今日もいい天気。
さー、今日はどの山に行こうか。
今日もやっぱり佐賀の山な気分。
福岡よりも全体的にスローな雰囲気。山は登山者が少なく、登山道が作られすぎない自然に近いガタガタした感じがいい。
ただ、佐賀の山で思いつく山がなかなかない…。
黒髪山がちょうどいいけど、今年だけですでに5回目なので、それ以外がいい。
天山もだいぶ行ってるし、土器山はこの前行ったし、他に何かないかと情報を探して目に止まったのが「金立山」。
500メートルぐらいのちょうどいい標高。
黒髪山と同じような自然そのままに近い山道。
これだ。
福岡市内から1時間。意外と近い。
金立山のふもとにある金立公園を目指します。
一応公園内に駐車場もあるんですが、すぐ近くにある金立サービスエリア(下り側)から降りたところになぜか無料の駐車場があり、50台ぐらいは停められる広さなので、こちらのほうがスムーズです。
ここまできちんと作られた駐車場で無料ってすごいですよね。
管理棟のようなものもなく、本当に勝手に使っていいの?って逆に不安になります・・・。
ちなみに上り側の金立SA駐車場は高速道路利用者以外は使ってはいけない旨の告知があります。
実際、上り側はいかにも「サービスエリアの駐車場」感があるので、入る前に雰囲気で気付くと思います。
金立公園と金立いこいの広場の違いがよくわかっていませんでしたが、この案内図を見る限り、金立公園の中に金立いこいの広場が内包されている感じみたいですね。
そして、いこいの広場はバーベキューやバンガローがあるキャンプ場なんですね。
この地図では名前しか書かれていませんが、今回の目的である金立山はこれらの施設の奥にある金立神社からのスタートということなんでしょう。
そうか、今ちょうど蓮の花が咲いてる時間なんだ。
自分でも意外でしたが、直接見たのはこれが初めてでした。
やっぱり、蓮の花は汚泥に突然咲く周りとのギャップで神々しいですね。
この図の通りに山頂付近まで案内があるのか微妙ですが、大体の位置の把握には使えそうですね。
ていうか今いる24番ってめっちゃ端っこじゃないか。
公園内しばらく歩いてきたんですが、この地図、わりと縮尺小さいんじゃ…?
あ、地図に縮尺書いてあった。
でも、地図自体がざっくりすぎて縮尺がほとんど意味をなしていない(笑)
まさか山頂までずっとこの舗装路ってことはないよね・・・(汗)
7月に苔テラリウムにハマって以来、コケに過剰反応してしまう…。
こんな普通の道でこんなに生えているなら、山の中は結構期待できるかも?
田舎にある看板に書かれたカタカナってなぜか「ー」とか小さい「ッ」とかが惜しい感じになルパターン多いですよね(笑)
やっぱここは日本ですからね。
それはともかく、ここから登山道?
ここまでの舗装路がシャーワロードでここからは山道的な理解であってるんだろうか…。
うーんなるほど・・・これがシャーワロードで、一応山頂までシャーワロード伸びてるけど、登山気分な人はそれを横切って山道行けばいいじゃない的なアレか。
林道がある山によくあるパターンだな。
と、同時にコバエだのヤブカだのがめっちゃたかってくるように。
この前大活躍のスキンガードエクストラで体への対策はOKだけど、やっぱり一番問題は目なんですよね。
普通のメガネじゃ隙間から果敢に飛び込んでくるし、サングラスじゃ暗くて視界が微妙だしで一長一短ですが、花粉症メガネは視界良好で隙間もガードといいとこ取りなのです。
数年前まで5000円ぐらいしてましたが、今や100均で買えますからね。費用対効果は抜群ですよ。
やっぱりこの地図はあくまでシャワーロードの案内であって、登山向けのものではないのかも…そうするとこの1番のチェックポイントから山頂までが縮尺無視でめっちゃ長い可能性もありえる…。
あまりこの地図頼りにしないほうが良さそうだな…。
この胞子的なものが伸びてるのはなんだったか、なんか苔テラリウムに使える苔の品種の1つだった気がするけど…自分が作る苔テラリウムの景色に必要なのはホソバオキナゴケ、アラハシラガゴケ、シッポゴケ、ホウオウゴケ、コウヤノマンネングサあたりなので、ムダに採るのはやめておこう。
シッポゴケも欲しいと思ってたけど、イメージした景色に必要というよりは、苔単体の造形がおもしろくて欲しいと思った程度なので採りたいけどムダにしたくないので保留。
あの地図だともう少しに見えたけど…やっぱり登山は想定していない地図だったか…。
それにしてもヤブカすごい。
こりゃ花粉症メガネがなかったら撤退してたな…普通のサングラスでも危なかったかも。
実際この花粉症メガネでも一回入ってきたくらいだし。
メインルートを歩いてるつもりだったんだけど…間違えたかな?
地図で見ると左の東南尾根の方が山頂に向かってるし、傾斜も緩そうに見えるので、こっちへ・・・ん?ちょっと待て、これほとんど今来た道を戻るような感じじゃないか。
あー、やっぱり途中で道間違えてたか。まぁ森林浴で気持ちよかったしこれはこれで楽しめた。
よし、じゃあ右の上宮沢東尾根行ってみるか。
どうせもう回り道なら普通行かない方を選ぼう。
と、このときは相当テンション上がって採取したんですが、後で調べたらハイゴケでした。
改めて見ると全然違うんですが、そのまま苔テラリウムで茂みみたいな作りができそうだったので、これは欲しいやつだ、と思ってしまいました。
どう見ても鳳凰のしっぽ。
水辺に生えるんですね。
しかしある場所にはこんなに生い茂るように生えるんだな。
貴重な品種のイメージがあったから意外だった。
そろそろ山頂に着きそうな感じですが、なんか嫌な予感が…。
これはあれか・・・三郡山、背振山に続く「山頂に人工物で山頂感ゼロパターン」か。
世界三大がっかり的な感じで九州三大がっかり山頂が完成されちゃうパターンか。
結構登ってきて「そろそろもういいかな」ってなったときの「すぐ」って大事ですね。
この標識に「すぐ」って書いてなかったら多分もういいかってなってた気がする(笑)
登り道ではありますが、たぶん100メートルもないです。
まぁでも見ての通りスペースは狭いし、眺望はないですね。
500メートルぐらいがちょうどいいですね。やっぱ佐賀の山はいい。
そして、休もうとしましたが、相変わらずヤブカが凄くてとどまることを許してくれないので、そのまま下山開始です。
このルートが最短ルートになるみたいです。
ていうか奥の院はあったけど結局、上宮がどこにあるか分からないままですね。
この鳥居の横にある看板にはここが上宮みたいに書いてあるけど、それらしきものはないし…。
一般向けルートみたいに書いてあるし、こっち行ってみるか。
いや…これ観音沢とか大層な名前つけるような沢じゃn(自粛)
やっぱり沢に生えるんですね。
誰が作ったんだろうw
そんな細かく作り込まれてるわけじゃないのにひと目でトトロってわかるクオリティが地味にすごい。
すでに今日の登山は満足して「もういいか」に達した僕にとって「楽」の言葉は非常に訴求力があります。
しかもこの看板めっちゃ「楽」押してるし。
鍛えるためにキツイルート選ぼう、なんて気は微塵もなく、迷わず桧沢ルートをセレクト。
しかしここから急にアブの敵襲が!
やばい、このアブめっちゃ攻撃的だ!
しばらく周りをグルグル周ったと思ったら、正面でピタッとホバリングして・・・そして刺す!
的な。
あかん、これ完全に殺る気100パーセントだ。
ぬおおお!アブとの格闘で全然進まん!
そしてめっちゃ疲れる・・・
ここで急にアブがいなくなりました。
はぁ・・・やっと穏やかな日々が帰ってきた・・・。
ここは・・・7番?
7番は・・・左端やないかい!
ここから右端まで歩かないといけないのか・・・これはまだ結構あるぞ。
山頂はヤブカで休めなかったですからね。
しばらく休んで出発。
これが正権稲荷か。最後にやっとたどり着いた。
まぁ上宮は結局謎のままでしたけどね。
あー、下山してからがわりとしんどかった~。
いやーでもやっぱ佐賀の山はちょうどいいですね。