遭難の備え、登山保険だけで本当に大丈夫?ヘリ捜索特化の「ココヘリ」が頼もしい

登山保険に入っても残る不安

この前の登山保険のすすめで、登山保険なしに登山することがどれだけハイリスクなことがわかりました。
それはよかった。
ただ、登山保険に入ったのはいいんですけど、完全に不安が消えたわけじゃないんですよね…。
どういうことだ?
どんな登山保険でも救援費用はせいぜい500万円までしか保障してくれないじゃないですか。
なるほど。まあ、それは確かにそうだな。
500万円って金額だけ聞くとすごい金額ですけど、救助費用としてはそんなに余裕のある金額ではないですよね。
ほう、この前の登山保険考察で救助費用の感覚が身についたようだな。
救助員50人で1日150万3日で450万ですよ!
遭難して3日ぐらい見つからないことなんて、そんなレアケースでもないと思うんですよね…。
特にヘリ!
1時間で50万!2時間で100万!
500万なんてあっというまに消えますよ。

遭難救助の中でもヘリ救助に特化した「ココヘリ」

そうだな。命には代えられないコストとは言え、ヘリの費用だけはどうしても気になるところだ。
そのリスクだけにフォーカスを当てた「ココヘリ」というサービスがある。

ココヘリ?
実際に遭難したときの状況をリアルにイメージしてみると、1時間で数十万円も変わるヘリのコストが最も予測しにくい。
山の遭難に備えるという点では、登山保険と同じなんだが、このサービスはそこに特化したんだ。
えー、すごい! じゃ、ヘリの費用全部見てくれるんですか?
負担されるヘリの費用は3フライトまで、時間にして9時間程度だ。
ん・・・? ということはさっきの計算だと450万ぐらい・・・?
あれ・・・そんなに驚くほどのカバーではないですね・・・。

発信機xヘリがココヘリの強み

金額だけ見るとそうなる。
しかし、それだけで判断するのはもったいない。
ココヘリは「とりあえず金だけ払う」ような表面的なサポートにとどまらない。
ココヘリの最も頼もしい点は、専用の「発信機」を手がかりに捜索することだ。
発信機?ビーコンみたいなものですか?
ビーコンの電波の飛距離はせいぜい数10メートルだが、この発信機は16km離れたところから位置を特定できる精度を持つ。
その点から考えるとビーコン以上の性能と言える。
ココヘリに入会するとこの発信機が送られる。
縦横数センチ、重さ20グラムの小ささだ。常に身につけていても何の負担も感じないレベルだ。
さらに、電池は一度充電すれば3ヶ月持つ。1ヶ月に1度充電しておけばまず電池切れの心配もない。

それは頼もしいですね。
でも機械を頼るってちょっと不安な気も…。
この発信機はパナソニックで生産されている。
機械としての品質は信頼できる。
なるほど、日本製はやっぱり安心感がありますね。
直径16kmの範囲をヘリで捜索することをイメージしてみるとどうだ?
一瞬・・・だろうなぁ。
足では大変な山の起伏もヘリなら関係ないですからね。
仮にその範囲で見つからなくても、すぐ次の16km範囲の捜索に移ることができる。
やろうと思えばヘリの費用負担の方をもっと手厚くすることもできたはずだ。
しかし改めて考えるとそれはあまり意味のないサポートだと分かる。
そうなんですか?
高額な費用を負担するというのは長時間の捜索をサポートするということだ。
しかし、実際に遭難した人間の状況を考えてみろ。
食料は十分にあるのか?
夜を過ごす装備は持っているのか?
計画的に遭難する人間などいない。
いくら万が一に備えていたとしても、いざその「万が一」に直面するとろくに準備できていないことの方が多い。
そうなると、そもそも遭難者が長時間の捜索に耐えられるかという問題がある。
あっ・・・そうか・・・。
どれだけ長時間捜索して見つかっても助かるかどうかはまた別の問題なんだ・・・。
遭難時の救命率を表す指標として「72時間の壁」という言葉がある。
72時間を超えるかどうかが救命のボーダーラインということですか?
そうだ。この指標により、遭難の救助は72時間以内に救助しなければならないとされていた。
「いた」って…今は違うんですか?
それを判断するための基準として、ここに阪神淡路大震災時の救出時間と生存率の割合の統計がある。

えっ!?
2日目ですでに10%!?
そう。
つまり、「72時間の壁」どころじゃない。
24時間以内に救助しないと、たとえ見つかっても助からない可能性が一気に上がるということだ。
捜索時間を長くしても意味がないってそういうことか…。
だったら確かに救助費用を手厚くするより、いかに早く見つけるか、という点に力を入れた方がいいですね。
そうだ。
そしてそれに最も有効なのが発信機xヘリのコンビだ。
自分の位置を一番広範囲にアピールしてくれる発信機、特定の位置に一番早く行けるヘリコプター…、最強の組み合わせですね。
あれ、でもヘリって日本だとそんな待機できる場所ないですよね?
ヘリ自体も所有するの大変だし…。
自社所有のヘリもあるが、航空のプロ、6社の航空会社と提携し、全国の山域に拠点がある。
・日本ヘリシス 株式会社
・有限会社 ジャパンフライトサービス
・大阪航空 株式会社
・匠航空 株式会社
・佐賀航空 株式会社
・有限会社 アドバンスドエアー
もうこの流れでたぶん大丈夫だろうなと思いながら聞いたけど、やっぱり大丈夫だった・・・
あ、いや! 実績は!? 実績はあるの!?!?
机上の空論じゃ意味ないですよ!?(やけくそ)
2018年で救助要請が4件あったが4件とも無事救出された。
救助要請から24時間以内の救出率も100%だ。
ついでに実際の救助時のデモ動画もある。これを見ればその不安は解消されるだろう。
そもそも聞いたこともないサービスに命あずけることが不安っていう話が・・・
登山保険の「jRO(日本山岳救助機構)」、「労山(日本勤労者山岳連盟)」は知ってるか?
それはさすがに私でも知ってますよ。
登山やってる人で知らない人はいないんじゃないですか?
ココヘリはこれらと公式にコラボしている。

↓jROとのコラボ


↓労山とのコラボ


・・・まいりました。

ココヘリに必要な費用は?

サービス内容は十分求めるものを満たしてくれてるのは分かったんですが、それにいくらかかるんですか?
いくら内容が良くても手が出せない金額じゃ意味ないですよ?
費用は年間3650円だ。あと入会した最初の年に入会金3000円がかかる。
3650円ということは365日で割ると1日10円ってことか…得られる安心感を思うと十分安いですね。

最後に

登山保険だけだと、救助までの具体的なイメージがはっきりしなくてどうしても不安が尽きなかったんですよね。
救助開始してもそこから何時間、何日かかるかは状況次第ですごく幅がありますよね。そもそも見つからない可能性だってあるわけだし。
いくら大勢で探すにしても、人力で山を探すっていうところにどうしても無理がある気がしてたんですよ。
でもココヘリの発信機とヘリの連携には細かい説明されなくても「あ、それなら安心だ」っていう揺るがない安心感がありますよね。
もちろん救助を依頼する確率より依頼しない確率の方が圧倒的に高く、大抵の場合、この費用は掛け捨てになるわけですが、この安心が1日10円で買えるなら、決して無駄な投資ではないんじゃないでしょうか。

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公開日:2018.12.24
更新日:
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