ナチュラルキャンプならこれ!ニュートラルアウトドアのGEテント

数あるキャンプグッズで最終目標だったゲルテントをついに買いました。

ニュートラルアウトドアのGEテントです。

2018年ごろから人気急上昇のナチュラル系キャンプスタイル。

模範的ナチュラルサイト

アウトドアといえば原色系の元気な色使いが基本ですが、全体的にオフホワイトやベージュのナチュラルカラーでコーディネイトするスタイルですが、僕もそのスタイルに一目惚れした一人です。

そしてこのナチュラルスタイルのさきがけと言われるのがノルディスク


(C)nordisk

リリースされているアイテムすべてナチュラル系という徹底ぶりで、特にティピーテントのアルフェイムやゲルテントのアスガルドが有名です。

ナチュラルテイストにシロクマのロゴが映えるんですが、とにかく価格が高い!

一番小さい3人用でも10万円です…。

やっぱりこういう一目惚れしそうなアイテムって選ばれた人のものなんだな…と。

が、そんな諦めに応えるように登場したのがニュートラルアウトドア

ノルディスクと同じようにリリースするアイテムが全てナチュラル系、というかもうブランド名に「ニュートラル」を冠してしまうくらいナチュラル系にこだわる気合の入りようですが、価格がノルディスクの半額なんです!

そんな一気に安くなると心配なのが品質とデザイン性ですが、結論から言うと品質もデザインも全く問題ありません。

最大の違いは材質

見た目的には色はもちろん、サイズも同じだし、ベンチレーションなど細かい作りも見分けがつかないレベルです。

初めて見る人が見比べて分かる違いはロゴぐらいじゃないでしょうか。

ただ、形は同じなんですが、最も大きな違いとして材質の違いがあります。

ノルディスクのアスガルドはコットン、ニュートラルアウトドアのGEテントはポリエステルです。

ノルディスクのアスガルドの方はコットンと言っても綿100%ではなく、ポリエステルを混紡させたポリコットンなので、コットンの特性である保温性と透湿性はそのままに、コットンの弱点である耐水性を強化した素材となっています。

一方ニュートラルアウトドアのGEテントは単純なポリエステルなので、耐水性はありますが、保温性と通気性は期待できません。

とまぁ、こういうとやっぱりノルディスクだなと思われそうなところですが、とても重要なスペックを忘れてはいけません。

重さの違い

それは重さです。

キャンプ道具というものは使えば使うほど軽さの恩恵を身にしみて感じます。

キャンプにおいて軽さは何よりも正義と言っても過言ではありません。

「欲しいキャンプ道具ランキング」と「買ったけど使わなくなった道具ランキング」、どちらもダッチオーブンが堂々の1位という事実がそれを証明しています。

色んな料理ができてそこにあるだけで絵になるダッチオーブンはみんなの憧れですが、その重さゆえに結局使わなくなるという典型例です。

キャンプ道具は車で運ぶんだから重さは関係ない?

いやーw

人の怠け心をなめちゃいかんですよ。

その車に積み込むまでのわずかな持ち運び距離、そして、現地に着いたあとの積み下ろし。

想像するとたった一瞬の負荷ですが、そんな一瞬のしんどさでもなんとかなくしたいと思うものなのです。

キャンプ道具は1つではありません。

少しの重さが積み重なってモチベーションがどんどん削られていくのを体感すると、「もう見た目とか品質よりもとにかく軽いやつにしよ…」となるのは明らかです。

さあ、そこでコットンのテントですよ。

一度持ってみてください。

あまりの重さにビビりますから。

一番小さいアスガルド7.1でも15.5kgありますからね。

冗談抜きで女性だと1人で持てないレベルです。

10人用のアスガルド19.6なんか20kgですよ?

ここまで来ると男性でも持てるか怪しくなってきます。

ダッチオーブンがいくら重いって言っても30cm径の大きめサイズでもせいぜい12kg程度。

それより遥かに重い道具を使い続ける自信ありますか?

まぁテントはダッチオーブンと違って、ないとキャンプが成立しないので、意地でも持っていくでしょうけど、毎回その重さでキャンプ開始時点のモチベーションが削られるのは避けられないでしょう。

さて、じゃあニュートラルアウトドアのGEテントの重さはどうでしょう?

ここで素材の重さの差が顕著にでます。

ニュートラルアウトドアはなんと7kgです!

もちろん同じ大きさのモデルとの比較で、です。

価格も半分、重さも半分。

必要な部分だけ削ったすばらしいスペックです。

実際使ってみて重さが気になることはありませんでした。

ということで、安いからといって何もかも劣っているかというとそんなことはなく、重さについてはノルディスクよりもニュートラルアウトドアのほうが有利なのです!

まぁ、見た目の風合いはやはりコットンに軍配があがりますけどね。

重厚感というか伝統的な遊牧民の雰囲気が出るのはコットンです。

パップテントなんかもそうですが、この雰囲気のアイテムは汚れも含めて味わい深さがあります。

ポリエステルは良くも悪くも普通のテントの素材で、いかにも合理性優先って感じが全面に出ます。

ただ、この圧倒的な軽さ、そして管理のラクさを考えればどう考えてもポリエステルです。

今言ったことをいきなり覆す感じになってしまいますが、風合いよりも全体の形状から来る存在感が圧倒的に大きいので、素材が何かなんてたぶん誰も気にしません。

買う前にそこだけが引っかかってた僕でさえ、実際にキャンプしてる間、そのことが気になることはありませんでした。

乾燥の早さ

そしてノルディスクに使われているコットン素材にはもう一つ大きなマイナス点があります。

それは、乾燥が遅いこと。

どんなテントでもしまう前にはきちんと乾燥させなければいけません。

濡れたまま収納すれば、防水性は一気に劣化します。「加水分解」ってやつです。

綿のTシャツとポリエステルのTシャツを干すイメージをしてもらえればわかりやすいと思いますが、乾燥するのに綿は半日かかりますよね。

ポリエステルだと1,2時間です。どうかすると脱水した時点で既にほぼ乾いてたりします。

テントで一番面倒なのは乾燥です。

設営は簡単でも、しまうときが面倒なのです。

いくら晴れていても、夜を越せば結露は避けられません。

ポリエステル混紡と言っても基本はコットンなので、水は普通にしみこみます。

Tシャツならともかくこのサイズのテントを乾燥させるのは場所も限られるし、かかる時間も気が遠くなるレベルです。

そしてコットンの吸水性の良さはTシャツを例に出すまでもなく抜群なのは承知の通り。

その抜群の吸水性がテントではマイナスに働いてしまいます。

ただでさえ重いコットンのテント、水を吸うとさらに重厚感を増します。

吸ってしまう分、結露はしにくいですが、その重さにいつまで耐えられるでしょうか。

絶妙なサイズ感

ノルディスクのアスガルドを初めて見たのは、とあるキャンプ場でした。

まだそのときはこんな形のテントがあること自体知らなかったので、曖昧な記憶しか残っていませんが、そのときはデザインの良さよりもとにかく大きさにビックリしました。

ただ今思えば、今までサバイバル的な印象の延長のイメージしかなかったキャンプのイメージに、なんか別荘のようなリッチさをいいなって思ったのがナチュラルスタイルを好きになった最初のきっかけだったような気がします。

たぶんあのときのアスガルドは一番大きいサイズの「19.6」だったんじゃないかなと。

で、欲しいと思うと同時に、あのサイズはないなとも思いました。

キャンプ場など場所を譲り合いながら使う場所なんか特にですが、1人で場所を専有すればするほど気持ち的には申し訳無さから窮屈な感じになってきます。

そもそも10人もの大人数でキャンプすることはまずないし…。

で、今回買ったニュートラルアウトドアのGEテントは3人用「3.0」だったんですが、実際に使ってみるとこれがまぁ絶妙なサイズ感で大成功でした。

パッと見の大きさも大きすぎず小さすぎず、中に入ってみると普通に直立できる高さ、3人ぐらいまではお互いを意識せずに自分の空間を確保できる広さ。

構造上、ポールが室内のど真ん中に直立する形になるので、邪魔になるだろうなと思ってましたが、そんなのよけるまでもない室内の広さなので、取り越し苦労でした。

本当に絶妙なサイズ感です。

スノーピークなんかはどのアウトドアショップに行っても展示してありますが、ニュートラルアウトドアはかなりニッチなブランドなので展示されてることはほとんどないです。ていうか見たことないです。

ナチュラル系がだいぶメジャーになってきたせいか、ノルディスクは最近よく見るようになりましたけど。

なので、基本的にネットの写真で判断するしかなかったんですよね。

周りに置いてあるアイテムとの比較でなんとなくイメージはできるものの、やっぱり実際に眼の前にするのとでは全然情報量が違います。

なので、とりあえず3人がラクに寝れるサイズならこんなもんだろうという推測で購入したわけですが、まさかここまでジャストサイズとは嬉しい誤算でした。

ちなみにGEテント3.0は5人までOKということになってますが、5人というのは「物理的にOK」なレベルであり、普通に過ごすにはムリがあります。

まぁ寝るだけって感じでしょうね。

4人なら起きて談笑したり、それぞれ好きなように過ごしたりはできますが、荷物を整理したり各自が少しずつ気を使わないと他の人のスペースに干渉することになります。

アイボリー色は見た目の良さだけじゃない

ナチュラル系キャンプコーデの必須カラー「アイボリー」。

見た目100%で買いましたが、実際に使ってみると、このアイボリー色、実用性も高いです。

それは日中、テントの中で過ごすとき。

一般的なテントは青や黄色や緑なんかの原色が多いですが、昼間は、テント内がその色で染められてしまいます。

けっこう目が疲れます。

そもそもせっかくキャンプに来て昼間からテントの中で長時間過ごすこともないかもしれませんが、曇ったり、天気が微妙なときは意外とテントの中で過ごすのもいいものなんですよね。

というかこのGEテントで初めてそれを知りました。

今までのテントは、登山用も兼ねていて、寝るためだけの必要最小限のスペースのテントだったので、テントの中で家のように過ごすという発想がなかったんです。

しかしニュートラルアウトドアのGEテントなら1人は言わずもがな、3人でも家感覚でゆったり過ごせる広さ、立ち上がっても頭がぶつからないゆとりのある高さ、そしてこのアイボリーカラーのおかげで室内空間が本当に家のように何の違和感もなく過ごせたんです。

ちょうどそのとき、天気が崩れてぐずついた感じになってしまったので、必然的にテントの中で過ごすことになってしまったんですが、普通にテントの中で非日常な時間を楽しむことができました。

キャンプの楽しみ方を1つ増やしてくれました。

設営手順

さて、大掛かりなテントなので、買う前に心配していたのはちゃんと設営できるのかな?ということ。

広げてみて「…え、どうするのこれ」と一瞬途方にくれた瞬間

説明書は見開き1枚の潔さ(笑)

グランドシートとインナーがファスナーでつながってるけどこれは一体何の意味が…?

という感じで、立て続けに意図が理解できない要素が出てきたもので、買ったはいいけど一瞬、何かやらかしてしまったような変な感じになりました。

結局順番通り進めていけば誰でも設営できる簡単な構造でした。

ちなみにグランドシートとインナーのファスナーは切り離すことでタープのように使うことができます。

日を遮りつつ、風通しがとてもいいので、夏の昼間などにいいですね。

半分だけ接続して土間のように使うのもアリです。

グランドシートはブルーシートのようなしっかりとした生地で、破れる心配は基本的にありませんが、僕はその下にさらにグランドシートを敷くようにしています。

GEテント3.0は直径3メートルなので3メートル四方のグランドシートがあればOKです。

ただ基本的に一般のグランドシートは四角形で四隅がテントからはみ出す形になるので、そこは適当にテントの中に折り込んでしまえば気になりません。

また、いくら見えないと言ってもリアルブルーシートではせっかくのナチュラルテイストが台無しになってしまうので、目立たない色にしたいところです。

おすすめはダークグリーンで3メートル四方のこれ。

写真だとわかりにくいですが、生地はしっかりブルーシート的な厚みがあり、品質は確かです。

地面に石などの突起があっても本体の底を保護できるのはもちろんですが、それ以上に濡れないのが実用性に直結します。

いくら晴れていても地面からは水蒸気が上がってくるので、撤収前に乾燥させないといけませんが、グランドシートを敷いておけばテント本体はすぐに片付けOKとなります。

これが精神的にすごくラク。

犠牲になってもらったグランドシートは他でいつでも乾かせるし、そもそも水にやられるようなヤワな奴じゃないので、これもそのまま片付けてしまいます。

ペグはダメダメ

さて、いいことばかり褒めちぎってきましたが、ダメなところもあります。

それは付属品のお粗末さ。

まず、ペグ。

さすがにプラスチックではありませんが、最低品質の鉄棒です。

ちょっと強めに叩くと折れるし、ちょっと角度を間違えるとクルンって回るし。

この手のガッチリテントには鍛造ペグがおすすめです。

エリッゼステークソリッドステークなどが有名ですが、鋼鉄を1100度で真っ赤になるまで熱し、叩いて鍛え上げたとにかく頑丈なペグです。

「絶対に折れないペグ」と言ってもいいほどです。むしろどうやったら折れるのか知りたい。

その分、1本で200gと相当重いのが難点ですが、GEテントのようなガッチリテントを使う時点で、車移動が前提になるでしょうからそれほど気にしなくていいはずです。

ただ、GEテントは自立式に近い構造なので、ペグの存在意義はそれほど重要ではありません。

個人的にはガチの鍛造ペグよりもなんちゃって鍛造ペグをおすすめします。

Soomloom…?と思うかもしれませんが、覚えなくていいです。

いつの間にかなかったことになってることの多い中華ブランドなので。

見た目は同じですが、エリッゼステークが8本で3000円ほどするのに対し、こちらは16本で1800円と、価格が極端に安いので、製造段階で鍛造のような手間のかかることはしていないのは明白です。

でも、じゃあ貧弱かというとそんなことは全くありません。

少なくともジュラルミンペグの比ではありません。

正直、僕レベルの用途であれば本家鍛造ペグとなんちゃって鍛造ペグの違いを感じることはありません。

そして、適度に軽いので、本家鍛造ペグより使いやすかったりします。

GEテントは必要なペグの本数が20本近くと多いので、1本あたりのコストは結構影響します。

このなんちゃって鍛造ペグならちょうど16本と都合がいいので、その意味でもこちらをおすすめします。

このペグが力不足なのは台風下の全て吹っ飛んでいきそうな荒天下ですが、そんな状況ならペグ以前にキャンプしてること自体に問題があるので、気にしなくていいです。

自在金具もダメダメ

さて、ペグもダメなら自在金具もダメです。

基本的に付属品の質が低いですね。

プラスチック製なので、張り綱のテンションがかからず、ズルズル滑って緩んでしまいます。自在の意味が全くないです。

まぁこんなものはちゃんとしたものを買っても500円程度なので、その分テントが安く買えるならありがたいことです。

自在金具もエリッゼから出ていて、とりあえずこれを買っておけば間違いないです。

風通しは皆無

そして室内の通気性ですが、ほぼゼロです。

全方向に窓があるし、天井にベンチレーションもあるから通気性良さそうに見えますが、ゼロです。

この程度の大きさの窓で風通しを期待してはいけません。

酸欠にならないための窓程度に思っていおいたほうがいいです。

上のベンチレーションなんか見た目からして「いや、こんなところから空気出入りしないでしょ」といいたくなる構造で、付ける必要あったのかなと思ってしまうレベルです。

そして、忘れてはいけないポリエステル生地。

しっかり熱を吸収するので、日中の室内は何もしなくても暑いです。

曇りであれば快適に過ごせるので、晴れた日はおとなしく外で遊びましょう笑

最後に

ということで、ニュートラルアウトドアGEテントの良い面、悪い面を見てきましたが、総合的に大満足のテントです。

所有欲というのか、持ってること自体が嬉しくなる系のアイテムですね。

価格に対して得られるものがとても大きい印象です。

ぜひナチュラルキャンプライフを満喫してください。

広告
公開日:
↑
single-gear