一人語り形式
会話形式
ようやく少し登山に慣れてきたんですが、山頂で料理してる人を見るといいなーって思います。
なるほど。
確かにコンビニで買ったパンやおにぎりでも空腹を満たすことはできるが、温かいものとかちょっと調理するだけで満足度は大きく変わるからな。
そうなると必要になってくるのが「コッヘル」だ。「クッカー」とも言う。
確かにコンビニで買ったパンやおにぎりでも空腹を満たすことはできるが、温かいものとかちょっと調理するだけで満足度は大きく変わるからな。
そうなると必要になってくるのが「コッヘル」だ。「クッカー」とも言う。
あの飯ごうみたいなやつですよね。
憧れます。
憧れます。
コッヘルにもいろいろ目的に応じてタイプがある。
一通り知った上で自分に合いそうなものを選ぶといいだろう。
一通り知った上で自分に合いそうなものを選ぶといいだろう。
よろしくお願いしまっす!
材質で選ぶ
まずは材質だ。
「アルミ」「チタン」「ステンレス」基本的にこの3つから選ぶ。
「アルミ」「チタン」「ステンレス」基本的にこの3つから選ぶ。
どういう違いがあるんですか?
主に「熱伝導率」「重さ」「耐久性」「価格」に違いがある。
まず、アルミだが、熱伝導率は一番いい。そして、軽い。価格は安い。ただし耐久性が低い。まずサビやすい。これは何かと濡れやすい登山では結構気になるポイントだ。
あとこれは日常のアルミ製品からイメージがわきやすいかもしれないが、傷が付きやすい。あと、金属の中ではかなり柔らかいので歪みやすい。
女性の力でもコッヘルを両側から挟み込むように押しつぶすとおそらく変形させることができる。
ジュースのアルミ缶などをイメージすればそのあたりは理解できるだろう。
まず、アルミだが、熱伝導率は一番いい。そして、軽い。価格は安い。ただし耐久性が低い。まずサビやすい。これは何かと濡れやすい登山では結構気になるポイントだ。
あとこれは日常のアルミ製品からイメージがわきやすいかもしれないが、傷が付きやすい。あと、金属の中ではかなり柔らかいので歪みやすい。
女性の力でもコッヘルを両側から挟み込むように押しつぶすとおそらく変形させることができる。
ジュースのアルミ缶などをイメージすればそのあたりは理解できるだろう。
弱いという欠点はありますが、総合的にはかなり優秀に見えますね。
そうだな。
だからコッヘルの一番主流はこのアルミだ。
初心者でも手に入れやすいし扱いやすい。
何より登山で一番のポイントとなる軽さ、調理で一番のポイントとなる熱伝導率がいいことが嬉しい。
だからコッヘルの一番主流はこのアルミだ。
初心者でも手に入れやすいし扱いやすい。
何より登山で一番のポイントとなる軽さ、調理で一番のポイントとなる熱伝導率がいいことが嬉しい。
チタンは?
なんか高そう…。
なんか高そう…。
その通り。チタンはこの3つの中で最も価格が高いのが欠点だ。
あと熱伝導率が一番悪い。
ただしこの3つの中では一番軽く、サビにくいのがメリットだ。
グラム単位で荷物を削る必要があり、過酷な環境が待ち受ける本格的な登山者に好まれるようだ。
また、熱伝導率が悪いのは悪いことばかりじゃなく、調理したあとそのまますぐ口をつけることができるのは地味に嬉しいポイントだ。
あと熱伝導率が一番悪い。
ただしこの3つの中では一番軽く、サビにくいのがメリットだ。
グラム単位で荷物を削る必要があり、過酷な環境が待ち受ける本格的な登山者に好まれるようだ。
また、熱伝導率が悪いのは悪いことばかりじゃなく、調理したあとそのまますぐ口をつけることができるのは地味に嬉しいポイントだ。
それは盲点でしたね。
鍋で調理してそのまま食べるようなものだから、そのまま口をつけることはできないのが普通なんですね。
鍋で調理してそのまま食べるようなものだから、そのまま口をつけることはできないのが普通なんですね。
最後にステンレス。
ステンレスと言えばまずこれというのがサビにくく、丈夫なこと。
また、価格が最も安い。
ただし一番重い。
重さをあまり心配しなくていいハイキングとかキャンプによく使われるな。
ステンレスと言えばまずこれというのがサビにくく、丈夫なこと。
また、価格が最も安い。
ただし一番重い。
重さをあまり心配しなくていいハイキングとかキャンプによく使われるな。
日常生活でも一番なじみがありますね。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 2012-03-09
形で選ぶ
次はコッヘルの「形」だ。
基本的には全部鍋型なんだが、「丸型」「角型」があり、丸型の中にも「浅いタイプ」「深いタイプ」がある。
基本的には全部鍋型なんだが、「丸型」「角型」があり、丸型の中にも「浅いタイプ」「深いタイプ」がある。
やっぱりそれぞれ意味があるんですかね。
まず、一番メジャーなのが丸型の深いタイプ。
このタイプは収納を兼ねることができるのがメリットだ。
コッヘルを使うとなると大体はバーナーやガス缶を一緒に持っていくことになる。
それらをコッヘルの中に収めてしまえるのは限られたザックのスペースではかなり大きなポイントだ。
このタイプは収納を兼ねることができるのがメリットだ。
コッヘルを使うとなると大体はバーナーやガス缶を一緒に持っていくことになる。
それらをコッヘルの中に収めてしまえるのは限られたザックのスペースではかなり大きなポイントだ。
なるほど中に入れてしまうんですね。日常ではあまり鍋の中に入れることなんて考えないから目からうろこな気分。
あと、料理以外にいろいろ使えるのもいい。
レトルトパウチをゆでたり、飲み物のコップがわりに使ったり。
登山の道具はいかに1つで多くの役割をこなせるかも重要だ。
レトルトパウチをゆでたり、飲み物のコップがわりに使ったり。
登山の道具はいかに1つで多くの役割をこなせるかも重要だ。
あー、なるほど。
次に丸型の浅いタイプ。
これはフライパンに近いから一番料理しやすいのがメリットだ。
混ぜやすいし、底が広いから炎が当たる面積が広く、熱効率もいい。
これはフライパンに近いから一番料理しやすいのがメリットだ。
混ぜやすいし、底が広いから炎が当たる面積が広く、熱効率もいい。
確かに調理しやすそうなイメージはありますね。
ただ、広い分、バーナーの上で調理するときはバランスを崩しやすいからその点は注意が必要だ。
最後に角型。
あまり見ないが、このタイプは角からお湯などが注ぎやすいこと、四角いからムダなスペースを取らずにザックに収納しやすいことなど、フタのずらし方が丸型よりも細かく調整しやすく、うまく蒸気を逃がせることができる、などわりとちゃんとしたメリットがある。
あまり見ないが、このタイプは角からお湯などが注ぎやすいこと、四角いからムダなスペースを取らずにザックに収納しやすいことなど、フタのずらし方が丸型よりも細かく調整しやすく、うまく蒸気を逃がせることができる、などわりとちゃんとしたメリットがある。
そそぎやすそうなのは確かに…。
インスタントラーメンを鍋で作ったとき、そのまま鍋から移そうとしてこぼした思い出が…。
インスタントラーメンを鍋で作ったとき、そのまま鍋から移そうとしてこぼした思い出が…。
そう、インスタントラーメンにも向いていて、袋麺などの四角い乾麺をそのまま茹でることができるというちょっとしたメリットがある。
あ、そうか。丸型じゃ割らないと入らないですよね。
味が変わるわけじゃないかもしれないけど、なんかちょっとイヤですよね。
味が変わるわけじゃないかもしれないけど、なんかちょっとイヤですよね。
まとめ
以上、「材質」「形状」の2つのポイントから選べば大きな失敗はないはずだ。
ここで表にまとめてみよう。
ここで表にまとめてみよう。
アルミ | チタン | ステンレス | |
---|---|---|---|
重さ | ○ | ○ | ☓ |
熱効率 | ○ | ☓ | △ |
耐久性 | ☓ | ○ | ○ |
価格 | ○ | ☓ | ○ |
それぞれ一長一短ですけど、私の場合はアルミが良さそうかなー。
そうだな。最初の1つとしてはアルミがオススメだ。
安いものなら1000円ぐらいから買えるし、不満があって買い換えるのもそんなに負担は大きくないだろう。
それでいて機能的にもほとんど問題ないからな。
安いものなら1000円ぐらいから買えるし、不満があって買い換えるのもそんなに負担は大きくないだろう。
それでいて機能的にもほとんど問題ないからな。
材質はあまり悩むことはないが、形は慎重に選んだほうがいい。
同じ丸型でもサイズは商品によってバラバラだからな。
こればかりは「大は小を兼ねる」ものではないことを覚えておいたほうがいい。
数センチのムダがザックでは思った以上に邪魔になる。
一緒にバーナーとガスを使うならそれも一緒に決めてキレイに収まるものがいいだろうし、バーナーではなく焚き火で使いたいなら吊り下げるための取っ手がついているものがいいだろう。
自分の使い方をイメージして選んでみてくれ。
同じ丸型でもサイズは商品によってバラバラだからな。
こればかりは「大は小を兼ねる」ものではないことを覚えておいたほうがいい。
数センチのムダがザックでは思った以上に邪魔になる。
一緒にバーナーとガスを使うならそれも一緒に決めてキレイに収まるものがいいだろうし、バーナーではなく焚き火で使いたいなら吊り下げるための取っ手がついているものがいいだろう。
自分の使い方をイメージして選んでみてくれ。
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公開日:2017.2.20
更新日: