グレゴリーのバルトロ85の実力が文句なしに凄い

ついに買いました!

グレゴリーの「バルトロ」85!

価格が同じ容量の他社製品に比べて20-30%ぐらい1万円ぐらい高いこともあり、なかなか踏み出せずに来てましたが、1年経っても欲しい気持ちは変わりなかったので、これは買って後悔しないやつだ、ていうか、ここまで来ると早く買わないと、山へ行くたびに損をすることになる!

ということで買いました。

期待通り、いや、期待以上のクオリティに大満足です。

この感動が収まらないうちに以下、体感をレビューします。

テント泊を繰り返して見えてきた「ザックに求めるもの」

これまで使ってきたザックはカリマーの「クーガー」75リットルです。

1年間登山をしてきたところで、日が沈むまでに帰らないといけないことに不満が出てきて、もっと山にいたい!と思ったことからテント泊へ挑戦することになり、テント泊ならとりあえず大きいのを買わないと、という程度の認識で買ったザックがこのカリマーのクーガーでした。

つまり容量以外、何も気にしてません。

あ、いや、それとメーカーだけはきちんとしたところのものを、というのはあらかじめ必須条件にしてました。

それまでは登山靴とレインウェアだけがその考え方で、 ザックはAmazonのうさんくさい中華製品でいいや、的な考えでした。

まぁ今も日帰りはその中華ザックなんですが…。

そして、このカリマーのクーガーを使ってテント泊を5回ほどしたときに見えてきました。

テント泊ザックに欠かせない機能が。

それはフルオープン機能

テント泊で絶対に欠かせない荷物ランキング一位はテント、シュラフです。

そして、一番邪魔な荷物ランキング一位はテント、シュラフです。

そして、日中の使用頻度が一番低い荷物ランキング一位はテント、シュラフです。

大抵のアイテムは存在感と使用頻度が比例しているものですが、存在感がダントツ高いわりに使う場面が限りなく限られているいかんともしがたいアイテムのテント、シュラフ

使用頻度の高いものを取り出し口の近くに配置することを考えるのがパッキングの基本ですが、その理屈に則るとテント、シュラフは必然的に一番取り出しにくい場所に詰め込む形になります。

一番上、一番下は取り出し口から近いのでザックのど真ん中か中の下、といった配置になるでしょうか。
僕の場合は一番上は使用頻度が一番高い水と食料、一番下は頻度は低いけど必要なときに瞬時に取り出せるようにしておきたいアイテムのレインウェアを配置しています。
で、テント、シュラフは荷物の中で最も大きいので、レインウエアのすぐ上にしています。
じゃないと他の荷物が取り出しにくくなるので…。

登山中はそんな邪魔者扱いしているテント、シュラフですが、寝床に到着したら一気に最重要必要アイテムに上り詰めます。

しかし、ザックの中で一番取り出しにくい場所に追いやられているので、そう簡単に取り出せません。

取り出すにはそ例外の荷物を出す必要があります。

サイズが大きいのでなおさらです。

テント、シュラフを取り出すためだけに、取り出された本来不要なアイテムたちはその後、またザックに詰められます。

そして、翌朝またテント、シュラフを奥に押し込むためにまた全部取り出されるのです。

この流れ、非常に効率が悪いです。

ただ、背に腹は代えられないというか、だからってテント、シュラフがなかったら自殺行為だしそうするしかないよね、ってモヤモヤしていました。

そこへある日目に入ったのがグレゴリーのバルトロの紹介記事。

確か山と渓谷に載っていたと思います。

そこに載っていたのが、ザック前面がガバっとフルオープンした写真。

その写真だけでもう説明不要で「これだ!」となりました。

この構造により「詰めた順番と逆順で取り出さないといけない」というザックの常識を覆されました。

逆もまた然りで、パッキングするときも、スーツケースに詰めるように、ザックを寝かせ、各アイテムを横に並べるように詰めていけばいいので、1つ1つ確認しながら無理・ムダのないパッキングができます。

通常のパッキングではザックを先に詰めたものを押し込むように次のアイテムを入れていくので、先に入れたものが最終的にどうなっているか確認することができません。

もしかすると変にねじまがったり、引っ張られたような形で押し込まれてしまっているかもしれないのです。

それが確認できないまま、押し込むことにモヤモヤがありましたが、グレゴリーのバルトロならそれがスッキリ解消されます。

その一点だけえ、グレゴリーのバルトロに一目惚れしました。

実際に使ってみると期待以上の快適さ、直感的な機能性で、もうこの構造以外のザックには戻れません。

グレゴリーはザック界の“ロールスロイス”!

と、熱く語ってきたわりに、グレゴリーのバルトロの魅力についてまだ何も話せていませんね…。

「前面がフルオープンする」しか言えてませんが、グレゴリーのバルトロの魅力はそんなものでは収まりません。

まず、そもそも「グレゴリーとは」という話からになりますが、グレゴリーは「ザック界のロールスロイス」と言われて久しく、ザックにおける圧倒的な信頼を揺るぎないものにしています。

あれ、ロールスロイスは分かりますよね…? 分からないなら…ググってください(笑)

一言で言えば、「車といえばトヨタ」のさらに上位互換だと思ってください。

つまり「グレゴリーのザック」という時点で、バルトロだろうがスタウトだろうがザックとしての品質は保証されてるんですよ。

グレゴリーのザックは独自のウエスト、ショルダーベルトの構造で、重さを感じさせないと言われます。

それは背負った瞬間にザックが体の一部になったような感覚さえ覚えるほどで、ザックを「背負う」のではなく「着る」と表現されるほどです。

背面のラバーグリップでフィット感UP

これは買う前も買ったあともしばらく気付かなかった機能ですが、グレゴリーのバルトロは背面下部、つまり尾てい骨にフィットする部分にラバー素材のシートが貼られています。

これにより、体とザック本体がグリップし、体との一体感を飛躍的に高めているんです。

ベルトをしっかり作ったり、面の曲線を最適な形にしたりといったアプローチはどんなザックでも常に改良を続けていますが、このアプローチは初めて見ました。

見た目は地味だし、使ってもしばらく気付かないほどですが、「何か分からないけどすごくフィットしてる」感が凄く、このシートがもたらす恩恵は非常に高いです。

ていうかこのシート名前ないんですかね・・・?

グレゴリーの公式サイト見ても全然言及されてないんですけど…ていうか海外の公式サイトって基本やる気ないですよね…。

独立式ウエストベルトとショルダーベルト

体と一体化させるフィット感はまだまだ終わりません。

グレゴリーの名前を不動のものにしてきた伝統のお家芸、それが別パーツ化されたウエストベルトとショルダーベルトです。

ちょっとなんか我ながら表現がいまいちで申し訳ないんですが、普通ウエストベルト、ショルダーベルトって根本がザックに固定されてますよね?

でもグレゴリーのバルトロはこれを1つずつ別のパーツとして組み立てたのです。

ザックを安定させるにはベルトの根本をこの上なくしっかり固定させるべき、という常識をここでも覆しました。

腰の角度や肩の角度は人それぞれ違います。

別パーツにしたことで根本がフレキシブルに可動し、個々の最も収まりのいい場所に自然にフィットするのです。

これがグレゴリーの「レスポンスA3テクノロジー」と言われるものです。

まぁこのヒーロー戦隊みたいなネーミングはどうなんだという気もしますが…。

また、ショルダーベルトの位置は背面長に合わせてあらかじめS,M,Lの3サイズが用意されていますが、その中でさらに上部根本の取り付け位置が上下二箇所用意されているので、実際に使用しながら微調整ができます。

いくら入念に試着しても実際に使って初めて分かる部分ってありますよね。

グレゴリーのバルトロはそんな要望にもしっかり応えてくれます。

取り外し可能なランバーパッド

フィット感向上への施策その3!

それが、背面に取り付けられた「ランバーパッド」です。

厚みのある板状のクッション素材で、マジックテープで、背面下部に取り付けることで、背中との密着度を高めます。

もちろん、圧迫感が強すぎるようなら外してOKです。

人間工学に基づいたドリンクホルダー

これは素人目にもひと目見た瞬間に感動できるポイントだと思います。

ドリンクホルダーがめちゃくちゃ使いやすい!

普通、ザックのドリンクホルダーは側面にポケットとして備えられていることが多いですが、グレゴリーのバルトロはボトルの形状に合わせ、筒状になっており、さらにそれが背負ったまま取り出すことを考えた角度に傾けて付けられているのです。

人間工学に基づいて計算されたというだけあって、非常にナチュラルに出し入れすることができます。

僕は人一倍体が硬いようで、普通のザックのサイドポケットにドリンクを刺しても手が届かないのです。

登山中はこまめな水分補給が何より大事と言われる状況で、いつでも取り出せる位置にボトルがないのは致命的です。

なので、今までは棟あたりに専用のボトルホルダーをぶらさげていたのですが、グレゴリーのバルトロでそれも解決されました。

また、ドリンクホルダーと言ってますが、口を巾着状に縛ることができるので、小物入れとしても使えます。

さらに、500mlのボトルはもちろん、1リットルの大容量ボトルでも入りました。

夏場はとても助かります。

すぐ飲み干してザックの中からつぎのドリンクを取り出さないとおけなくなりますからね…。

ウエストベルトのポケットは左右それぞれに個性

ウエストベルトにポケットが付いているのは今や普通の装備ですが、グレゴリーのバルトロは左のポケットはメッシュ生地になっているのに対し、右のポケットは防水生地を使って密閉性を重視しています。

ファスナーも止水テープが施されていてその機能は確かなものです。

スマホや電池、マッチなど濡れたらまずいものをこちらに入れると良さそうです。

ただし、サイズはそれほど大きくないので、最近の大型化したスマホは入れられない場合が結構ある気がします。

目安で言うと、iPhone5はOKですが、iPhone6になるとちょっと強引に詰め込んでなんとか入るぐらいの感じです。

ここまでギュウギュウだと実用性に問題があるのでおすすめはしないです。

内部の背面ポケットがそのままアタックザックになる

これもしばらく気付かなかった機能なんですが、グレゴリーのバルトロは内部の背面側にポケットがあります。

ここには例えばタブレットなど板状のものを収納するのに役立つんですが、それ自体は他のザックでもよく見る機能です。

このバルトロのすごいのはそのポケットごと取り外しができ、1つのアタックザックとして使えることです。

85リットルもの大容量を持っていくテント泊なら寝床に到着したらすぐさま荷物を軽減させたいところです。

かと言って、寝るにはまだ明るいし、もうちょっと散策したい、なんてのはよくある話。

そんなときに活躍するのがアタックザックです。

本当に実際の使用環境をよく考えて作られていますね。

レインカバー付属

細かいことですが、レインカバーがおまけでついています。

グレゴリーの新ロゴ入りです。

このロゴかっこいいですよね。

昔のロゴが良かったと言う人も多いですが、僕は今の方が好きです。

1気室と2気室を切り替えできる

これ、昔からよくある機能なんですが、最近逆に珍しい気がします。

最近多いのは2気室なら2気室で完全に構造上、分断されているもの。

これは個人的にあまり好きじゃありません。

1気室か2気室かはそのときの状況によってコロコロ変わることが多いのでどちらも対応できるようにしてほしいです。

グレゴリーのバルトロはその教会が取り外し可能な1枚の布で分けられてるだけなので、不要であれば簡単に外せます。

スーツケースで詰めた荷物の上から1枚布をかぶせるようにカバーをすることで、荷物がごちゃつくのを抑える機能がありますが、あんな感じです。

デメリットは価格

ここまでとにかく褒めちぎってきましたが欠点ももちろんあります。

それはとにかく価格が高い!

同じ容量の他社ザックと比べると大体1万円ぐらいは差があるような印象です。

まぁ、その差額を出す価値は十二分にありますけどね。

もう一つのデメリット「重さ」

そしてもう一つ、それは「重さ」です。

大容量のザックであれば大体重くはなるんですが、それでも他社競合商品と比べると1kgぐらいは違うようです。

ただ、個人的な体感ではザック自体の重さは感じませんでした。
それよりもフィット感がいいので、それだけでいつもより1kg以上軽くなった印象さえ受けるほどです。

1kg重くなっても体感では1kg以上軽くなってるので、結果オーライってことでいいでしょうか(笑)

最後に

実用は上で述べたとおり十分で、なんなら普段の日帰り登山でもこのバルトロを使おうかと思うほどです。

それほどフィット感のいいバルトロ、テント泊なら10kg以上の荷物を担ぐことも珍しくないので、ぜひおすすめします。

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公開日:2019.1.14
更新日:
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