保冷剤を真剣に考え直したいきさつ
キャンプ道具で欲しいものは全部いろいろ調べて自分に合うものを選んできたんですが、保冷剤は全く考えず、百均で買ったものを使ってきました。
自分でもなぜかわからないんですが、百均以外で買うという発想がなかったんですよね。
百均“で”いいや、じゃないんですよ。
そもそも百均以外考えもしなかったんですよ。
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で、いざキャンプに持っていくと、瞬間で保冷効果がなくなるわけです。
大体キャンプ行くときって車で2時間ぐらいの遠出になるわけですが、現地に着くころにはもう溶けてましたからね。
余韻で少し冷たいぐらいで、「まぁまだ熱くはないよ」レベルの保冷効果しか残ってなかったんです。スタート地点で。
ただのキャンプならまだしも、大抵の場合、登山がくっつきますので、そこから5時間ぐらい登山になるわけです。
帰ってきた頃には保冷剤の存在感はゼロ。
着くまでは保冷してたんだし、常温で5時間ならまだ大丈夫だろ、火も通すし。
みたいな謎の論理を半分自己暗示みたいな勢いで、恐る恐る自分に言い聞かせながら調理していました。
他にも食材が腐らないようにいろいろ頭を使ってきましたね。
車の中はとりあえずだめだから外に出しておこう、でも直射日光はマズイから車の下に置いておくか、いや、山の中は気温が低いから登山口に置いておくか、でも登山口に突然食材放置って違和感が尋常じゃないから、登山中ずっと頭から離れなさそう、などまぁ涙ぐましい努力をしてきました。
どうにか保冷剤の持ちを長くできないのか…。。
そしてある日、ようやく気付くのです。
「ちゃんとした保冷剤ってもっと長持ちするんじゃね?」
今!?!?(; ・`д・´)
優先順位おかしいよ!
と、自分で自分に突っ込んだところでなんかサムいので、本題へ行きましょう。
あともう一つ言っておくと、保冷剤だけじゃなくてクーラーボックスさえも百均でしたからね。
そうですね。
これですね。
密閉性はファスナー頼み。
しばらくすると結露するレベルの断熱性。
結露するってことは冷気が外に伝わってるってことですからね…。
いや、ホントなぜこんなシステムで保冷できると思ったのか。
過去の自分を小一時間問い詰めたい。
Amazonランキング1位の保冷剤
ということで、他のキャンプ用品同様にAmazonで探します。
ありました、ありました。
ロゴスの「倍速凍結」という商品。
ロゴスってなんか久しぶりに聞いた気が…。
いや、アウトドアの老舗&大定番なんですが、Amazonで安いのばかりあさってたせいで、気づいたら身の回りのキャンプ道具、全部中華っていうとんでもない状況だったんですよね。
しかも買う手段はAmazonっていう。
少しは日本の経済に貢献しろって怒られても何も言えません。
Amazonでの保冷剤ランキングは圧倒的1位。
1位だけじゃなく上位10位のほとんどがこれです。
サイズ違いや、旧型のバリエーションで埋め尽くされてますね。
他の商品ではアイリスオーヤマの保冷剤が次点のようですが、レビューの数では10倍以上の開きがあります。
特に価格も変わらず、逆にロゴスの倍速凍結以外を選ぶ理由がないです。
ということで購入。
サイズはXLにしました。
Mと比較しても500円ぐらいしか変わらなかったので。
猛暑日38度のキャンプで使ってみた
さっそく実地試験です。
梅雨明け直後の快晴のキャンプ場。
気温なんと38度!
相手にとって不足なし!╭( ・ㅂ・)و ̑̑
まずは事前準備。
この倍速凍結は完全に凍るまでに丸一日かけることが推奨されています。
今回、いつになくAmazonではなく、ロゴスのリアル店舗で買ったんですが、店員さんがレジで購入時にわざわざ言ってくれました。
普通の保冷剤より時間がかかるからでしょうか。
この商品、「倍速凍結」という名前なので、凍るスピードが売りのように感じますが、個人的には凍る時間が早い印象はありません。
あくまで、長時間の保冷力が何よりも評価のポイントです。
ちなみにこの「倍速」というのは、ロゴスの従来品「氷点下パック」に比べて2分の1になっていることに由来しています。
キャンプ当日。
しっかり凍った倍速凍結をクーラーボックスに・・・と言いたいところですが、クーラーボックスはこれです。
いや、まぁ。
いいじゃないですか。
百均の保冷バッグに比べればパフォーマンスは段違いですよ?
食材と倍速凍結を詰めてキャンプ場へ出発。
車で走ること3時間。現地に到着しました。
これまでの百均保冷剤ではこの時点で溶け切っていて、ぬるくなり始めていました。
倍速凍結は・・・。
全く溶けていません!
しかも今回、想定外のプチトラブルがあり、走行中にクーラーボックスのフタが外れてしまっていたんです。
いつから外れていたのかわかりませんが、開放された空間でこの持ちは頼もしさが凄いですね。
このままキャンプ場に置いて登山に行けます。
いやぁ、今までのような後ろ髪惹かれる感じがないのがとても爽快ですね( ´◡`)
そして、このあと、登山から帰ってきても保冷効果は落ちておらず、夜22時に寝るまで続いていました。
翌朝、朝食を作るときに開けたときにはさすがにもう保冷効果はなくなっていました。
ということで、今回の実験では12時間は続いたことになります。
公式では16時間ということですが、猛暑日、クーラーボックスではなく発泡スチロールという過酷な条件でそれだけ持ったというのは決して誇大広告じゃないことが分かりますね。
使用上の注意
冷凍庫で凍らせるときは寝かせて凍らせるようにしたほうが良いみたいです。
一度、冷凍庫にスペースがなくて立てて凍らせてしまったんですが、保冷剤が下に偏って変形してしまいました。
実用上は問題なかったんですが、ショックを与えたりなど場合によっては破裂したりする恐れもあるかもしれないので、寝かせて凍らせるほうが良さそうです。
ということで、保冷剤「倍速凍結」はAmazonのレビューどおり、非常に頼もしい実力で、現状最強の保冷剤と言い切れることが証明されました!