中華製焚き火ハンガー4種比較

キャンプグッズでずっと欲しかったのに手が出せなかったもの…。

それは焚き火ハンガー

このバエぶりよ

鉄そのままの黒光り、無骨なスタイルがたまりません。

これにランタンとかシェラカップとか無造作にぶら下げれば、実用性はもちろんとして、バエるのです…!

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サバイバルが本質のキャンプでインスタ映えとかなめとんのかとか、ああ、お前アレだろ?最近流行りのグランピングとか好きって言っちゃうタイプだろ?などと言われそうな勢いですが、キャンプというものは非日常なもう一つの家、いわば別荘なのです。

日常を過ごす自宅でインテリアに気を配るのなら、別荘はなおさら雰囲気重視でコーディネートしたくなるのは自然な流れでしょう。

ちなみにグランピングは否定派です。

さて。

そんな感じでずっと前から欲しかったけど手を出していなかった焚き火ハンガー。

なぜ手を出さなかったか。

まず第一に

重い

そして

高い(必要性のわりに)

からです。

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アウトドアにおいて軽さは圧倒的正義。

どんなに便利でも、

どんなにインスタ映えても、

重ければ、だんだん使う頻度が減り、倉庫の肥やしになるのがお約束です。

焚き火ハンガーは、焚き火に耐えられるよう、100%鉄製です。
鉄のかたまりです。

重量は太さや大きさにもよりますが、数kgにはなります。

片手でひょいと持ち上げられるような重さではありません。

そして価格。

ものすごくざっくり言いますが、大体1万円前後です。

ないならないで間に合うものに1万円ってなかなかセレブじゃないですか?

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あとはシュラフとか服とか干すことも考えたら、

高さ1mぐらいはあったほうがいいよね

とか、

鉄だと折りたたむこともできないからかさばるよね

とか、

車に乗せるとき、トランクから運転席までまたぐような載せ方になって、急ブレーキかけたときにフロントガラスつきやぶる勢いで突っ込んでくるよね

とか、

後ろの席に乗るとき、それがまたいでるから頭打ったりして邪魔だよね

とか、

長いから天秤の原理かなにかで
実際の重さ以上に重く感じるよね

みたいなこまごましたジレンマが邪魔してなかなか踏み切れなかったわけです。

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そんなある日、「おっ、これは!」と、目に止まったのが

ミニマルワークスのインディアンハンガー

黒光りで無骨なスタイルはそのまま活かしながら、一番大きな違いは素材がアルミということ。

サイズが高さ143cmから44cmまで4種類ありますが、一番大きいXLサイズでも1kgの軽さです。

鉄ではまずムリな軽さで、一番のネックだった重量を余裕でクリアしてきました。

そして、これもアルミならではの特性!

折りたたんで収納できるのです。

収納時の幅はなんと40cm

リュックにもラクに入ります。

1kgで40cmのサイズとなると片手でひょいと持ち上げられるレベルです。

これならお蔵入りになりません。

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ただ1つ問題が…。

それは価格

服とかシュラフとかかけたいということで、使用時の高さが100cmあるモデルを前提に話を進めますが、ミニマルワークスのインディアンハンガーだとLサイズ以上が必要になります。
その価格8500円…。

アイアンハンガーとあまり変わらない、1万円覚悟の予算感になってしまいます。

…やはり焚き火ハンガーはセレブアイテムなのか…。

…ん、待てよ?

このシンプル構造なら簡単にパクれる…

Amazonとかに安い中華版あるんじゃ?

早速見てみるとやっぱりありました。

Repiow、Lixada、FLYFLYGO…

全く聞いたことないメーカー、

聞いたことないのにどこかで見たようなデザイン…

そうですね、オマージュですね。

典型的中華パターンです。

って、ディスりぎみに言ってますが、これでいいんです。

テントとかザックとかタープとか、今までまずは中華から的なノリで見てきてたのに、なぜ今回に限ってその発想が及ばなかったのか。

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価格は同じサイズで5000円やら3000円やら期待通りの価格破壊ぶりです。

さあ、ようやくスタートラインに乗りました。

使用時の高さ100cmクラスで主要なスペックを比較してみましょう。

重さ 収納時の幅 使用時の高さ 価格
ミニマルワークス 840g 48cm 110cm ¥8,800
FIELDOOR 1,300g 50cm 108cm ¥4,200
Repiow 790g 44cm 90cm ¥3,999
Lixada 813g 40cm 96cm ¥3,699
naturehike 790g 44cm 90cm ¥4,580

まず収納時のサイズはどれも変わらないと思っていいです。

目につくのはFIELDOORの重さ。

他の800gに対して、1.5倍の1300gです。

しかしこれには理由があります。

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FIELDOORはアルミと言っても、より強度の高いジュラルミン製なのです。

その強度を活かして耐荷重はなんと20kg

他の製品は耐荷重がいまいちはっきりしませんが、実際に使ってみた感じでは10kgもかけるとしなって不安な感じになったので、まあ5~8kgといったところじゃないでしょうか。

耐荷重を重視するかどうかは、鉄製品をハンガーにかけたいかどうかで決まると思います。

アウトドア鍋の代表ダッチオーブンとか。

FIELDOORはこの中華群の中では一番作りがしっかりしている印象です。

鉄製品ぶらさげる予定ならおすすめです。

ていうかこの会社、何気に日本メーカーなんですよね。

いつも中華アウトドアグッズの競合に並んでくるので、中華とばかり思ってましたが、日本の会社なのです。

そういう意味でも品質は期待できると言っていいかもしれません。

ただ、まぁ…デザインが微妙なんですよね…。

なんだこの上のシルバーキャップは!

ギザギザにして開け締めしやすくするのはともかく、せめて色は黒だろ!

いや、まあ完全に個人的な好みの問題ですが…。

他社と同じようにマットブラックで統一されてたらこれが買いなんでしょうけど、個人的にはこのデザインは受け付けません。

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次に価格を比較。

ミニマルワークスは他のに比べ2倍くらいします。

品質に差があるようには思えませんが、ブランド代ってところですかね。

ミニマルワークスってニュートラルアウトドアみたいなスタイリッシュな路線でブランディングしてますよねここ。

まあ韓国企業ですけどね。

と言っても、アウトドアチェアでトップブランド扱いの、あのヘリノックスも韓国企業なので、今さら韓国、中国だからどうのこうの言うほうが時代遅れなのかもしれません。

Lixadaとnaturehikeは過去に別のグッズでお世話になったことがあります。

リフォーム会社みたいな名前のLixadaはネイチャーストーブでお世話になりました。

naturehikeはテント。

さっきから中華、中華って馬鹿にしてますが、どっちも非常に良質で、いまなお現役です。

まさにお値段以上(C)ニトリ

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実際に使ってみた上での満足度から、自分的にはこの2社は名前聞いただけで好印象です。

まさにブランドですね。

いやー中華企業がブランド力を持つ時代が来るとは…。

スマホとかPCなんてもはや日本製は地雷でしかないですからね。

MADE IN JAPANも地に落ちたもんだ。

さて、naturehikeとLixadaのハンガーラックはというと、naturehikeはすべて普通ですね。

悪くはないけど何か飛び抜けてるわけでもないです。

Lixadaは価格が最安です。

デザインも問題なし、スペック的に他に気になる点もありません。

あとはRepiowというメーカーもほぼ同じですね。

価格が300円違うのは誤差の範囲です。

中華版は似たような製品がいくつも違うメーカーで出されているのが基本なので、RepiowもnaturehikeやLixadaと実質同じものと見て良さそうです。

けっこう頻繁に価格が上下するので、買うときに一番安いのを買えばいいんじゃないでしょうか。

ちなみに僕はnaturehikeを買いました。

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それが良かったのでこの記事を書いたわけですが、ここまで記事を書いてきて、なぜ、Lixadaを買わなかったのか、わりと後悔してます…。

たかが2000円差なんですが、少し探せば見つかったものを探求しなかった自分に嫌悪感があるのです…。

インディアンハンガーの半額のnaturehikeを見つけた時点で、勝った気になって衝動買いしてしまった…。

今から買う人は僕のような失敗をしないようにAmazonの「この商品をチェックした人はこんな商品も」の欄をチェックすることをおすすめします。

実際の使用感については別の記事で。

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公開日:2020.6.5
更新日:
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