先生、今日はモンベルのムーンライトテントについて教えてください! キャンプ好きの友達が「ムーンライトは最高だよ」って言ってたんですけど、どんなテントなんですか?
おお、ムーンライトか。確かに素晴らしいテントだな。モンベルの看板商品とも言えるロングセラーだ。私も長年愛用している。
へえ、そうなんですか? でも、なんでそんなに人気なんですか?
まず第一に、その名前の由来でもある「月明かりの下でも簡単に設営できる」という特徴がある。実際、私が初めて使った時は、その簡単さに驚いたよ。
え? 月明かりの下で立てられるんですか? それってすごくないですか?
ああ、すごいんだ。というのも、ポールがショックコードで繋がった一体型になっていて、組み立てが非常に簡単なんだ。私の経験では、慣れれば5分程度で設営できる。
わあ、5分ですか! でも、それって他のテントと比べてどうなんですか?
他の一般的なドーム型テントだと、ポールを交差させて組み立てる必要があるため、初心者だと15分から20分くらいかかることもある。その点、ムーンライトは直感的に組み立てられるんだ。
なるほど〜。でも、簡単に設営できるテントって他にもありそうですけど、ムーンライトの特別なところってなんですか?
良い質問だ。ムーンライトの特別なところは、その簡単さと軽量さ、そして居住性のバランスが絶妙なところだ。例えば、2020年にリニューアルされた2型は、総重量が約1.65kgしかない。
え、1.65kg? それってどのくらい軽いんですか?
そうだな、例えば500mlのペットボトル3本分くらいの重さだ。キャンプ用テントとしては非常に軽いんだ。でも、軽いだけじゃない。2型の場合、幅が150cmあるから、2人で寝るのに十分な広さがある。
へえ〜。でも、軽くて広いテントって他にもありそうですけど…
確かにそうだが、ムーンライトの特徴は軽量さと広さだけじゃないんだ。例えば、耐水性能が高いことも大きな特徴だ。フロアは2000mm、フライシートは1500mmの耐水圧がある。
えっと…耐水圧って何ですか?
ああ、すまない。専門用語を使ってしまったな。簡単に言えば、どれくらい水を弾くかという指標だ。1500mm以上あれば、かなりの雨でも内部に水が入りにくい。実際、私が西湖でキャンプした時、大雨に見舞われたんだが、テントの中はびっくりするほど乾いていたよ。
へー! じゃあ雨キャンプでも安心なんですね!
そうだ。しかも、フライシートとテント本体の間に適度な空間があるから、結露も起きにくい。朝起きた時に、テントの内側がビッショリということがほとんどないんだ。
でも、雨に強いってことは、風通しが悪くて蒸れそうですよね?
いや、そこがムーンライトのすごいところなんだ。前後にメッシュドアがあって、両方開ければ抜群の通気性が得られる。夏場のキャンプでも快適に過ごせるんだ。
へえ〜。でも、そんなに優れてるなら欠点はないんですか?
もちろん、完璧なテントというのはないさ。ムーンライトの場合、価格がやや高めというのが欠点と言えるかもしれない。2型で4万円前後するからな。
うわ、高いですね…。そんなに出せないです…
確かに初期投資は大きいが、長く使えることを考えると決して高くはないんだ。私のは9年使っているが、まだまだ現役だよ。防水性能も衰えていない。
9年も!? すごいですね。でも、他に欠点はないんですか?
そうだな…2020年のリニューアルモデルは、軽量化のために生地が薄くなったせいか、風の影響を受けやすくなったという声もある。私も新しいモデルを使ってみたが、確かに風が強い日はペグをしっかり打ち込む必要があると感じたな。
へえ、そうなんですか。でも、軽くなったのはいいことですよね?
ああ、そうだ。特に登山やバイクツーリングで使う人には、軽量化は大きなメリットだ。私も以前、バイクでキャンプツーリングした時にムーンライトを持っていったが、荷物の中でかさばらなくて助かったよ。
バイクでキャンプですか!? かっこいい! でも、テントって大きいですよね? バイクに積めるんですか?
ムーンライト2型の場合、収納サイズは本体が直径16×長さ30cm、ポールが直径9×長さ56cmほどだ。バイクのサイドバッグやトップケースに十分収まるサイズだよ。
へー、意外とコンパクトなんですね。でも、先生、さっきから2型の話ばかりですけど、他のサイズはないんですか?
ああ、すまない。説明が偏っていたな。実は、ムーンライトには1型(1人用)、2型(2人用)、4型(4人用)の3サイズがあるんだ。
へー! じゃあ、家族でも使えるんですね。どのサイズが一番人気なんですか?
そうだな、用途によって人気は分かれるが、私の周りでは2型が一番人気かな。1人で使うには十分な広さがあるし、2人でも快適に過ごせる。それに、先ほど言った通り、幅が150cmあるからダブルのインフレーターマットも入るんだ。
ダブルのインフレーターマット? それって何ですか?
ああ、エアマットのことだ。地面の冷たさや固さを和らげるために使う。ダブルサイズなら2人で快適に寝られるんだ。実際、私も妻とキャンプに行く時はダブルマットを使っているよ。
へー、なるほど。でも、1型と4型はどんな人が使うんですか?
1型は主にソロキャンパーや登山者に人気だな。とにかく軽量コンパクトだからね。総重量が1.71kgしかない。一方、4型はファミリーキャンパーに人気だ。大人2人と子供2人くらいなら十分な広さがある。
ふーん。でも、4型って冬は寒くないんですか? 大きいテントって寒そう…
鋭い指摘だ。確かに、4型以上の大きなサイズは冬場に寒さを感じやすいという声もある。体温で温まる空間が広すぎるからね。でも、これは大型テント全般に言えることで、ムーンライト特有の問題ではないんだ。
なるほど〜。じゃあ、冬キャンプするなら2型がいいんですかね?
そうだね。2型なら冬でも快適に過ごせる。実際、私も2型で雪中キャンプをしたことがあるが、驚くほど暖かかったよ。それに、ムーンライトの形状が優れているおかげで、雪がテントの頂点に積もらずにサイドへ落ちていくんだ。
えっ! 雪中キャンプ!? 寒くないんですか?
適切な装備があれば、意外と快適だよ。ムーンライトは高さが抑えめで、フルクローズにできるから、体温で温まった空気が逃げにくいんだ。それに、難燃加工が施されているから、万が一の時も安心だしね。
へー、難燃加工ってどういうことですか?
簡単に言えば、火が燃え広がりにくい加工のことだ。キャンプでは火を使うことが多いからね。安全面でも優れているんだ。
なるほど〜。安全面も考えられてるんですね。でも、先生、さっきからムーンライトの良いところばかり言ってますけど、本当にそんなに素晴らしいんですか? 何か裏があるんじゃ…」
ハハハ、疑り深いね。でも、その姿勢は大事だ。確かに、ムーンライトにも欠点はある。例えば、2020年のリニューアル後、一部のユーザーから「フライの一部が裂けやすくなった」という声も聞く。私の知り合いも、使い始めて4年くらいでフライの一部が裂けたと言っていたな。
えっ、4年で裂けちゃうんですか? それって短くないですか?
確かにね。ただ、これはペグダウンを強くしすぎたのが原因らしい。適切に使えば、そこまで早く劣化することはないはずだ。私のは9年使っても問題ないしね。それに、モンベルのアフターサービスは評判がいいから、万が一のときも安心だよ。
へー、そうなんですか。でも、他のメーカーのテントと比べてどうなんですか? 例えば、コールマンとか…
良い質問だ。コールマンのテントと比べると、ムーンライトは明らかに軽量だね。例えば、コールマンの人気モデル「ツーリングドーム」は約4kgある。ムーンライト2型の倍以上の重さだ。
えっ、そんなに違うんですか!?
ああ。ただし、コールマンのテントは一般的に価格が安いんだ。ツーリングドームは2万円前後で買えるからね。その点では、ムーンライトの方が高価だ。
なるほど〜。じゃあ、予算で選ぶ人はコールマン、軽さで選ぶ人はムーンライトってことですかね。
そうだね、大まかに言えばそうだ。でも、単純に軽さだけを求めるなら、もっと軽いテントもあるんだ。例えば、モンベルの別モデル「ステラリッジ」は、2人用でも総重量が1.43kgしかない。
えっ!? それってムーンライトより軽いじゃないですか! じゃあ、ステラリッジの方がいいんですか?
いや、一概にそうとは言えないんだ。確かにステラリッジは軽いが、幅が130cmしかない。ムーンライト2型は150cmあるからね。それに、ステラリッジは山岳用テントとしての性能に特化しているんだ。
山岳用テント? それってどう違うんですか?
山岳用テントは、より過酷な環境に耐えられるように設計されているんだ。強風や大雨、時には雪にも耐えられる。でも、その分、設営がやや複雑になる傾向がある。ムーンライトは、山でも使えるけど、平地のキャンプでの使いやすさも考慮されているんだ。
へー、なるほど。じゃあ、登山する人はステラリッジ、普通にキャンプする人はムーンライトってことですか?
その通りだ。ただし、そう単純に分けられるものでもないんだ。例えば、私は登山にもムーンライトを使うことがある。特に、テン場が整備されているような山なら十分使える。逆に、ステラリッジを普通のキャンプで使う人も多いんだ。
えー、じゃあどっちを選べばいいんですか? 迷っちゃいます…
そうだな、確かに迷うところだ。私なりの見解を言えば、キャンプ初心者ならムーンライトをおすすめするね。設営の簡単さは本当に素晴らしいから。それに、ムーンライトは見た目も美しいんだ。
見た目? テントに見た目って関係あるんですか?
ああ、実は結構重要なんだ。キャンプ場の雰囲気を作る上で、テントの外観は大きな役割を果たす。ムーンライトは、クラシックなA型フレーム構造を持っていて、キャンプらしい雰囲気を演出してくれるんだ。
へー、なるほど。でも、色は選べるんですか?
ああ、ムーンライトはスプリンググリーンとライトタンの2色から選べるんだ。私はライトタンを使っているが、これが意外と良いんだ。自然の中に溶け込むような色合いでね。
へー、渋い色なんですね。でも、先生、ムーンライトって名前の由来は月明かりで立てられるってことですよね? 実際そんなことできるんですか?
ハハハ、良い質問だ。実は私、一度試してみたことがあるんだ。新月ではなく満月に近い夜だったが、確かに月明かりだけでも設営できた。ただし、慣れていないと少し時間がかかるかもしれないね。
えー! 本当にできるんですね。でも、なんで夜中にテント立てる必要があるんですか?
緊急時を想定しているんだ。例えば、登山中に天候が急変して、予定よりも遅くキャンプ地に到着したような場合だね。そんな時でも素早く設営できるのは大きな利点だ。
なるほど〜。安全面でも考えられてるんですね。でも、先生、さっきからムーンライトの話ばかりですけど、他のテントはダメなんですか?
いや、決してそんなことはないよ。他のテントにもそれぞれ特徴があって、優れた点がある。例えば、snowpeakのランドロックは、広々とした空間が魅力だし、DODのカマボコテントは独特の形状が人気だ。
へー、他にもいろんなテントがあるんですね。じゃあ、なんで先生はムーンライトを選んだんですか?
良い質問だ。私の場合、様々な用途に対応できる汎用性の高さを重視したんだ。ソロキャンプから家族キャンプまで、登山からバイクツーリングまで、幅広く使えるテントを探していた。そして、軽量さと使いやすさ、耐久性のバランスが最も良かったのがムーンライトだったんだ。
へー、なるほど。でも、そんなに万能なテントって本当にあるんですか? なんか怪しくないですか?
ハハハ、疑り深いね。でも、その姿勢は大事だ。確かに、完璧なテントというのは存在しない。ムーンライトにも欠点はある。例えば、先ほど話した風の影響を受けやすい点や、価格の高さは確かに欠点だと言えるだろう。
そうですよね。じゃあ、どうやって選べばいいんですか?
そうだな、まずは自分のキャンプスタイルをよく考えることが大切だ。例えば、主にどんな場所でキャンプするのか、何人で使うのか、どのくらいの頻度で使うのか、予算はどのくらいか、などだ。そして、それに合わせて各テントの特徴を比較してみるといい。
へー、なるほど。でも、実際に使ってみないとわからないこともありそうですよね。
その通りだ。だからこそ、可能であれば実際に設営してみることをおすすめする。モンベルの直営店では、店頭で実際にテントを立ててみることができるんだ。
えっ、本当ですか? それいいですね!
ああ、とても良い体験になるはずだ。実際に触れてみると、設営のしやすさや素材の質感、空間の広さなどが実感できる。それに、店員さんに直接質問もできるしね。
へー、じゃあ今度行ってみます! でも、先生、ムーンライトってアニメにも出てくるんですよね?
ああ、「ゆるキャン△」というアニメだね。主人公の一人、志摩リンが使っているテントがムーンライトなんだ。実はこのアニメの影響で、一時期ムーンライトの在庫が品薄になったほどの人気だったんだよ。
えー! そんなに人気だったんですか? でも、アニメの影響って…大丈夫なんですか?
確かに、一時的なブームで購入するのは考えものかもしれないね。でも、アニメをきっかけにキャンプの魅力を知り、本格的に始める人も多いんだ。それに、ムーンライトの人気は一過性のものではなく、長年の実績に裏付けられたものだからね。
へー、なるほど。でも、先生、ムーンライトってどのくらいの期間使えるんですか?
そうだな、適切にケアすれば10年以上は問題なく使えるよ。私のは9年目だが、まだまだ現役だ。ただし、使用頻度や保管方法によっても変わってくるので、一概には言えないけどね。
10年以上!? でも、そんなに長く使ってて飽きないんですか?
ハハハ、面白い質問だね。確かに、新しいテントを試してみたくなることはあるよ。でも、長年使っているからこそわかる良さもあるんだ。例えば、設営の手順が体に染みついて、ほとんど考えずに設置できるようになる。それに、思い出もたくさん詰まっているしね。
へー、なるほど。でも、10年も経つと、新しいテントの方が性能良くなってそうですけど…大丈夫なんですか?
鋭い指摘だね。確かに、テント技術も日々進化している。例えば、より軽量な素材や、より高機能な防水加工などが開発されているんだ。でも、基本的な機能面では、古いモデルでも十分に使えるんだ。
へー、そうなんですか。じゃあ、中古で買うのもアリですか?
中古購入も一つの選択肢だね。ただし、テントの場合は使用状況や保管状態によって劣化具合が大きく異なるから、現物をしっかり確認することが重要だ。特に縫い目や防水加工の状態、ポールの曲がりなどをチェックするといいよ。
なるほど〜。でも、先生、さっきからムーンライトの話ばっかりですけど、他のモンベルのテントはダメなんですか?
いや、決してそんなことはないよ。モンベルの他のテントも素晴らしい製品が多いんだ。例えば、先ほど少し触れたステラリッジテントは、より本格的な山岳用テントとして人気が高い。クロノスドームというモデルもあって、こちらはよりリーズナブルな価格で品質の良いテントを提供している。ただ、私個人としては、汎用性の高さでムーンライトを選んだんだ。
へー、モンベルにはいろんなテントがあるんですね。でも、どうやって選べばいいんですか?
そうだね、選び方は人それぞれだが、私なりのアドバイスをするとすれば、まず自分の使用目的をはっきりさせることだ。例えば、主に平地でのキャンプなのか、山岳テント寝泊まりするのか、それとも両方なのか。それから、何人で使うのか、どのくらいの頻度で使うのか、予算はいくらくらいか、などを考えるといいだろう。
なるほど〜。じゃあ、私みたいな初心者には何がおすすめですか?
初心者の方には、やはりムーンライトをおすすめするね。特に2型が使いやすいと思う。設営が簡単で、幅広い用途に対応できるからね。それに、品質が良いので長く使える。初期投資は少し高くなるけど、長期的に見ればコスパは良いんだ。
へー、なるほど。でも、ムーンライトって、何か欠点はないんですか? さっきから良いところばかり言ってる気がするんですけど…
ハハハ、鋭いね。確かに、欠点もあるよ。例えば、先ほども少し触れたけど、2020年のリニューアルモデルは風の影響を受けやすくなったという声がある。それから、価格が他社の同等品と比べて高めというのも欠点と言えるだろうね。
えっ、風の影響を受けやすくなったんですか? それって大丈夫なんですか?
そうだね、確かに心配になるポイントだ。ただ、これはあくまで旧モデルと比較しての話で、適切にペグダウンすれば問題ない程度だ。私も新しいモデルを使ってみたが、確かに風が強い日はペグをしっかり打ち込む必要があると感じたね。でも、その分軽量化されているので、一長一短というところかな。
へー、なるほど。でも、風が強いところでキャンプするなら、別のテントの方がいいんですか?
そうだね、風が強い場所で頻繁にキャンプするなら、もう少し風に強いモデルを選ぶのも一案だ。例えば、先ほど話したステラリッジテントは風に強い設計になっている。ただ、その分設営がやや複雑になるんだ。
複雑になる? どういうことですか?
ステラリッジテントは、クロスポールという構造を採用していて、ポールを交差させて組み立てるんだ。これにより風に強くなるんだけど、初めての人には少し難しく感じるかもしれない。一方、ムーンライトはAフレーム構造で、ポールを交差させる必要がないから、より直感的に組み立てられるんだ。
へー、そうなんですか。でも、先生、さっきからAフレームとか言ってますけど、それって何ですか?
ああ、すまない。専門用語を使ってしまったね。Aフレームというのは、テントの形状のことだ。文字通り、アルファベットの「A」の形をしているんだ。この構造は、古くからあるクラシックなデザインで、安定性が高く、内部空間を効率的に使えるのが特徴だよ。
へー、なるほど。じゃあ、ドーム型のテントとはどう違うんですか?
良い質問だ。ドーム型テントと比べると、Aフレーム型は立ち上がりが垂直に近いので、サイドの空間を有効に使えるんだ。例えば、ムーンライト2型の場合、幅150cmの空間がほぼそのまま使える。一方、ドーム型は曲線を描いているので、サイドの空間が少し狭く感じることがある。
へー、そうなんですか。でも、ドーム型テントの方が多い気がするんですけど、どうしてですか?
そうだね、確かにドーム型テントは多い。これには理由があって、ドーム型は全体的に風の抵抗を受けにくい形状なんだ。それに、ポールが交差する構造なので、強度も高い。ただ、その分、設営がやや複雑になる傾向がある。
なるほど〜。じゃあ、Aフレーム型の方が設営は簡単なんですね。
その通りだ。特にムーンライトは、Aフレーム型の中でも設営が簡単な部類に入る。ポールが一体型になっているので、広げるだけでフレームの形が作れるんだ。実際、私が初めて使った時は、その簡単さに驚いたよ。
へー、すごいですね。でも、先生、さっきからムーンライトの話ばかりですけど、他のAフレーム型テントはないんですか?
ああ、もちろん他のメーカーでもAフレーム型テントはあるよ。例えば、アライテントのツェルトというモデルは有名だ。ただ、ツェルトはより本格的な登山用テントで、軽量化を極限まで追求しているんだ。その分、設営にはコツが必要で、居住性もムーンライトほど高くはない。
へー、そうなんですか。じゃあ、ムーンライトって中途半端な感じですか?
いや、決してそうではないよ。むしろ、ムーンライトの特徴は、登山用テントの性能と一般キャンプ用テントの快適性をうまくバランスさせているところなんだ。だから、幅広い用途に対応できるんだよ。
なるほど〜。でも、先生、テントって値段以外にも維持費とかかかるんですか?
良い質問だね。テントの維持費は、使い方や保管方法によって大きく変わるんだ。適切にケアすれば、特別な維持費はかからない。ただ、長期間使用していると、シームシーラーの塗り直しや、ポールの交換が必要になることもある。これらは数年に一度程度だけどね。
シームシーラー? それって何ですか?
ああ、シームシーラーは防水性を高めるための液体だ。テントの縫い目に塗ることで、水の侵入を防ぐんだ。ムーンライトは工場出荷時にすでに処理されているけど、長年使用していると効果が薄れてくる。そんな時に自分で塗り直すんだよ。
へー、そんなのあるんですね。でも、難しそう…
心配ないよ。思ったより簡単なんだ。チューブから出して塗るだけだからね。ただ、確かに面倒くさいと感じる人もいるだろうね。でも、これも愛着のあるテントを長く使うための作業だと思えば、それほど苦にはならないはずだよ。
なるほど〜。テントって奥が深いんですね。
そうだね。テントは単なる道具じゃなく、アウトドアライフの大切なパートナーなんだ。だからこそ、選ぶ時は慎重に、使う時は大切に、そして長く付き合っていくことが大切だよ。
へー、なんだかテントに対する見方が変わりました。ありがとうございます、先生!
どういたしまして。テントの世界は本当に奥深いし、面白いんだ。これを機会に、君もテントやキャンプの魅力にどんどんハマっていってほしいね。何か質問があればいつでも聞いてくれ。
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公開日:2024.7.14
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