モンベルのU.L.MONOはレジ袋じゃなくて立派なサコッシュ！

モンベルのサコッシュはチェックしたか？

いやいや、そんなことはないぞ。確かに見た目はペラペラでストラップまで全部つながってるようなシンプルさだが、そのシンプルさが最大の魅力なんだ。

まず、このサコッシュの重さ。なんと37グラムだ。もはや重さを感じないレベルだな。

そう。大抵のサコッシュはストラップが別素材だったり、ポケットがいくつもついてたり、それはそれで便利なんだが、その分重さは増えるわけだ。このサコッシュほど極限までムダを省いたものは他にない。

このモンベルのサコッシュは生地にリップストップナイロンを使用している。

リップとは「裂ける」、ストップは「止める」、つまり避けにくいナイロン素材ということだ。生地に格子状に縫い込むことで、万が一裂けてもその縫い目で止まるように作られている。

そうだな。特に登山など木や枝に服をひっかけることはよくある。そんな状況に対して避けにくいリップストップナイロンは頼もしい素材だ。そしてこのモンベルのサコッシュはリップストップナイロンの中でも強度の高い「バリスティックナイロン」を採用している。

アメリカのデュポンという会社が開発したナイロンで、その強度は5倍とされる。その強度は防弾チョッキに使われるほどの信頼性だ。

このモンベルのサコッシュの魅力はそんなもんじゃないぞ。この生地はバリスティックナイロンであり、シルコートナイロンでもあるんだ。

表面をシリコンで薄くコーティングしたナイロンのことだ。コーティングによりナイロン自体の強度が上がる。

何を言っているのか分からんが、まぁレジ袋の強度とは雲泥の差ということが分かっただろう。

スペックに驚いてたくせにちょいちょいディスるな…。これはファスナータイプだ。それ自体は特に珍しくもないが、このサコッシュのいいところはファスナーの端が余分に取ってあることだ。

さっきからレジ袋レジ袋とバカにしてるが、そのレジ袋感が1つのセールスポイントであることを忘れてはいけない。

このペラッペラで全部1つながりのような極限のシンプルさが、収納時に大きな力を発揮する。畳んだときのサイズは手のひらサイズだ。指は含まない、ガチの手のひらの大きさまで小さくなる。

ほめてるのか？それ・・・。

このサコッシュはサコッシュには珍しくサイズが選べる。SMLの3サイズだ。

これぐらいじゃないかな？用途に合わせて複数サイズを使い分けるのもいいな。たためば手のひらサイズになるし、数10グラムの軽さだからいくつ持っていてもかさばらない。

そして、レジ袋ならではのメリットその2。それは見た目のわりにたくさん入るということだ。中で整理しやすいように仕切りがついたりポケットが分かれているサコッシュも多いが、そのタイプは得てして収納力が犠牲になりやすい。

価格は1500円だ。

もうネタにしてるだろそれ。

1つだけ注意しておきたいのはさんざんサコッシュと言ってきたが、この商品名は「サコッシュ」じゃなく「U.L.MONO」という。

それが通じない可能性があるから注意が必要なんだ。実はモンベルのサコッシュという商品は他に存在する。

そういうことだ。だからモンベルに行って「サコッシュください」と言うとこっちを紹介される可能性がある。まぁそんな杓子定規なスタッフもいないだろうが、もし通じなかったら、「U.L.MONO」の名前を伝えるとスムーズだろう。

・・・まぁ、それが一番かもな。