3年間の登山ライフを支えてくれたキャラバンのC02-S
登山始めてもうすぐ3年…まさかここまで続くとは…(_´Д`)_
どうせすぐやめるだろ、と思ってほとんどの道具をAmazonで売ってるうさんくさい中華格安アイテムで揃えてきた僕ですが、唯一お金をかけたアイテムがあります。
それが登山靴。
登山においてザック、登山靴、レインウェア、この3つは命に関わると言っても過言ではない重要アイテムで、ケチってはいけないと言われています。
中でも登山靴は品質が露骨に影響する道具であり、合わないものや、品質が低いものを使えば、一歩踏み出す度に無駄な体力を消費したり、正しくグリップできなければ、滑って足を踏み外し谷底へ滑落なんてことにもなりかねません。
まさに命の危険に直結するアイテムと言えます。
そんな登山靴、僕がこれまで3年間使ってきたのはキャラバンの「C1-02S」。
3年間履き尽くした今でも、これから登山始める人に迷わずオススメする一足です。
先日、屋久島旅行に行ってきたんですが、屋久島って普段山歩きしない人が縄文杉とか白谷雲水峡とかのツアーに参加できるように、登山道具のレンタルが充実していて、僕もそのツアーに参加したんですが、周りみんなこの靴はいてましたからね。
不特定多数の人に貸し出すレンタルショップがオススメする靴ということは履く人を選ばないということであり、初心者にもオススメということですよね。
実際に初めての登山から今まで履いてきた僕の意見としても全くその通りだと思います。
詳しいレビューは「登山靴 キャラバン「C1」」に書いてますが、登山靴を履く人で知らない人はいないであろう定番中の定番「キャラバン」ブランドと言う時点で他の追随を許さない信頼感が保証されるわけですが、実用的な面でその良さを痛感したのが圧倒的なフィット感でした。
フィット感の目安となる靴の形、足の形は大きく「幅の広さ」「甲の高さ」で分けることができます。
一般的に日本人は幅は広く、甲は低い人が多いと言われます。
自分も例にもれず幅広で、大抵の靴は指のつけね部分、つま先立ちしたときに曲がる部分が常に突っ張った状態になり、そこから破れたり剥がれたりしていました。
靴のおおよその形はだいたいメーカーごとに傾向があり、キャラバンは幅広の傾向があります。キャラバンと二台巨塔と言われる「シリオ」は幅狭なので、足の形に合わせてこの2大メーカーから選ぶのが最もオーソドックスな選び方と言えます。
そんなキャラバンのC1-02Sですが、3年履き続けて気付けばソールがかなりすり減ってしまいました。
大抵の登山靴はソールだけ張り替えることができるんですが、このキャラバンのC1-02Sの場合、10000円ほどかかるらしく、それならもう少し頑張って15000円で新品買ったほうがいいような気がしたので新品への買い替えを考えました。
3年使ってきて何の不満もなかったので、同じものを買おうかとも考えたんですが、ふと、色気づいた欲が出て、革の登山靴に挑戦してみたいな、と。
2足目には憧れだった革の登山靴を
もともと革が好きで、普段履いている靴は全て革靴です。スニーカーを履いたのは大学生のときが最後ですね…。
カバンも財布も手帳もカードケースも全部革です。
実際、登山靴も登山していて他の人が履いている革の登山靴を見るたびにかっこいいな~とうらやましく思ってました。
でもタウンユースならともかく、登山で使うとなるとそこらじゅうでひっかけたりぶつけたりするわけで、その度に「うわっ、傷つけてしまった!」なんて神経質になるのも嫌だし、革の手入れも趣味で楽しめるレベルを超えてしまいそうなので、欲しいと思いつつもまぁ買うことはないだろうな…と敬遠していたところがありました。
あとそもそも価格が高い…。
何の不満もない一流メーカーの靴が1.5万で買えるのにロマンのためだけに5万も出せるほどお金持ってません。
が、そんなところへタイムリーに飛び込んできたのが「ダナーフィールド」の記事だったんです。
ダナーの常識を覆す新商品「ダナーフィールド」
ダナーフィールドは2018年に登場したばかりの新作ブーツです。
なんとなくアウトドア系のブログを見ていて、目に止まったんですが、このダナーフィールド、ダナー登山靴の代名詞とも言える伝統的な名作「ダナーライト」のエッセンスを引き継ぎながら価格を2.7万円とダナーライトの半額以下まで切り詰めたという驚愕の価格破壊モデルなのです。
2.7万円・・・!
さすがにキャラバンC1-02Sの1.5万円とまでは行きませんが、それなら充分現実的に考えられる範囲に入ってきます。
見た目もパッと見はダナーライトと区別がつきません。
急に現実的な候補に入ってきた革靴にテンションが上がり、これを第一候補として検討することにしました。
このときのワクワク感は今でも忘れません。
ダナーフィールドとダナーライトは何が違うの?
見た目はほとんど同じで、ダナーを持っている人でもなければ見分けることはほぼ不可能なレベルですが、じゃあ逆に何が違うのかと。
価格が2倍も違うならかなり大事な部分に差がつくはず。
まず、ダナーライトのアイデンティティとも言える大きな特徴は、アッパーにフルグレインオイルドレザーとコーデュラナイロンのコンビネーション、プラス防水透湿性テクノロジーの最高峰「ゴアテックス」の採用、そしてソールにはあの世界一滑らないと言われるビブラム社のソールを採用している点です。
フルグレインオイルドレザーとは?
いきなり専門用語のオンパレードで急にアフィリエイトブログ全開な感じになってしまったので、1つずつ解説していきたいと思います。
まず、フルグレインオイルドレザー。
直訳すると
フル→全部
グレイン→穀物の粒
オイルド→油分を含む
レザー→革
ということで、他はなんとなく分かるかも知れませんが、「穀物の粒」ってなんやねんと言いたくなったことだろうと思います。
これは革の表面の毛穴や、「シボ」など粒状の模様がまるで穀物の粒のようだということで、革の表面のことをグレインと言うそうです。
また、日本語では「銀面」と言うんですが、その語源は「グレイン」が「ギン」に聞こえたからだそうです。
他にも、革の光沢感を「銀」色で表したからとか諸説あるようです。
僕なんかは「本革」と言われた時点で「おーすごい」となりますが、一口に革と言っても実は部位によって商品価値はピンキリなのです。牛肉やマグロみたいなもんですね。
キズや汚れが目立つ部位は表面を削ってきれいに整える必要があります。このような加工が必要なものほど革としての価値は低く、加工なしでそのまま使えるものほど革本来の良さをそのまま活かせる、貴重な革となります。
その加工の度合いに応じて以下の3つに分けられます。
フルグレインレザー
トップグレインレザー
ジェニュインレザー
ブーツに限らず、バッグや財布など革製品に使われている革は全てその品質をこのランクで判断します。
この中で僕が知っていたのは「ジェニュインレザー」だったんですが…なんと…ジェニュインレザーって一番下だったんですね…。意味的に「genuine」は「本物」とか「純正」とかそういう意味なので、これが「革の中の革」的な意味だと思ってたんですが…ていうかフルグレインレザーとトップグレインレザーはそもそも聞いたことがなかった…。
フルグレインレザーは「フル」の言葉が示すように、削ることなく元の革の価値を活かしたまま製品化できる革を呼びます。
この定義は世界的に決められていて、日本では「日本皮革技術協会」で以下のように定められています。
本来は毛を除去しただけの皮の銀面部をいう。表面をバフィングにより除去した革と区別するため、銀面をバフィングしていない革に対して使用されることが多い。
バフィングとはサンドペーパー等で表面をなめらかにすることです。
生き物の革なので、基本的にキズや汚れやシワがついているのが前提になるんですね。
それらを除去するために磨いてキレイにするわけですが、フルグレインレザーはそれすら必要ない、またはそれが“味”に見えるようなキレイな革ということです。
ニュアンスとしては「毛とその表皮を取り除いただけの革」といった感じでしょうか。
ちなみにバフィングした革は「コレクトグレインレザー」と言います。
通常の革が化粧が必要な革なら、フルグレインレザーは「すっぴんで勝負できる革」ということになります。
割合で言えばフルグレインレザーは全体のおよそ3~5%。
最も元の状態に近い革ということで、存分に革の魅力を堪能できる反面、水や油、紫外線などの影響を受けやすいデリケートな面もありますので、扱いには相応の知識が求められますが、その上で得られる質感は他の革でどんなにがんばっても得られないものです。
ここまでクドクド説明してきてフルグレインレザーの価値は十分に理解いただけたと思いますが、ダナーライトはそんな貴重なフルグレインレザーを全面に使用しているのです。
そりゃ、5万出す価値はありますよね。
そして問題のダナーフィールド。
一番価格に響く部分はこの部分なので、このレザーの品質を削ってるに違いない!
ところが・・・。
ダナーフィールドもフルグレインレザー!
なんと、ダナーフィールドもフルグレインレザーを全面に使用しているのです!
もちろんゴアテックスですよ。
これには驚きました。心臓部となるレザーとソールは本家ダナーライトと全く同じクオリティを担保していたのです。
ってことはソール(靴底)だな。
ソールの品質で差別化したんだろうな。
アッパーと違ってソールは目立たないしな。
先程述べたとおり、本家ダナーライトの方はソールにビブラム社のソールを採用しています。
まずはその凄さを説明しておきたいと思います。
ソールの王様「ビブラムソール」って何がすごいの?
まず「ビブラム」とは、イタリアの靴底メーカーの名前です。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%A0
ソール専門って凄くないですか?
シューズメーカーじゃないんですよ? ソール専門メーカーなんですよ?
会社を上げて靴底だけを作るって相当な思い入れがないとできないことです。
創業は1937年。
80年も靴底だけを作り続けてきたというわけです。
そして今なお現役。
いや、現役どころか頂点に君臨しています。
「このソールに使われてる材質がどうのこうのだから~」なんてややこしい説明しなくても、もうその事実だけで圧倒的な信頼感がありますよね。
創業のきっかけは、アルプスで登山仲間を亡くしたことにあるそうです。
もう同じことを繰り返したくないという思いは、ただ良いものを作りたいとか、商売にして儲けたいなどという思いとは一線を画すでしょう。
今では靴底がゴムなのは当たり前ですが、実はゴムの靴底を作ったのもこのビブラム社が最初なのです。
それまでは革と釘で作った靴底しかありませんでした。
革と釘の靴底なんて履いたことありませんが、考えただけで不安になります。
このゴム底は「CARRARMATO」と名付けられました。
イタリア語で「戦車」という意味で、日本では「タンクソール」と呼ばれ、瞬く間に登山家の間で注目されることとなります。
1954年7月31日、イタリアの登山チームが世界で初めて「K2」の登頂に成功します。
その登山靴に採用されたのがビブラムソールなのです。
登山をする人ならK2の説明は不要でしょう。
エベレストに次ぐ世界で二番目に高い山で、誰もが憧れる山です。
そんな山を制したソールということで、絶対的な信頼を得たビブラムソールは世界で最も使用される登山用ソールとなったのです。
原材料の仕入れ、商品開発、生産、販売まですべて自社で一貫し、徹底した品質管理の元に提供されています。
さらに、生産されたソールは10項目以上の厳しい検査を経て、クリアしたものだけが商品化の対象となります。また、山や作業現場など、各種のソールの想定使用環境で実際に使用し、数値だけでは測れない実体験に即したフィールドテストも行います。
ビブラムソールは使用シーンに応じて大きく3つのジャンルに分けられます。それは、「スポーツ」「ワーキング」「寒冷地」の3つです。
スポーツ向けは地面が濡れていたりコンディションが悪い状況でもグリップ力を落とさないような工夫がされ、寒冷地向けはマイナス40度の状況でもゴムの柔軟性が変わらず、グリップ力が落ちないように作られています。
また、ワーキング用のソールは熱に強かったり、裂けにくかったり、耐久性が高くなっています。
それらのソールはアディダス、メレル、ニューバランス、ノースフェイスなど挙げればキリがありませんが、世界の名だたるシューズに採用されています。
どのメーカーも聞いたことのない人はいないシューズメーカーですが、そんなメーカーが自社のソールを差し置いて選ぶのがビブラムソールなのです。
そしてダナーもその1つ。
ダナーはビブラムソールを採用したアメリカで最初のメーカーです。
当然ダナーライトもビブラムソールを採用しています。
そんな世界最高峰のソールを装備したブーツ、5万だともはや安い気さえしてきます。
そうか・・・ダナーフィールドの安さはここだな・・・。
このソールを削ることでこの安さを実現できたんだな・・・。
まぁそれは賢い選択だよな・・・。
アルプスとかヒマラヤでも行かない限り、レジャーレベルの登山でそんな最高峰の品質なくても「まぁいっか」ってなるし。
そう思っていた頃が僕にもありました。
ところが!
ダナーフィールドもビブラムソール!
なんと! ダナーフィールドもまさかのビブラムソールを使っていたのです!
え、ちょっと待って、アッパーもソールも妥協なしって、もうそれブーツのほとんどの部分がダナーライトと同じってことじゃないの?
逆にどこで差がつくの?
く、靴紐とか・・・?
ナイロン生地と生産国に差があった!
見た目は同じに見えるナイロン生地、本家ダナーライトはインビスタ社のコーデュラナイロンを使用していますが、ダナーフィールドはただのナイロンです。
意識して見ると分かりますが、生地の頑丈さが全く違います。ダナーライトは縫い目の1本1本が非常にしっかりして密度もすごいです。数値で言えば1000デニール!
一方、ダナーフィールドのナイロン生地はまぁ普通で、よく言えばしなやか、ですが、悪く言えば頼りない感じで、山を歩いているときに木に引っ掛けて盛大に転んだりしたら普通に破れそうだな、と。
コーデュラナイロンの方はその程度では破れそうな気配を感じさせません。
服で言うならTシャツと柔道着ぐらいの差があります。
普通の服は破ろうと思えば破れますが、柔道着を一人の力で破ることってまずムリですよね。
実際のところ、コーデュラナイロンは普通のナイロンに比べ7倍の強度、7倍の耐久性があるとされ、登録商標としてその価値が保証されています。
アウトドアはもちろん、過酷な軍事環境でも採用されているほどでその品質には疑う余地がありません。
リュックやブリーフケースなどにも使用されているものがあるので、アウトドアにそれほど興味がない人でも目にしたことや名前を聞いたことのある人は多いんじゃないでしょうか。
そしてもう一つ、ダナーと言えばメイドインU・S・A!
( ゚∀゚)彡 U.S.A! U.S.A!
⊂彡
アメリカンドリームです!
ブーツに光る星条旗タグとレザーに型押しされた「MADE IN U.S.A」の刻印がかっこいい!
しかし、ダナーフィールドにはそれがありません。どこで作っているのかと靴の中を調べるとひっそりと「MADE IN VIETNAM」の文字が。
そう、ダナーフィールドはベトナム産なんですね。
これは一眼レフのカメラなどでも見られる現象で、ミドルクラス以上のカメラはMADE IN JAPANですが、エントリークラスになると見た目は同じでも生産国がインドネシアや台湾など東南アジアになってることはよくあります。
その点においてはメリットはコストが安いことだけで、品質的な優位性はなく、ここが明学なコストカットポイントと言えるでしょう。
ただ、だからと言って品質が低いとみなすのは乱暴すぎますけどね。B級品などではなく、メーカーが公式に自分のブランドを冠した商品ですから一定の品質は保証されているわけです。
逆にダナーフィールドの方が優れている点も!
ここまでダナーフィールドがダナーライトよりも劣っている点をアラ探しするかのように挙げてきましたが、ダナーフィールドが負けっぱなしかと言うとそんなこともないのです。
それはインソール(中敷き)。
「中敷きかよ…」と思ったあなた!
スポーツにおけるインソールの重要度をあなどってはいけません。
今までインソールに特別興味がなかった人にとっては「そんなの百均で買えるでしょ? 言ってみたらただの厚紙じゃん。」と言いたくなるところですが、インソールは実はかなり奥が深いアイテムなのです。
長時間の運動で蓄積される疲労、またそれが引き起こすケガのリスクはインソールで大きく変わります。
現代人は扁平足やゆがみなど、そもそもの足の形が疲労やケガにつながりやすい状態になっているケースも多く、それを矯正、サポートするのにもインソールは有効です。
本格的なものは1万円以上します。それだけで靴が一足買えそうな勢いです。
そんな大事なインソール、ダナーライトにはインソール自体がそもそもありませんが、ダナーフィールドはOrtholite(オーソライト)社のカップインソールを採用しています。
オーソライトのインソールはここ数年で注目が高まっていて、ナイキ、アディダス、メレル、サロモンといった名だたるスニーカーブランドが採用している信頼と実績のインソールなのです。
具体的な特徴としては、
・軽くヘタリにくいので、本来のクッション性が長く持続する
・通気性に優れ、ムレがちな靴の中も快適
・抗菌・防臭効果が他界
といった感じで、もはやインソールに求められるもの全部満たしてるんじゃないのこれ、的な勢いです。
ダナーライトもダナーフィールドも手厚いサポート
というわけで、ここまでダナーライトとダナーフィールドの違いを挙げてきましたが、ダナーフィールドが単なるダナーライトの劣化版ではないことが分かったと思います。
それで半額なんですから、文句なしのハイコスパですよ。
しかし、ダナーライト、ダナーフィールドの魅力はまだまだ終わりません。
どんなに良質な靴でも使えば劣化していきます。
しかし、そこからがダナーの本領発揮なのです。
これはダナーライトやダナーフィールドに限った話ではなく、ダナーのブーツ全てに共通なんですが、すり減ったソール、擦り切れた履き口やライニング、フックやアイレットの破損など、あらゆるブーツのダメージをダナーが公式にサポートしています。
まずは一番お世話になるであろうソール交換。
全面交換と減りやすいヒール部分のみの交換が選べます。
全面は13000円から、ヒールのみであれば6000円からの費用で依頼できます。
自社メーカーの公式サポートですから、どこよりも最適で信頼ある対応がこの価格で依頼できると考えると、決して高くない、というか思ったより安くて驚きました。
さらに嬉しいのが、ソール交換時に好みのソールが選べることです。
ダナーのソールはビブラムソールを採用していることは前述の通りですが、ビブラムソールと一口に言っても用途に応じて様々な種類があるのです。
ビブラム#148 クレッターリフト
ダナーブーツの代表格、クレッターリフトは、溝の深いブロックパターンがソール外周にぐるっと配置されているのが特徴です。
通常、この手のパターンはつま先とカカト部分のみで、土踏まず部分は省略されることが多いんですが、土踏まずも含めて文字通り「ぐるっと」配置されています。
土踏まずは土を踏まないんだから必要ないんじゃないの?と思いたくなりますが、それは素人考え。
丸太で作られた階段や木の根っこなど、登山では様々な地面の状態に対応しなければいけません。
土踏まずまでしっかりグリップして走破することを求められる場面がたくさんあります。
(続く)