先週は台風、先々週は寺の年度行事で2週間山に行けてなかったのでちょっと久しぶりな感。
前回宝満山に行ったとき、新ルートを行ってみたかったのですが足が完全に音を上げていたので断念しました。
今日はそれをメインの目的にします。
寺の護摩行で使う火付け用の松がなくなってきてたので去年ぐらいからどうしようか悩んでいたんですが、まさかそのときは自分が山に入って取ってこれるようになるなんて考えもしませんでしたね。
ということで持って帰れそうなものを探したんですが、これがなかなか見つからない。
杉は間伐など手入れがよくされているせいかそこらじゅうに落ちているんですが、松はそういうのがないのかな。
密かに松を見つけたら持って帰る計画はあったので、ナタとノコギリは持ってきてあります。
しかしこのままだとさすがに電車とか乗るのはばかられるな…あとでどうにかしないと。
それにしてもヤブ蚊がすごい。
周りを延々と飛び回っているので耳元はずっと羽音がやまないし、目にはめっちゃ飛び込んでくるし。
こういうときは耳に手ぬぐい、目にはサングラスだ!
しかし背中には丸太背負って手ぬぐい巻いてセレブサングラスってもう違和感しかないですよね。
両手にナタとノコギリ持てば和製ジェイソンの完成です。
このまま下界に戻れば職質は必須でしょう。
とりあえずこれでだいぶ防御できたものの、とにかく数が多いので追いたくられるようにして先へ進むと、ひらけた場所に出ました。
これで人間界に帰れる。
って言っても志々雄の最終秘剣ぐらいしか連想できてませんけどね。
ここからの選択肢は3つ。かもしか旧道、かもしか新道、行者道。
かもしか旧道って子供禁止とかいうガチ感の漂う道らしいのでとりあえず今回はないな。
ここまでの愛嶽山の道も初で、松切るのに思いのほか体力を使ってしまったこともあったので、多分この中で一番無難な行者道を行くことにしました。
ネットで以前読んだ情報をうっすら覚えていたからよかったですが、これは確かに左に行きたくなりますね。
ただ、分岐の場所では左の道のほうがハッキリしているんですが、少し進むといきなり道が途切れるので、そこで無理やり進まなければ大丈夫そうではありますが。
行者道は、いい感じの傾斜で登りやすい道だなと思いながらもなんかやけに時間がかかりました。
GPSで今自分がいる場所が全然動かないので受信できていないのかと思ったほど。
正面ルートは賑やかで景色もいろいろ変わっておもしろいですが、石段が続くのがキツイですが、行者道は傾斜がずっと変わらなくてペース配分がしやすい気がします。
普通に山登りしたいときにはこっちのほうがいいかも。
こんなふうにルートごとに個性が違うのも宝満山の人気に関係があるのかもですね。
”
やっとここまで来た…。
正面と合流して一気に人が増えました。
そして頂上へ。
ラーメンを食べましたが箸を忘れてしまったので、枝で即席の箸を。
思ったほど食べにくくはなかったです。
ただ2本で食べようとするとかえってむずかしいので1本でいいですね。
普通の箸よりからむので1本でも意外に食べられます。
地図で確認すると実際どっちでもいいみたいです。
左はすぐに正面ルートに合流で、右はかまど神社まで直結するルートのようで。
昔の遺構にしてはずいぶん立派な門だと思ったら奥に寺があるみたいですね。