だいぶ気温も下がってきましたねー。
朝はだいぶ寒いです。
寒がりなのでそろそろ今年の山も納めるときが近づいてきたかもしれませんね〜。
さて、今日は朝からいい天気で登山日和でございます。
新しいアイテムを手に入れたのでこれを試してみたいので、新しい山よりは慣れた山がいいですね。
新しい山だとたぶんアイテム使うどころじゃなくなるので。
新アイテムその1は「ソーヤーミニ」!
登山好きな人ならたぶんみんな知ってるサバイバルグッズですよ。
このサイズで48万リットルの水を濾過できるパワフル浄水器なのです。
最初これ使ってる人を見たとき、潔癖症なのかなと思ってましたが、いろいろ調べたり聞いたりした結果、これは必須アイテムだという結論にいたりました。
ちなみに僕は落ちたものでも3秒ルールと言わず30秒ルールぐらいのノリで普通に食べれるぐらいなので、とりあえず潔癖症ではありません。
調べた話をまとめるとこうです。
「山の水=キレイ」は幻想
小鳥がさえずり、陽射しがサンサンと注ぐ中、澄んだ空気の中、山を登ってきて沢に流れる透明感あふれるきれいな山水。
多くの人が「きれいー」「おいしいー」とか言ってゴクゴク飲んでる場面を想像するでしょう。
が、それはとんでもない話です。
透き通ってるからキレイなんて思わないほうがいいです。
自然のままってことは消毒も何もされていないありのままってことなので、当然いろんな微生物が水に含まれています。
そして、雨水が地面に浸透してそれが谷に集約したものなので、雨水より汚いんですよね。
コップに注いだ水をテーブルにこぼしたらもう飲みませんよね。そういうことです。
なのになぜか、雨水は汚いと思うのに山水はキレイだと思われがちです。
周りの景色や空気がキレイなのとか、登山の健康的なイメージとか、自然=キレイみたいな漠然としたイメージとかが手伝ってるのかもしれません。
山水=雨水と思うだけで半分ぐらいの人は我に返りそうな気もしますが、それだけでは終わりません。
山はいろんな動物が住んでいます。
動物だからもちろん排便します。
排便したものが川に流れることだってもちろんあります。
さて、その水飲めますか?というハナシです。
見た目はキレイでも上流でうんこ浸かってたかもしれない水を。
汚いだけで済めばいいですけど、わりと真面目にヤバイ菌が入ってますからね、動物のフンは。
・・・・と。
したり顔で語りましたが、全部ベテラン様からの受け売りです。
たった一年の経験で、そんな卓越した経験も知識も持ち合わせておりません。
ただ、聞いててすごく衝撃で「これは浄水器なんとかしないと!」って思ったのは覚えています。
たった一年で、登る山も近くて低い山ばかりで遭難なんかしないよ、なんて言われそうなレベルですが、さすがにそれは違うかなと思うぐらいの危機管理意識は持っているつもりです。
ちゃんとした経験者の方からすればまだ「つもり」の域は出ていないんでしょうけどね。
どんな近い山でも、低い山でも、方位磁針、ツエルト、2日分の食料、水、カッパ、ロープ、救急セット、ライト、ライターは必ず持っていきます。
足を踏み外して転がり落ちたあとのことをリアルにイメージすると自然とこのへんが外せない感じになります。
そして足を踏み外して骨折とか動けなくなるぐらい転がり落ちそうなところって近くて低い山でも意識すると意外と多いことに気付きます。
つまりいつ遭難してもおかしくないということです。迷うだけが遭難じゃありませんからね。
で、その中で一番不安要素だったのが水だったんですよ。
食事は死を目の前にすれば山の虫でも食べれるだろうし、そもそも飢えはある程度ガマンが効きます。
でも、水はガマンで片付く問題じゃないですよね。意識的な欲は抑えられてもわりとすぐ体のいろんなところに影響する部分なので。
そんなときに山の水を見た目だけで判断して、軽はずみに飲もうものなら自分から死にに行っているようなものです。
でも水は登山の荷物の中でも一番重い部類に入ります。
人は一日に2リットルが必要と言われるみたいですが、後遺症とか命にかかわるところにギリギリ達しないレベルなら500mlでなんとかなるでしょう。…このへんはまだ曖昧ですが…。
とりあえず一日500mlとしても遭難したときのことを考えると3日分は用意したいところです。
ということは1.5リットルなので1.5kg。
いくら危機管理意識があるからと言っても万が一の備えに常に1.5kg余分に持つのはなかなかしんどいですよ。
ちゃんとした意識の人はそんなことないんでしょうけど…。
そしてそれでも3日ですからね。1週間遭難したらもうアウトですよ。
そんなこと考えてると水はかなりの不安要素になってしまうんですよね。
そこに来てふと思い出したのがこの浄水器「ソーヤーミニ」!
…通販番組みたいになってきましたが…。
登山始めたばかりの最初の最初に見たときに「どこのお坊ちゃんやねんw これはないわw そんな清潔にしたいなら登山するなよwwww」と思って以来、完全に存在を忘れてましたが、ここに来てまさか「これだ!」となるとは。
これがあればいくらでも飲み水が作れます。
重さは付属部品含めても100グラムありません。
大きさも手の平に収まるコンパクトさ。
元になる沢とかを探す前提にはなりますが、必要なときだけ探せばいいから持ち運ぶ場合のように必要なくてもずっと重いものを持ち歩く必要もないし、一度見つければ枯れない限りなくなることはないし、いろいろ合理的です。
とりあえずピンチになったときにスムーズに使えるように慣れるだけはしとかないと、ということで今日の登山で試してみましょう。
…すごい前置きの長さだ(‘A`)
登山前にちょっと調達
ソーヤーミニ本体で濾過する元の水を入れたパックとつなぐためのホースが必要なんですが、付属品にそれが含まれていないんですよね。
えっ、なんで?って感じですが、アメリカ人ならではの大らかさなのでしょうHAHAHA!!
福岡が誇るナフコは大体7時とかに開いてるので、こういうとき助かりますね(・∀・)b
…7時じゃなくて7時30分からでした…(‘A`)
帰るほど長い時間でもないので外の売り場を挙動不審な感じでウロウロして待ちます。
いつも通り、西鉄で都府楼前駅まで移動します。
宝満山登山者の強い味方、「まほろば号」を待ちます。
前回は、ワハハ本舗もびっくりのドタバタ劇でしたからね…。
登山開始
さー登山開始ですよ。
ここまでなかなかスムーズでいい感じ。
昔モンキー乗ってて、いろいろいじったりもしてたので、今でも見るとワクワクしてきます。
今日のもう一つ試したいことがありまして、それがこのサバイバルナイフなのです。
登山の中で目覚めた焚き火の楽しさ。
焚き火をするならキャンプということで、そこからキャンプにも目覚めました。
今や登山よりこっちのほうがメインの目的になりつつあるくらいです。
その焚き火は、いかに薪割りをスムーズにできるかで快適さが大きく変わることを体感しました。
詳しくはレビューにまとめましたのでどうぞ。
今まで横目で通り過ぎてた左の道から行ってみよう。
あ、こっちの道のほうがいいかも 。
いつもの道が隙間から見えます。並行してるみたいですね 。
あ、ここで合流するんだ 。
宝満山のこの賑やかな感じ、好きです。
ついたー。
最近は景色より、休みやすい場所に陣取って登ってくる人それぞれのドラマを眺めてるほうが楽しい。
さて、降りますかね。
前から気になってた左の道に行ってみる。
なんか修験の雰囲気が。行者用ルートかな。
まだ先があるようだ・・・。
あれ、合流した。
デジャブ。
帰り道のこの夕日の木漏れ日感が好きなんですよ。
はぁ~着いた~…ぬおっΣ バス向かってきてる!
ピッタリ到着 。