- 登山用下着、なぜ重要?普通の下着じゃダメなの?
- 登山用下着の素材、何がいいの?
- ポリエステル
- ナイロン
- メリノウール
- シルク
- 登山用下着、どんな種類がある?
- Tシャツタイプ
- タンクトップタイプ
- ボクサーブリーフタイプ
- ショーツタイプ
- スパッツタイプ
- 登山用下着、サイズ選びのコツは?
- 体にフィットするサイズを選ぼう
- 試着は必須!
- 長期縦走なら少し大きめも考慮
- 登山用下着、どうやって着ればいい?
- レイヤリングを意識しよう
- シワやヨレに注意
- 上半身の下着は、パンツの中にイン
- 女性は、スポーツブラの着用を検討しよう
- 登山用下着、どう手入れする?
- 使ったらすぐ洗おう
- 洗濯は中性洗剤で優しく
- 乾燥は自然乾燥が基本
- 臭いが気になるときは…
- 登山用下着、いつ買い替える?
- 目安は2~3年
- 買い替えのサイン
- 定期的なチェックを
- 登山用下着、おすすめブランドは?
- モンベル(mont-bell)
- パタゴニア(Patagonia)
- アイスブレーカー(Icebreaker)
- ファイントラック(finetrack)
- ワークマン(WORKMAN)
- 登山用下着、失敗しない選び方まとめ
- さいごに
登山するときに下着を考えたことってありますか?
「えっ、下着?そんなの適当でいいんじゃない?」なんて思ってませんか?それ、大間違いですよ!下着選びを間違えると、快適どころかヘロヘロになって山頂到達すらあやしくなっちゃうかもしれません。逆に言えば、適切な下着選びさえできれば、登山がもっともっと楽しくなるんです!
この記事を読めば、あなたも下着マスターに!快適な山歩きを手に入れましょう!
登山用下着、なぜ重要?普通の下着じゃダメなの?
まずは基本中の基本、なぜ登山用の下着が必要なのか、から考えてみましょう。
「別に普通の下着でいいじゃん」って思う人、ちょっと待ってください。登山中の体は、普段の生活とは比べものにならないくらい激しく動きます。そして大量の汗をかきます。そんな状況で普通の下着を着ていると…
- 汗を吸って重くなる
- ベタベタして不快
- 乾きにくくて冷える
- 摩擦で肌がすれる
なんてことが起こるんです。これじゃあ快適どころか、登山どころじゃなくなっちゃいますよね。
登山用の下着は、これらの問題を解決するために特別に作られているんです。具体的には…
- 吸汗速乾性が高い
- 抗菌防臭加工がされている
- 体にフィットする
- シームレス(縫い目がない)設計
こんな特徴があります。これらのおかげで、快適に山を登れるんですね。
登山用下着の素材、何がいいの?
登山用下着の素材選びは本当に重要です。素材によって性能が大きく変わるんです。主な素材を見ていきましょう。
ポリエステル
ポリエステルは登山用下着の定番素材です。軽くて丈夫、そして何より速乾性に優れています。汗をかいてもすぐに乾くので、べたつかず快適です。
ただし、若干化学的な肌触りが気になる人もいるかもしれません。また、臭いが付きやすいという欠点もあります。でも最近は抗菌防臭加工が施されているものも多いので、そこまで気にならないかも。
ナイロン
ナイロンもポリエステルと似たような特徴を持っています。速乾性、耐久性に優れていますね。ポリエステルよりもしなやかで肌触りがいいのが特徴です。
ただし、ポリエステル以上に臭いが付きやすいので、抗菌防臭加工されているものを選ぶのがおすすめです。
メリノウール
最近人気急上昇中なのがメリノウールです。メリノ種の羊毛を使った素材で、天然素材なのに驚くほど機能的なんです。
特徴は…
- 吸汗速乾性が高い
- 臭いがつきにくい
- 温度調節機能がある
- 肌触りが柔らかい
と、いいことづくめ。特に臭いがつきにくいのは長期縦走のときにありがたいですね。何日も着続けても臭わないんです。すごい!
欠点は、ちょっとお値段が高いことくらいでしょうか。でも、その価値は十分にあると思います。
シルク
シルクも天然素材の中では優秀です。なめらかな肌触りと、優れた温度調節機能が特徴ですね。冬山ではベースレイヤーとして重宝します。
ただし、耐久性はそれほど高くないので、ハードな登山には向いていないかもしれません。また、メリノウール同様、お値段が少し高めです。
登山用下着、どんな種類がある?
登山用下着と一口に言っても、いろんな種類があります。ここでは主なタイプを見ていきましょう。
Tシャツタイプ
一番ポピュラーなのがTシャツタイプですね。半袖、長袖があります。夏山なら半袖、それ以外の季節は長袖がおすすめです。
首元の形状にも注目です。Vネック、クルーネック、ハイネックなどがあります。個人的には、ハイネックがおすすめ。首元まで日焼けを防げるし、少し肌寒いときにも重宝します。
タンクトップタイプ
暑い夏山では、タンクトップタイプの下着も人気です。腕の動きが楽で、涼しいのが魅力ですね。
ただし、日焼け対策や虫除けの面では少し不安が残ります。上にUVカット機能付きの長袖シャツを着るなど、工夫が必要かもしれません。
ボクサーブリーフタイプ
下半身用の定番はボクサーブリーフタイプです。太ももまでしっかりカバーしてくれるので、摩擦による肌トラブルを防げます。
レングスの長さは好みで選びましょう。長めのものは太ももの摩擦を防ぐ効果が高いですが、暑い時期は少し蒸れる感じがするかもしれません。
ショーツタイプ
女性向けにはショーツタイプもあります。これは普通の下着に近い形状ですが、もちろん登山向けの機能は備えています。
ボクサーブリーフほど動きを制限しないので、自由な動きを好む人には良いかもしれません。ただし、太ももの摩擦は防げないので注意が必要です。
スパッツタイプ
スパッツタイプは、太ももから膝下、場合によっては足首まで覆うタイプの下着です。ランニングタイツのようなイメージですね。
これを履けば、太ももの摩擦はバッチリ防げます。また、夏でも雪渓がある山に登るときなんかは、アイゼンの跳ね返りから脚を守る効果もあります。
ただし、暑い時期はちょっと暑苦しく感じるかもしれません。
登山用下着、サイズ選びのコツは?
さて、素材も種類も分かったところで、次は大事なサイズ選びです。登山用下着は、普段着ている下着とはサイズ選びの基準が少し違います。
体にフィットするサイズを選ぼう
登山用下着は、体にぴったりフィットするサイズを選ぶのが基本です。「えっ、窮屈じゃない?」って思うかもしれませんが、大丈夫。伸縮性のある素材で作られているので、動きを妨げることはありません。
むしろ、体にフィットしているからこそ、
- 汗をすばやく吸い取って拡散できる
- 肌との摩擦が少なくなる
- シワができにくく、上に着る服ともなじみやすい
といったメリットがあるんです。
試着は必須!
通販で買うのも便利ですが、できれば実際に試着してみることをおすすめします。体の動きに合わせて、つっぱる部分はないか、ズレてしまう部分はないか、しっかりチェックしましょう。
特に気をつけたいのは、
- 肩周り:腕を大きく動かしても窮屈さを感じないか
- 脇の下:腕を上げたときに突っ張らないか
- 股下:歩いたり、高い場所に足を上げたりしても違和感がないか
といった部分です。
長期縦走なら少し大きめも考慮
基本は体にフィットするサイズがいいのですが、長期縦走の場合は少し考え方を変える必要があります。というのも、長期間歩き続けると、体が少しむくむ傾向にあるんです。
なので、長期縦走用の下着を選ぶ場合は、普段よりもワンサイズ大きめを選ぶのもアリです。特に、ウエスト周りと太ももあたりはゆとりがあったほうがいいでしょう。
登山用下着、どうやって着ればいい?
さあ、いよいよ登山用下着の着方です。「え、着方なんて普通に着ればいいんでしょ?」って思うかもしれません。でも、ちょっとしたコツを押さえるだけで、もっと快適になるんです。
レイヤリングを意識しよう
登山では「レイヤリング」という考え方が重要です。これは、薄手の服を何枚も重ね着することで、体温調節をしやすくする方法です。
下着は、このレイヤリングの最初の層「ベースレイヤー」になります。つまり、下着の上に別の服を着ることを前提に着方を考える必要があるんです。
シワやヨレに注意
下着を着るときは、シワやヨレがないようにしっかり伸ばして着ましょう。特に背中や脇の下、股下あたりは注意が必要です。シワやヨレがあると、そこで汗が溜まったり、摩擦が起きたりして不快になります。
体にフィットするサイズを選んでいれば、自然とシワやヨレは減りますが、それでも念入りにチェックする習慣をつけましょう。
上半身の下着は、パンツの中にイン
Tシャツタイプの下着は、パンツの中に入れて着るのがおすすめです。こうすることで、
- 汗を効率よく吸い取れる
- 背中が出てしまうのを防げる
- 上に着る服とのレイヤリングがしやすい
といったメリットがあります。
ただし、暑い時期に長時間歩く場合は、あえてアウトにするのもアリです。お腹周りの通気性が良くなるので、涼しく感じられるかもしれません。
女性は、スポーツブラの着用を検討しよう
女性の場合、通常のブラジャーだと長時間の歩行で肩紐が食い込んだり、ワイヤーが肌に当たって痛くなったりすることがあります。
そこでお
aaa
はい、承知しました。登山用下着についての記事を続けます。
そこでおすすめなのが、スポーツブラです。スポーツブラは、
- 肩紐が広くて食い込みにくい
- ワイヤーがないので痛くなりにくい
- 吸汗速乾性が高い
- 動きやすい
といった特徴があり、長時間の登山でも快適に過ごせます。
登山用下着、どう手入れする?
せっかく良い下着を買っても、手入れが悪いとすぐにダメになってしまいます。ここでは、登山用下着の正しいお手入れ方法を紹介します。
使ったらすぐ洗おう
登山から帰ってきたら、できるだけ早く下着を洗いましょう。汗や汚れを放置すると、臭いの原因になったり、生地を傷めたりします。
特に、メリノウールやシルクといった天然素材は、虫に食われやすいので要注意です。使った後はすぐに洗濯するクセをつけましょう。
洗濯は中性洗剤で優しく
洗濯するときは、必ず中性洗剤を使いましょう。強アルカリ性の洗剤を使うと、生地を傷めてしまいます。特に機能性素材は傷みやすいので注意が必要です。
また、洗濯機を使う場合は、ネットに入れて優しく洗いましょう。手洗いなら、優しくもみ洗いします。ゴシゴシ擦るのはNGです。
乾燥は自然乾燥が基本
乾燥は、日陰で自然乾燥させるのが一番です。特に機能性素材は熱に弱いので、乾燥機は使わないようにしましょう。
干すときは、形を整えてからハンガーに掛けます。ピンチハンガーで挟むと、跡が付いてしまうことがあるので避けたほうがいいでしょう。
臭いが気になるときは…
登山用下着は抗菌防臭加工がされていることが多いですが、それでも使用頻度が高いと臭いが気になることもあります。そんなときは、重曹を使った洗濯がおすすめです。
洗濯物と一緒に重曹を入れて洗濯すれば、臭いを中和してくれます。ただし、天然素材(メリノウールやシルク)の場合は、重曹を使わないほうが無難です。
登山用下着、いつ買い替える?
登山用下着も、使い続けていればいつかは寿命が来ます。では、いつ買い替えるべきなのでしょうか?
目安は2~3年
一般的に、登山用下着の寿命は2~3年と言われています。ただし、これはあくまで目安です。使用頻度や手入れの仕方によって、もっと長持ちすることもあれば、逆にもっと早く寿命が来ることもあります。
買い替えのサイン
以下のようなサインが出たら、買い替え時かもしれません。
- 生地が薄くなってきた
- 伸びが悪くなってきた
- 臭いが取れなくなってきた
- 縫い目がほつれてきた
- 着た時の快適さが感じられなくなった
特に、「着た時の快適さが感じられなくなった」というのは重要なポイントです。登山用下着の機能が低下してきているサインかもしれません。
定期的なチェックを
買い替え時を見逃さないために、定期的に下着の状態をチェックする習慣をつけましょう。例えば、シーズン前の準備をするときなどに、一緒にチェックするのがいいでしょう。
傷みが気になる部分があれば、次の登山で特に注意して着用感を確認してみてください。違和感を感じたら、新しいものに買い替えるタイミングかもしれません。
登山用下着、おすすめブランドは?
さて、ここまで登山用下着について詳しく見てきました。「よし、買おう!」と思った方のために、おすすめのブランドをいくつか紹介します。
モンベル(mont-bell)
日本の登山用品メーカーの代表格、モンベル。その下着ラインナップも充実しています。特に「ジオライン」シリーズは、軽量で吸汗速乾性に優れ、多くの登山者に愛用されています。値段もリーズナブルで、初心者におすすめです。
パタゴニア(Patagonia)
環境に配慮した製品作りで有名なパタゴニア。その下着も高機能で定評があります。特に「キャプリーン」シリーズは、速乾性と防臭性に優れています。値段は少し高めですが、その分長く使えます。
アイスブレーカー(Icebreaker)
メリノウール製品で有名なニュージーランドのブランド、アイスブレーカー。100%メリノウールの下着は、防臭性と温度調節機能に優れています。値段は高めですが、その性能は折り紙付きです。
ファイントラック(finetrack)
日本のアウトドアブランド、ファイントラック。特殊な中空構造の繊維を使った「ドラウト」シリーズが人気です。吸汗速乾性と保温性を両立しており、オールシーズン使えます。
ワークマン(WORKMAN)
最近登山用品にも力を入れている作業着ブランド、ワークマン。その下着ラインナップも侮れません。特にメリノウール製品は、他ブランドと比べて非常にリーズナブルな価格で手に入ります。性能も悪くないので、コスパ重視の方におすすめです。
登山用下着、失敗しない選び方まとめ
ここまで、登山用下着について詳しく見てきました。最後に、失敗しない選び方をまとめておきましょう。
- 素材を吟味する: ポリエステル、ナイロン、メリノウールなど、用途に合った素材を選ぼう。
- 体にフィットするサイズを選ぶ: ダボダボは論外、かといってキツすぎもNG。程よくフィットするものを。
- シーズンを考える: 夏用、冬用、オールシーズン用など、使う時期に合わせて選ぼう。
- 予算を考える: 高いものが必ずしもベストとは限らない。自分の登山スタイルに合った予算で選ぼう。
- 試着は必須: できるだけ試着して、着心地を確認しよう。
- 手入れ方法を確認: 買う前に、手入れ方法を確認しておこう。面倒な手入れが必要なものは避けたほうがいいかも。
これらのポイントを押さえれば、きっと自分に合った最高の下着が見つかるはずです!
さいごに
いかがでしたか?登山用下着について、かなり深掘りしてきました。
最初は「下着ごときに」と思っていた人も、その重要性が分かっていただけたのではないでしょうか。適切な下着選びは、登山をより快適に、より安全にしてくれるんです。
でも、ここで紹介した情報はあくまで general な話。実際にどの下着が自分に合うかは、自分で試してみないと分かりません。色々試して、自分に合ったベストな下着を見つけてくださいね。