バタフライランタンとシーアンカーランタンを比べてみた

無事点灯したことで詐欺商品から一気に愛着MAXになったバタフライランタン。

調子に乗ってもう一つ買いました。

500CPという灯油ランタン最高クラスの明るさですが、さすがにこれ1つでサイト全体を照らすのはムリがあるので、より快適な住環境を整えたいのです。

せっかくなので、今度はシーアンカーランタンの方を試してみます。

バタフライランタンとシーアンカーランタンはロゴが違うだけで、見た目も中身も同じらしいですが、実際に使ってその違いを検証してみたいと思います。

こちらが外箱。

こちらが外箱。

バタフライランタンは宇宙空間を全面にプリントした謎デザインの箱でしたが、シーアンカーランタンは中央にシールを貼ったような形ですね。

本体。

パッと見、全く同じですね。

並べてみた

失敗しまくった愛用しすぎたがために出た汚れ以外は色も大きさも同じ。

各部のロゴがシーアンカーになりました。

ホヤはシーアンカーランタンの方が控えめ。

ロゴが小さいのと、色が白いので、背景に溶け込んで存在感はほとんどないです。

タンクのロゴは中国の漢字で、しかも明朝体なので、なんかもう典型的な海賊版って感じでだいぶダサいです。

バタフライランタンは一応英語だったのでまだごまかせてたんですが。

ただ、タンクのロゴはあくまで刻印で、色が付いてたりするわけでもなく、実際に使ってるときに視界に飛び込んでくるような変な主張はないので、気にするほどではないです。

トップカバーのロゴは蝶々がイカリに。

バルブのダイヤルも「BUTTERFLY」が「ANCHOR」になってます。

バタフライランタンの方は文字が金色でしたが、シーアンカーランタンは無塗装ですね。

どちらも質感はプラスチッキーでチープです。

ダイヤルとポンプの安っぽい赤がこのランタンの唯一のマイナスポイントですね。

せめて黒だったらだいぶ軽減されたのに。

付属品も同じ

マントルは一応パッケージがシーアンカー用になってます。中身は同じです。

それでは点灯していきます。

最初に気付いた違いはポンピングのポンプ。

ポンピングをするときに何回かに1回、圧が逃げる「スカ」があり、中華ランタンにおいてこれは正常な動作なんですが、シーアンカーランタンのほうはその割合がやたら多いです。

バタフライランタンは10回に1回ぐらいでしたが、シーアンカーランタンは2、3回に1回ぐらいの勢いでスカります。

バタフライランタンのときのポンピングは「機械いじってる感」があって楽しかったんですが、ここまでスカるとさすがに苦痛になってきます。

この対策として、自転車のポンプが使えるポンプアダプターというアイテムがあります。

そんなラクしたいなら加圧ランタン使うなよと思ってましたが、今回のシーアンカーのスカぶりのせいでちょっと欲しくなってきました。

ただ、これはバタフライだからとか、シーアンカーだからというより、中国製品にありがちな個体差のバラつきによるもののような気がします。

仮にバタフライランタンをもう1台買ってても同じことは起こっていたんじゃないかと。

さて、マントルを空焼きし、予熱バーナーでプレヒートを…

ん?炎が出ないな。

圧力計は一応目盛り「1」まで上がってる。手持ちの灯油がなくて100mlぐらいしか入れてないからかな?

たぶんそのせいなので、一旦見なかったことにして、アルコールでプレヒートします。

そして無事、一発で点灯。

ヘタにニードルとか触ってなければ、バタフライランタンもこれくらいスムーズに点灯できてたんですね。

ただ、ここからポンピングで圧を加えていくときに問題が。

圧力計の目盛りが「1」から変わらない。

圧が全く入ってないのか?

ポンプは手応えがあるようなないような微妙な感じで、この感触だけでは判断できない。

なので一度圧を抜いてみました。

ん?

圧を抜いても目盛りが「1」のまま?

栓ごと外してみたんですが、それでも「1」のまま…。

うーんこれは…

ついに不良品と判断するときが来たか…。

すでに1台あるので、圧力計がなくても、なんとなくの感覚でいけないこともないんですが、もしレッドゾーンを超えてしまったら壊してしまう恐れもあるわけで、今後ずっとそれに怯えながらやるのは精神衛生上よろしくないです。

ついにLED HOUSEさんに苦情を言うときが来たか…

いや、早まるな。

今までどんな苦境も救われてきたじゃないか。

仮に不良だとしても、もしかしたら自分で直せる方法もあるかもしれない。

ということで前向きな感じで問い合わせてみました。

するとすぐに返事が。

叩いて直す!?

相変わらず想像を超えた解決策を提示してくれます。

そして今までの辛酸なめ子でなんとなくバタフライランタンとの付き合い方的なものがわかりつつあり、叩いて直すという方法が「あ、なんか直りそう」的な期待を持てる雰囲気なのです。

普通そんなこと言われたらテキトーなこと言ってごまかすなと言いたくなりますが、バタフライランタンは最初からバグってるので直し方もバグ技的な直し方が基本なのです。

毒をもって毒を制す的な。

ということでガンガン叩いてみます。

あ、目盛りがゼロになった。

あとは圧をかけたらちゃんと針が連動するのかですが、試してみたらちゃんと動きました。

完全に解決しましたね。

やっぱりLED HOUSEさんは神だった。

いきなり責任転嫁するような出だしに一瞬イラッと来た自分を懺悔したいです。

明らかにジェネレーターがゆがんでいても、この世界は結果が全てです。

最終的に点灯すれば、それはゆがみではなくてデザインなのです。

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公開日:2021.4.26
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