毘沙門山 標高179m

冬眠目覚めの一発目は糸島の超低山「毘沙門山」

活動標高差
161m
活動距離
3170m
活動時間
1:47

こんにちは。
去年と同じく、12月初旬の登山を最後に寒さに敗北宣言をして、冬眠期間に入った僕です。
特に今年は雪が一週間ぐらい振り続けるという、福岡ではそうそう見ない寒い冬だったので、2月後半になっても登山的モチベーションは1ミリもありませんでした。
定期演奏会や博物館、美術館、部屋改造でDIYに手を出したりと、100%インドアを決め込んでいたんですが、金曜日に天気予報を見ると土曜の気温がなんと15度!
年明け以来、10度以下が当たり前だったのに急に春の気候の予感。天気も晴れ。
それだけならまだ柳川のさげもん祭り見てうなぎ食べに行こうか、なんてあくまでインドアに向いたままだったんでしょうが、数日前に糸島の超低山「毘沙門山」を教えてもらったばかりだったのです。
車やバイクで直接山頂に行けるレベルで、歩いても30分もかからないとのことで、ちょっと運動したくなったときとかにいいかもと思っていたんですが、ずっと冬眠で体がなまった今登りに行く山に最適だと気がつきました。

それでは久しぶりにレッツゴー╭( ・ㅂ・)و ̑̑

ゆるゆる準備して11時過ぎに出発。

最高気温15度とは言っても、朝はやっぱり寒いので、しっかりあったかくなってから行動開始です。
登山時間も短いし。

マイナーな山あるあるで、情報がネットを調べてもなかなか出てこないという。
登山途中とか登頂の記事はあるんですが、登山口の情報って意外とないんですよね。
どこから登ればいいんだろう…。

あらゆる山の登山口を網羅しているんじゃないかと噂の「登山口ねっと」に情報があったので、ここに紹介されている住所まで車を走らせてみました。

が、

ナビの案内が終了したポイントはバス停…。

よく見てなかったのでもう一度登山口ねっとの情報を見てみます。

Σ(゚д゚lll)

おいぃぃぃぃいい!!!!!

…しょうがない。手探りで探すか…(‘A`)

あっ!

公式の案内!

こういうときの公式の案内って、もうなんかほんと天の助けみたいな感じしますよね。

80m、すぐそこにあったみたいです。

一緒に案内されてる元寇防塁もちょっと気になる。

何かの石碑が。

その脇に登山口がありました。

ここから登っていきます。

12時登山開始。すっかり暖かくなり、予報どおりの気温15度の小春日和です。気持ちいい~。

緩やかな坂道。

傾斜は一定だし、舗装されているので、登山感はほとんどなく、普通に散歩する感じです。

意外と日差しありますね…。

日差し・・・あ。

帽子忘れた…。

汗かいてきた…。

汗を拭こう・・・あ。

手ぬぐい忘れた…。

うーむ。

やっぱりなまってますね~こんな基本装備を忘れてしまうとは…。

でもそんなのまだカワイイほう。
それ以上にマズイのが体力の劣化具合!

山道でも何でもない、ただの坂道を数十メートル歩いただけなのにもう息が上がってきてるってどうよ。
ふくらはぎの筋肉に負荷がかかっているのも感じます。

普段だったら一通り登って下り終わる頃に来るあの感じが今の時点でもう来てるんですよ。
いやーこれはこれはw 積み上げてきたもの…って言っても大して積み上げてもないけど、ほとんどゼロに戻っちゃったようですね。
いくら冬眠明けでレベル落ちてるとは言え、さすがに物足りない感じになるだろ、なんて高をくくってましたが、とんでもなかった。ちょうど良かったですよこの山。

車道とまでは言いませんが、平坦な舗装路で、車でも行けそうな道です。
ただ、幅はそれほどないので、離合はできないかな?

と思ったら離合ポイントがあった…いや、これ離合ポイントなのか?

そのあと、微妙に気にかけながら進んでいきましたが、一応ところどころ離合できそうな場所はあると見て良さそうです。
そのために用意された感じではないので、保証はできませんが…。

ところで全然関係ないんですけど「離合」って西日本でしか通じないらしいですね。西日本の皆さま知ってました?
でもよく考えたら確かに「離合」って字が全然そういう意味じゃないですよね。なんでこの単語をすれ違う意味に使うようになったんですかね…。
僕はわりといい年になるまでこれを標準語だと思っていて、知ったときは結構ショックでした。
どれくらいショックかって、普通の焼き鳥には豚バラがないという事実に匹敵するレベルです。
いや、豚バラが知る人ぞ知るネタ具材みたいなポジションだったらわかりますよ?
でも違いますから!
福岡では多分焼き鳥の中で1、2を争うトップ定番具材ですから!
店に入って席についたらとりあえず皮とバラ頼んでその間に次のを考えるみたいな勢いですよ?
あとキャベツがオプション扱いで有料ってのもたまげました。いやいやいや!
いやいやいや!!!!
キャベツはデフォでしょ!
あとなんかキャベツのタレがなんか女々しい…あのむせるぐらいの強い酢が油をいい感じにさっぱりさせてくれるのにめっちゃ優しい…。

すみません、取り乱しました。同じく割といい年になるまで全国共通の定番だと信じて疑わなかったブラックモンブラン食べて落ち着きます。

さて、坂道がちょっと急になってきました。

脇にちょっとした広場があります。ここに車停めてもいいかもしれませんね。

というかここからは道幅が狭くなってて、車では行けないので、もし車で来た場合はここに停めざるを得ないですね。
ジムニーぐらいのサイズならギリギリ行けるかな? オフロードバイクなんかだと楽しいかもしれませんね。

もう普通に息が上がるわ、普通に汗かいてるわで全身が本気で活動してる感じがあります。

体が「いきなり運動するな」と悲鳴を上げているようです。
でも、数ヶ月ぶりに体を動かしたことで、なんか溜まってた変な老廃物というかなんかそんなものが出てる感じがして、なんかいいです。

突然現れた建造物。

何かと思ったらトイレでした。

こんなところにあるものにしては随分しっかり作ってありますね。

なんと手洗い場まで!

この手作り感とてもステキです。

なんて思ってたら山頂到着。

なんかドタバタ切羽詰まってた感がありますが、時計を見てみると結局20分もかかってませんでした。
あの切羽詰まり具合で20分もかからないなら、普通の人なら10分とかで来れるんじゃないかな?

スイセンの香りが漂ってきます。

春の訪れはもうそこまで来てますね。

と、サラッとスイセンって言いましたが、あれ本当にそうだったっけ?と思ってネットで調べたら確かにスイセンでした。
大人になって覚えた花はすぐ忘れてしまうのに、我ながらよくわかったなと。
子供の頃に覚えた花は覚える気もなかったのにいまだにこうやって全部覚えてるんですよね。
小さい頃の記憶ってすごいですよね。
この時期に覚えさせれば誰でも天才になれる気さえしてきます。親が英才教育をしたくなる気持ちもわかります…。

簡単に来れる割にはなかなかの見晴らしの良さですよ。

眺望案内もあるので、山を照らし合わせてみましょう。

あれが柑子岳で、あれが可也山?
へ~、低い山なのになんか随分大きく見えるな~。

その後は日なたぼっこで久しぶりの外の空気を満喫しました。

低い山とは言っても見晴らしがいい分、風は結構吹きます。
やっぱりまだ風は冷たいです。
でも今日くらいの暖かさなら、日射しで暖められたところをちょうど冷ましてくれる感じで、いいですね。

穏やかな日射しと潮風の香りとスイレンの香り。

絶妙な癒やし空間です。

このままずっとぼけーっとしていたい。

静かなのもいいですね。
すぐに来れるわりには地上からはそれなりに離れてるので、山の静かさはあるんですよ。

地面が平坦だからキャンプもできますね。
まぁ割と散歩とかジョギングとかしてる人が多いから人目が気になりそうですが(笑)

さて、せっかくここまで来たので、糸島のほうでもドライブして帰りますか。

中央が階段になった坂道、登りは階段いやですが、下りは階段の方がいいかも。
舗装路の下り坂って地味に疲れるんですよね。

木漏れ日がいい

登りのときとそんなに時間も景色も変わっていないはずなんですが、下りで気持ちにゆとりができたせいでしょうか。

ご近所トレーニングに最適

3人ぐらいランニングの人とすれ違いました。
ガチというよりは自宅のすぐそばをちょっと走る程度のライトな感じで。

小鳥がピーチクパーチク

下りてきました。

THE のどかです。春ですねー。

時間は14時。

一日のピークは超えて、落ち着いた時間。

でも何かしようと思えばいろいろできる時間。

あてもなく糸島へ車を走らせてみます。

信号がなく、ひたすら一本道なので、海岸線を走ってるだけでもレジャー感に満たされます。

とりあえず最果てまでやってきました。

芥屋です。

糸島中の糸島、もはやこの2文字だけでリア充感が伝わってくるレベルです。

何年か前に芥屋の大門の遊覧船に乗ったことがありますが、あれは良かった。

今やってれば乗っていたんですが、4月からしかやってないんですよね。

そういえばこの奥まだ行ったことなかったな。

海岸にぶちあたりました。奥に芥屋の大門が見えます。

この上、登れるのか。

5分ほど歩きます。

山の中を歩きますが、普段着で問題ないです。

ていうかこんなところにわざわざ山の格好して来る人は僕ぐらいのものでしょう。
普通はカップル的なドライブのノリで来るところです。

展望台

1組分のスペースしかないので、順番待ちになります。

展望台からの景色

その先は行き止まりと書いてありましたが、奥から来る人がちらほら。

何かあるんでしょうか。

普通に行けそうな感じではありませんが・・・。

鳥居が!

数分歩くと視界がひらけました。

すぐ隣の山に鳥居が祀られています。

左右は海でなかなかの景色

さっきのふもとから見た海岸の裏側みたいですね。
あのカッポーたちはこれを見に来てたんですね。

鳥居まで歩いていけそうな感じもありますが、元々立入禁止なので、ここで引き返しました。

登り口付近には食事ができるお店もいくつかあり、ここでくつろぐのも良さそうです。

また海岸線をドライブして帰宅。

夕方になり、よりいい雰囲気に。

ただの移動だけでも雰囲気を味わえるのが糸島のいいところですね。

広告
公開日:
画像再クリックで閉じる。
画像右下のアイコンクリックで原寸大表示。
↑
single