
もちろん疑いましたよ。だって自分のニオイって自分でわかりませんもんね。
自分で自分のニオイがわかるならワキガとか口臭問題とか世の中に存在しないんですよ。
でも自分で分かる瞬間が1つだけあります。
それは風呂上がり。
自分のニオイがなくなる唯一の瞬間。そして風呂というのは数十分間続くので、その時間の間に麻痺していた嗅覚がリセットされるんですよ。
だから風呂上がりにそれまで着ていた衣類を嗅ぐと、においに気付きます。風呂はいる前までは気付かなかったのに。
その状態で、メリノウールを嗅いでみたわけですが、まあ臭わないんですよね。
まぁ一日ぐらいは耐えるよね、ってことで臭うまで24時間着続けることにしました。
そして、これを書いてる時点ですでに一週間経ってますが、いまだにニオイません…。
いや、それはさすがにおかしいだろと自分で混乱してますが、臭わないものは臭わないんだからしょうがないです。
どうしても自分の嗅覚が信用できず、家族にも聞いてみましたが臭わないとのこと。
安心して一週間着続けてることをバラしたら引かれました。
それでもまだ信用できない…。
だって、これ普通に着てるだけじゃないんですよ。
初日のエアコン問題のとき、普通に暑くて汗がじわってるのを感じてましたからね。確実に汗吸ってるんですよ。いやほんとあのとき、暑さしか頭になくて、会議の内容1ミリも頭に入ってこなかったですからね…。
汗は時間が経つと臭うものって科学的に立証されてるのに一体どこにいった!?!?
珪藻土みたいに蒸発したというのかっ!
とりあえず、今はこれ以上臭うことを証明する材料がありません…あるとすれば赤の他人ににおってもらうことですが、さすがに僕もそこまで鋼のメンタルを持ち合わせてるわけじゃないのでそれは許してください。
引き続きにおうまで着続ける作戦を実行していきます。
しかし、これで本当に臭わないことがわかったらものすごい素材ですよこれ。常識覆すレベル。
ていうか、この1週間の時点ですでにインナーの洗濯物量の違いにカルチャーショック受けてますからね。
日数分の洗濯物があるはずなのに、1枚もないんですから。
メインの機能である防寒性能がなくても、これだけでメリノウールの価値は十二分にありますよ。
いきなり常識を2つも覆してくるとか何者なんだこいつは…。
洗濯の問題
ということで、今のところ洗濯の必要性が全くなく、逆に不安になってる状況ですが、そうは言っても全く洗わないわけにもいかないでしょう。
実際、洗濯するときってどうなのってハナシです。
そもそも洗濯していいの?っていう。
だって一応ウールですからね。
普通ウールってアクロンとか特別な洗剤で洗わないといけないでしょ。
で、今回購入したワークマンのメリノウールの注意書きを見ると、色落ちについての注意しか書かれていませんでした。
いや、色落ちとかそんなのどうでもいいから取り扱いを教えろと。
洗濯表示を見てみると普通でした。
つまり普通のTシャツと同じ感覚で洗濯できる、ということになります。
おいおい、ホントか?
寒くない、臭わない、洗濯に気を使わなくていい???
いやいや…いくらなんでもそんなに何もかも都合よくいくなんてうまいハナシはないだろう。
ウールで保温性があるということは、たぶんダウンと同じで毛に含まれた油分に秘密があると思っています。
そうなると普通の洗剤ではその油分を落としてしまい、機能が低下してしまうんじゃないかと。
そもそもワークマンって忘れられがちですが、ガテン系ショップなんですよね。
ガシガシ使う!汚れたらガシガシ洗う!すり減って破れたら交換!
みたいなノリが基本で、繊細な扱いを求めるようなスタンスじゃない気がします。繊細な取り扱いとか求めたところでそれに従うガテン系とかあまり想像できない…。
そこで、他メーカーのメリノウールを調べてみました。
有名どころではモンベルのスーパーメリノウール!
最近キャンプに傾倒してますが、このブログはもともと登山ブログなのです。「ヤマログ」ですからね笑
モンベル懐かしい…旧友に再開した気分です。
そしてメリノウールの存在は実は登山にハマってたころに知ってました。
でもヒートテックの仲間だと思って興味を持つ前にはじいてました。
夏にファイントラックとかいう意識高い系のドライインナーに辟易していたので、どうせそのたぐいの冬バージョンだろ、と。
それはともかく、モンベルのメリノウールの注意書き。
洗剤は中性洗剤を使用してください。
多少色落ちする場合がありますので、他のものと分けて洗ってください。
濡れたままで長時間ほかのものと一緒に置いておくと、色が移る恐れがありますのでご注意ください。
保管時は湿気に注意し、防虫剤を入れてください。
また色落ちかよ!
そんなことよりもっと繊細な取り扱いとか喚起しないといけないちゃうん!?!?
あ、洗濯表示があった。
えーと…
- 30度以下の水で洗う
- 漂白NG
- タンブラーNG
- 陰干し推奨
- アイロンNG
- クリーニングOK
・・・普通やん!
アイロンNGというところぐらいですかね微妙に注意しないといけないところは。
でもインナーにアイロンかける人なんかいるのか…?
もともと黒いのに漂白する人もいないだろうし、30度以下の水って要するに普通の水ですよね。
ああ、タンブラー乾燥は人によっては注意必要ですかね。
最近はドラム式が当たり前になってきてるので、乾燥まで洗濯機で済ませる習慣がある人は注意ですね。
ということで、繊細だと思っていたメリノウールは想像以上にタフでした。
あとは洗うことでの機能低下問題がどこにも書かれていなかったので本当に大丈夫なのか不安ですが…レインウエアみたいに洗わないほうが機能低下する可能性もありますが…とりあえず自分は臭わないのをいいことになるべく洗わない方向でいきたいと思います。
メリウールは高い
ここまでいろんな常識を覆すハイスペックぶりを見せつけたメリノウールですが1点だけどうにもできない問題があります。
それは価格!
メリノウールは高い!
コスパの神様モンベルでさえ7500円もします。
肌着1枚に7500円!
女子ならわりと普通なのかもしれませんが、男だと肌着に1000円以上かかるだけで結構「うっ」となるものがあります。
消耗品だし、他人からは見えないし、毎日変えるから1枚じゃ足りませんしね。
まぁそりゃそうですよね、それだけの価値はありますよ、これ。
でもどんなに高性能でも結局ここで踏みとどまってしまうんですよね。
世の中ね、顔かお金かなのよ(回文)
なんですが、そこに価格破壊というアプローチで常識を破壊してきたのが我らがワークマン!
なんと2000円です!!
ジャパネットたかたみたいになってきましたが、これはすごいです。
メリノウールの常識はずれの高性能ぶりをさほど知らなかった僕が、なんとなくその場の雰囲気で買ってしまうレベルまで落としてくれました…!
最初にメリノウールの相場を知っていたら逆に買わなかった気がします。
あまりに安すぎて「安かろう悪かろう」感が尋常じゃないからです。
しかし、その性能は冒頭で述べた通り、今までの価値観をひっくり返すものでした。
他のメリノウールを使ったことがないので、もしかするとモンベルはもっとすごいのかもしれませんが、3倍の性能がある7500円と1倍の2000円なら後者を選びます。
だってこれで充分だから。
ヒートテックが登場したとき、今でも覚えてるキャッチコピーがあります。
「冬のファッションを幅広くする」とかなんかそんなこと言ってたんですよ。(覚えてない)
要するに、ヒートテックがあれば寒くないからロンT1枚なんかの薄着ファッションまで楽しめちゃうよってことです。
ヒートテックがゴミなことには変わりないですが、このキャッチコピーは今でも秀逸だったと思います。
暖かさを強調するんじゃなくて、ファッション視点でのアプローチ。
だからといってファッション好きな人にしか響かないかというとそんなことない。リアルなものに置き換えたことでリアルにイメージできて訴求力につながるっていう。そこがすごい。
まあヒートテックはゴミですけど。
とりあえずこれでメリノウール唯一の問題がクリアになったわけです。
今すぐワークマンへGO!
ただ、1つだけ注意点があります。
ワークマンのメリノウールは混紡率が20%と100%の2種類あるんです。
20%が1500円、100%が2000円。
もちろん100%のほうが高額なんですが、
絶対に100%を買ってください
ここで数百円をケチるってさすがにどうなん?って気がします。
貧乏根性というか何というか…リッター1円安いガソリンを入れるために隣町まで走るみたいな浅はかさを感じずにいられません。
人生損するタイプですね。
普通隠したくなる混紡率を堂々と表示する姿勢、選べる選択肢を用意したというワークマン側の誠実さはとても評価できるんですが、買う側としては100%一択でしょう。
価格はヒートテックの2倍ですが、得られるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)は軽く10倍は違います。
そういえば極暖、超極暖ヒートテックってなくなったんですかね?
そのうち超サイヤ人ゴッド超サイヤ人ヒートテックとかが出てくるんだろうと楽しみにしてたんですが。
なんかもう「超」とか「EX」とか言い始めると終わりの始まり感が凄いですよね。
メリノウールは冬の常識を変える
それこそヒートテックのキャッチコピーみたいになってしまいましたが、これはキャッチコピーでもなんでもなく純粋な事実です。
体感温度的にはどうやら5度ぐらい気温が上がってる感じですね。
10度と15度の違いを想像してみてください。
10度って真冬の昼間ぐらいです。
15度って春先ぐらいです。
かなりの差だと思いませんか?
それが2000円のインナー1枚で実現できる、しかも臭わないから着続けられる、何枚も必要ないとなれば買うしかないでしょう。
あと5度上がったように感じるのが体温じゃなくて気温っていうのが重要なんですよ。
ダウンとかフリースとか冬服って体温を感じることで暖かいみたいな感覚があるんですけど、あれってなんというか自然じゃないんですよね。
長時間その状態だと疲れるというか、エアコンなんかもずっとあたってると気分が悪くなったりしますが、不自然な温まり方って疲れるんですよ。
でもメリノウールは気温が上がってる感じ。
自分の周りだけ温めてるんじゃなくて、環境が温かいみたいな。
すごく自然なんです。だから冒頭のコミュニケーションエラーみたいなことになったわけですが、「自然に温かい」って、単純に暖かさだけで測れない価値がありますよ。
いや、これ買ったときはホントついで買いみたいなノリで買ったんですけど、まさかここまで長々と語れるほどの感動を得られるとは思いませんでしたよ。
今年一番のコスパ商品ですねこれは。