登山の最初から最後までを動画でも残してみたいと思い、Panasonicのアクションカメラを使っていたのですが、壊れてしまいました。
新しいモデルをソニーやコダックなど見てみたんですが、価格の割にいまいちパッとしない…。
例によってAmazonで検索すると価格が10分の1ぐらいで怪しげなアクションカメラがズラズラと出てきました。
いやいや、安かろう悪かろうだろ?と思ったんですが、レビューが案外高評価なのです。Amazonを使ってる方はわかると思いますが、300件の平均評価が星4ってすごいですよね?
まぁ5000円なら安かろう悪かろうでもいいか、と適当な代替品のつもりで買ってみました。
とりあえず見た目は完全にアクションカメラの本家「GoPro」です。
似ているなんてレベルではなく、規格がそのままなので、GoProのオプションがそのまま流用できます。
さて、問題は品質ですが、これが凄かった。
まず、画質。
これまで使っていたPanasonicのアクションカメラHX-A1より上です。
HX-A1はデジカメ黎明期みたいな滲みや色合いの濁りがモロに出て最低限の記録用という感じでしたが、こちらは鑑賞に耐えます。
あとムダに4Kで60fpsまで対応しています。
ただ、データサイズがすごく大きく、32GBで30分ぐらいしか記録できないので、使っていません。ストレージに保存するだけでも時間がかかって大変です。
ただ、一度撮ってみた感じでは確かに画質はいいです。30fpsでもなんの違和感もありませんが、実際に60fpsを見るとやっぱり違います。現実の景色をそのまま見ているようです。
まぁ再生機器のパフォーマンスがわりと要求されるようで、非力なPCで見るとスローモーションみたいになったりCPUファンがものすごい勢いで回りだしたりしますが…。
高感度性能もなかなかがんばっています。
キャンプで据え置きで撮り続けてみたんですが、夜中の焚き火だけの明かりでも派手に燃やしているときは半径1mぐらいの範囲は撮れていました。
PanasonicのHX-A1だと炎だけしか撮れていなかったと思います。
画角も広い。ちょっと広すぎて魚眼みたいになっているのでできれば広角と標準の2つぐらい選べるとありがたいですが、まぁさすがにそれは贅沢ですね。
ちなみにPanasonicのHX-A1ではそれができました。
そして、オプションの充実度が凄い。
個人的には別にオプションはそれほど必要でもないんですが、これでもかというぐらい付いてきます。もちろん全部込みで5000円です。
アクションカメラとして必要になりそうなオプションは全部付いていて、普通ならこれだけで10000円以上かかってもおかしくないレベルです。
特に防水ケースなどこれだけで2,3万はしそう。まぁ中国製なので、正直このあたりの信頼度は微妙ですが…仕様では30mに耐えられると書いてありますがさすがにそれはないでしょう。1mでも怪しい。
あとバッテリーが内蔵ではなく、交換が効くのは大きいですね。
替えバッテリーが標準で1個ついていることにまず驚きますが、別売りでも3個2000円弱という驚異的な安さで買うことができます。
しかも充電器付き。もう意味がわかりません。
3個中1個が使い物にならないといったハズレロットの可能性もありますが、そんなの気にならなくなるレベルの安さです。
内蔵式ではバッテリーがヘタったらモバイルバッテリーに常に接続することになり実用性が一気に落ちますが、その心配がなくなるだけでも非常にありがたいです。
そもそもモバイルバッテリーに接続できること自体が1つのアドバンテージですし。
さらに充電器まで付いていてこの充電器がまた優れもの。本体と同様マイクロUSBで充電できるので、モバイルバッテリーから充電することができるんです。
アクションカメラはバッテリーがとにかく重要で、長時間撮るときは常にモバイルバッテリーに接続して撮影していましたが、これは携帯性が一気に落ち、アクションカメラとして本末転倒な感じになっていました。
しかしマイクロUSBで充電できる充電器があるということはカメラは本体だけで撮影しながら、その間に予備バッテリーを別で充電できるということです。充電時間と撮影時間の差はあるかもしれませんが、このサイクルでずっと取り続けることができるのはすごいです。
この分離ができることは非常に大きいです。充電器ならカバンの奥に入れていてもいいのでケーブルのわずらわしさを気にしなくてよくなります。
あと地味に嬉しいのが撮影中モニターが設定した時間でオフになること。
大抵撮影中は点きっぱなしなものですが、これがバッテリーを消費するので、消えてくれるのはすごくありがたいです。(常時オンにもできます)
もちろん何かボタンを押せば撮影を続けたままモニターを点けることができます。
類似品がたくさんありますが、ケースが付いているのは自分が見た限りこれだけです。
このケースもセミハードでしっかりしていて取っ手も付いていてとても使いやすいです。
今年買ったものの中で一番よかったと言っても過言じゃありません。