登山の荷物はザックに詰め込みますが、立ち止まって背中から降ろさないと取り出せないため、ちょっとしたものを取り出したいときには意外と不便です。
そのため、これまでザック以外にサブバッグを併用してきました。
最初に使ったのはこれ。
近所のホームセンターで買ったノーブランドのウエストポーチです。
2000円ぐらいで安いながらもわりと丁寧な作りです。
中央のロゴはいかにもノーブランド感が溢れてますが、配色やナイロンの記事、縫製などホームセンターで投げ売りしている商品の安っぽさは感じさせません。
まず、最初にプラスポイントになったのがファスナーの滑りがいいこと。
ファスナーと言えばYKKというのが世間一般の風潮のようですが、個人的にはそんなに優れているとは思えません。
このバッグのファスナーなどYKKじゃないのですが、質感はむしろこちらのほうが良く、滑らせたときに気持ちいいほどです。
ファスナーのつまみが一般のものより一回り大きく、タブもついているのがささやかながら大きな使い勝手の向上に貢献しています。
そして購入の決め手になったのが、ドリンクホルダーがついていること。
ちゃんとしたメーカーのものでもあまり見ません。
登山用のザックであればサイドにドリンクホルダーはあるんですが、取り出すのが微妙にキツかったりします。
ウエストポーチなら目の前なので難なく取り出すことができます。
さらにこのドリンクホルダーには締め付けるベルトもついています。
この手のポケットは使っている内にゴムが伸びてしまいますが、このベルトがあれば仮に伸びても安心です。
そして感心したのが、背面のパッド。
登山では汗をかくので体にフィットするものは汗で傷んだり色が抜けたりするのが気になりますが、このバッグは体にフィットする部分にパッドを備えているので、直接バッグへ汗が染みるのを防ぐことができます。中身にゴツゴツしたものを入れているときにそれが腰に当たる心配もありません。
ポケットは二重になっていて、フロント側はメッシュの薄いポケット付きで、カードなどを仕分けしておくのに便利です。
メインは仕切りなどはありませんが、かなりの容量があります。
長いベルトもついていてショルダーバッグとして使うこともできます。
実際に使ってみるとバッグ自体の性能はかなり良く、非常に使いやすかったのですが、大きさがそれなりにあり、ザックのウエストベルトにどうしても干渉してしまうのが残念です。
かなりベルトを緩めにしてウエストベルトより下に来るようにすれば使えないことはないんですが、少し無理がありますね。